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コロナウイルスをきっかけに学ぶ横浜の家庭をサポートする仕組み
横浜には子育て中の家庭をサポートするさまざまな事業があります。
私も、子どもが小さいときには電話相談や親子の居場所、小学生になってからは放課後預かりなどをよく利用していました。
担当の方がいつも親身になってくれて、とても心強かったです。
市の事業では、新型コロナウィルスの広がりを受けて休止しているものもありますが、小学校の放課後預かりなど、継続しているものもあります(預かり事業は利用範囲を限定して実施)。
学校が休みになり、公共施設も休館するなか、子どもたちはどうやって日々を過ごせばいいのか、各家庭ではいろいろな悩みを抱えているかもしれません。
現在利用できるサービスを、民間企業が提供するものも含めてピックアップしてみました。
赤ちゃんが生まれる前から成人するまで、横浜市ではさまざまな子育て支援制度があります。
その中から、小さな子どもの預かり事業と、ひとり親家庭への支援についてご紹介します。
おもに就学前の子育てを応援する制度の一つに、誰もが利用できる「預かり事業」があります。
預かり事業は大きく分けて「横浜子育てサポートシステム事業」と「乳幼児一時預かり事業」。
子育てサポートシステム事業の対象は生後57日から小学校6年生までです。
預かりサービスの利用には、会員登録など事前の手続きが必要ですが、仕事に限らず、プライベートな用事があるときやリフレッシュしたいときなど、どのような理由でも利用できます。
新型コロナウィルスへの対応として休館となった公共施設が増えていますが、子育てサポートシステム事業について、市では「これまでどおり事業を継続しておりますが、会員(利用会員、提供・両方会員)及びそのご家族、お子さんの健康状態に十分留意してください。」とのコメントを発表しています(3月2日現在)。
なお、乳幼児一時預かり事業については、各施設により対応が異なります。
(子育て支援課子育て支援係へようこそ!)https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/kosodateshien/shien.html
(横浜子育てサポートシステム事業)https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/kosodateshien/supportsystem.html
(乳幼児一時預かり事業)https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/kosodateshien/nyuyoji-ichiji/nyuyoji-ichiji.html
横浜市では、おかれた環境にかかわらず子どもたちが健やかに育つために、ひとり親家庭への支援を行っています。
事業内容は、就労支援、職業訓練に対する給付、日常生活を支える家事・育児サポート、法律に関する相談、日々の生活に関する相談、ひとり親家庭の子どもたちからの相談など。
子育てや福祉サービス利用料の減額も実施しています。
(ひとり親家庭の方への支援)https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/oyakokenko/hitorioya/boshi.html
突然の休校で、「勉強はどうなるの?」と不安を感じつつ、子どもの食事に追われている家庭は少なくないと思います。
そんな家庭の食をサポートするサービスがリリースされています。
家事代行サービスの株式会社CaSy(カジー)では、臨時休校支援プランとして「つめるだけ。CaSyの5日分お弁当作りおきメニュー」を開始。
4月6日まで、小中校生のいる家庭を対象に、通常料金の4割引きでサービスを提供します。
(CaSy サービスサイト)
https://corp.casy.co.jp/news/release/200228/
ライフサポートの株式会社ぴんぴんころりが運営する「東京かあさん」では、高校生以下の子どものいる家庭を対象に入会金無料サービスを実施(3月31日までに問い合わせをした新規利用者の場合)。
東京かあさんは「ご近所にもう一人お母さんを持てるサービス」。
家事だけでなく話し相手や相談相手にもなってくれるのが特長です。
(東京かあさん)
https://kasan.tokyo/news/rinji/
学びに関しては、子どもや保護者の不安をなくすために、休校になっても学び続けられるように、春休み期間まで無料で提供されるプログラムが登場しています。
ネットコースと通学コースがあるN高等学校では、N高等学校と提携スクールであるバンタン高等学院が提供するオンライン学習動画配信サービスを、全ての人に無料で公開。
デザインや音楽、プログラミングなど、クリエイティブ学習にも触れることができます。
(学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校)
https://nnn.ed.jp/news/blog/archives/10089.html
経済産業省と事業者が教育とテクノロジーを融合させながら進める「未来の教室」のポータルサイトでは、学校休業対策として各事業者が提供するサービスが紹介されています。
小学生向けから高校生向けまで、大人も利用したくなるような魅力的なプログラムが盛りだくさんです。
また、文部科学省も学習支援コンテンツポータルサイト「子どもの学び応援サイト」を開設。
横浜市教育委員会でも、休業中の参考として上記2つのサイトを紹介しています。
(経済産業省 未来の教室)
https://www.learning-innovation.go.jp/covid_19/
(文部科学省 子どもの学び応援サイト)https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/index_00001.htm
ウィルスの広がりが私たちの生活に小さくない影響を与えている今、家族がお互いに思いやり、協力しあうことの大切さをあらためて確認しました。
もちろん、この状況がおさまっても、相手を思いやる気持ちが必要なことに変わりはありませんよね。
自分にできることはしっかりとやりながら、家族といっしょにこの状況に対応していきたいと思います。