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保土ヶ谷バイパスのすぐそば今井川の水辺は癒しのスポット
保土ケ谷バイパスの狩場インター近くを流れる今井川をご存じですか?
散歩にぴったりな癒しのスポットをご紹介します。
目次
横浜に流れる川の一つ、今井川。保土ヶ谷バイパスの狩場インター近く、国道1号線のドン・キホーテなどのお店が並ぶ道路から一つ脇の道に入ると今井川の水辺があります。
今井川の水辺は遊歩道になっており、途中には広場もあって休憩ができるスペースもあります。
全長は7.0kmで、流域はすべて横浜市保土ケ谷区になる。保土ケ谷区今井町の横浜カントリークラブ付近に源を発し、横浜新道をくぐる地点より下流約5.6Kmは二級河川となる。保土ケ谷区法泉付近よりJR東海道本線と国道1号に沿って市街地を東に流れる。天王町駅付近で相鉄本線をくぐり、西区との区境に近い岩間町・西久保町の境で帷子川に合流する。
今井川 (神奈川県) – Wikipedia
遊歩道は国道1号線が近くにあるとは思えない静かな道になっています。
途中いくつかの橋が架けられていますが、保土ヶ谷はかつて宿場町だったこともあり「宿場橋」という名前の橋もあります。
JR横須賀線「保土ヶ谷駅」には歌川広重作「東海道五拾三次 保土ケ谷 新町橋」が飾られていますが、
江戸と京都を結ぶ重要な街道である東海道の4番目の宿場として誕生したのが保土ヶ谷宿場です。
こういった橋からも歴史を感じることができますね。
遊歩道を歩いていくと途中に「もとまち広場」があり、遊具やベンチもあるので散歩の途中に休憩ができます。
もとまち広場にあった看板によると、もとまち広場の地下約60mの深さのところには、直径10.8mのトンネルが掘られており、広場のまわりