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2022年 酉の市はどうなる?最新情報について

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2022年 酉の市はどうなる?最新情報について
酉の市は「1年の無事に感謝し、来る年の幸を願う」ためのお祭りです。
コロナ禍の影響で、ここ数年は規模の縮小や開催中止などが余儀なくされています。
ここでは、横浜の金刀比羅大鷲神社で開催予定の「酉の市2022」を紹介するコンテンツです。

2022年 酉の市はどうなる?最新情報について

酉の市とは「1年の無事に感謝し、来る年の幸を願う」ために縁起物の熊手を扱うお祭りです。
商売を行っている方々にとっては、1年で最も大切な行事の1つとなっています。
酉の市は東京を始め、日本全国で毎年開催されているのをご存知でしょうか?
横浜の「酉の市」でも、南区にある金刀比羅大鷲神社は大勢の人が訪れるのです。
今回は、横浜市南区で開催予定の「酉の市2022」の見どころと最新情報をお伝えします。

2022年「酉の市」開催概要

まずは、2022年の「酉の市」に関する概要です。

2022年の酉の市は、以下の3回開催となります。

この「酉」というのは、干支の十二支にある「酉」と同じです。
1年が十二支に割り振られているように「月」と「日」も十二支に割り振られています。
そのため、12日で十二支が一巡するのです。
通常「酉の日」は、1か月に2回しかまわってきません。
例年は2回開催が多いですが、2022年のようにタイミングが合えば酉の日が3日間の年もあります。

ちなみに、昨年2021年は全国の会場で感染対策を徹底して開催されたのです。
横浜の金刀比羅大鷲神社「酉の市」は、以下のようになっていました。

※2022年も詳しい開催内容が発表されましたら、最新情報を更新してまいります。

「酉の市」の歴史と始まったきっかけ

そもそも「酉の市」をご存知でしょうか?
酉の市とは、毎年11月の「酉の日」に鳥にゆかりがある全国の寺社で行われるお祭りです。
このお祭りでは、開運や商売繫盛など「1年の無事を感謝して来る年の幸」を祈願します。
酉の市の始まりは、江戸時代まで遡ります。

古、武将階級のみの祭りであった様ですが、この酉の市の祭事が商人や花街などの根強い開運守護神の信仰が深くなり、毎年11月の酉の日に盛んに斎行される様になりました。

酉の市 – 金刀比羅大鷲神社

江戸時代に農民たちが秋の収穫を祝い、幕府に鶏を奉納したのが由来していると言われています。
当時、酉の市という名前は「酉の祭(まち)」と呼ばれていました。
その後、市場のように盛んになったため、現在の「酉の市」という呼び方に変化したのです。
ただ、現在でも「酉の祭(まち)/大酉祭(おおとりまつり)/お酉様(おとりさま)」と呼ばれることも。

もともとは、農具や農作物が売られていた「酉の市」。
しかし、福を「掻き込む」商売の縁起物として現在のような熊手が売られるようになりました。

お酉様の熊手は酉(鷲トリ)が取るに通じ取る熊手というので福運をかき集める縁起から喜ばれ、熊手に開運守りをつけ鷲掴みという語源から更に大鷲づかみという縁起にもとづき掻き米(掻き込むの意味)として一般参拝者に授与されております。

酉の市 – 金刀比羅大鷲神社

酉の市で購入した熊手は、神棚や玄関などの目線よりも高い場所に飾る必要があります。
そして、この飾る場所も方角によって運気などが変わるのです。
みなさんも確認しながら、運気を上げたい方角へ飾ってみてくださいね。

酉の市で有名な神社は全国にありますが、横浜は南区の金刀比羅大鷲神社が有名です。
この金刀比羅大鷲神社の酉の市は、明治時代から始まったといわれています。
1991年には、金刀比羅大鷲神社の酉の市が横浜市無形民俗文化財として登録されました。

横浜で「酉の市」といえば金刀比羅大鷲神社

それでは、金刀比羅大鷲神社「酉の市」の見どころをお伝えします。
最大の見どころは、神社を彩る手作り提灯です。
会場である神社境内を大きな鳥居を囲むように飾られた提灯は、全て手作り。
また、屋台通りに並ぶ熊手も上に高く積み上げて飾られ、圧巻の光景でした。
これらの提灯と熊手は、職人さんが1つ1つ手作業で作っているのは驚きですね。

夜は昼間と異なる雰囲気となり、提灯と屋台の明かりが幻想的ですよ。
熊手だけではなく、食べ物も見逃せません。
食べ物の屋台だけで、なんと400店舗以上が立ち並びます。
横浜市内でこの時期に開催されるお祭りとしてはとても多く、最大規模となっていました。
焼きそば フランクフルト たこ焼き ベビーカステラ ケバブ など…
食べ歩きはできませんが、持ち帰り用の容器に入れてくれるため、安心ですね。

神社御祈祷熊手

金刀比羅大鷲神社について

金刀比羅神社

1859年横浜開港にあたり、港崎遊郭の岩亀楼主人である岩槻屋佐吉が讃岐国象頭山 金比羅大権現を勧請し、港崎町(現在の横浜公園の地)に祭祀した。

1872年に遊廓の移転とともに高島町7丁目の海側へ遷座。1882年4月に同様の理由で真金町へ遷座した。

1923年9月1日の関東大震災と1945年5月29日の横浜大空襲で共に被災。その度に再建されたが、現在の社殿は1988年8月に更に再建されたもの。

大鷲神社

1872年港崎遊廓が高島町に移転した際、東京の吉原に倣い、「おとり様」を勧請した。この時より、浅草と同様に酉の市が行われるようになった。当初は境内の末社であり別宮となっていたが、現在は金刀比羅神社の相殿に祀られている。

金刀比羅・大鷲神社 – Wikipedia
金刀比羅大鷲神社入口

このように、こんぴらさまとおとり様の相殿となっている金刀比羅大鷲神社と伏見稲荷神社があります。

神社の境内はそれほど広くありません。
鳥居をくぐって右手に手水舎がありますが、コロナ禍の現在では手水ができなくなっています。
御朱印も書き置きで対応しています。

金刀比羅大鷲神社 手水舎
御朱印見本
賽銭箱
伏見稲荷神社

参道の正面に社殿が。
社殿の右手に伏見稲荷社があります。

すし塚

それから境内には珍しい「すし塚」があります。

看板によると、このすし塚は神奈川県内にて寿司屋を営む人々(神奈川県鮨商生同組合)の希望により建立、日々の生計のために他の生き物を犠牲にせざるを得ない鮨業の人々がその供養と感謝を表す為に建立されたそうです。

2021年 横浜酉の市「一の酉」の様子

ここからは、2021年11月9日に金刀比羅大鷲神社で開催された「一の酉」の様子をご紹介します。
当日は昼頃までの大雨が降っていましたが、雨が止むと大勢の方が訪れていました。
あいにくの空模様にも関わらず、2年ぶりの開催を待ちわびていたという感じですね。
屋台通りはもちろん、神社への参拝客も多く行列ができていました。
神社は2022年も規制参拝が予想されるため、あらかじめ余裕を持って訪れましょう。

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金刀比羅大鷲神社へのアクセス

最後に「金刀比羅大鷲神社」への交通アクセスについてお伝えします。
アクセスは、横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋駅」から歩いて約5分です。
駅の出口を出ると、交通量の多い大通りに出ました。
この通り沿いをまっすぐ進み、4つ目の曲がり角を右折します。
約200mを直進すると、神社の鳥居が見えて来るため、到着です。

横浜市営地下鉄 阪東橋駅

2022年も横浜「酉の市」へ行こう!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、南区金刀比羅大鷲神社「酉の市2022」の見どころをお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
南区にある金刀比羅大鷲神社で毎年11月に開催される「横浜 酉の市」。
歴史ある「横浜 酉の市」3日間にかけて地元の方々が大勢訪れるお祭りです。
圧巻の雰囲気と屋台を楽しみに、2022年の「横浜 酉の市」へ足を運んでみませんか。
金刀比羅大鷲神社から駅方面へ1本通りを挟むと、横浜橋通商店街があります。
酉の市とあわせて、横浜橋商店街へのお買い物もおすすめです。

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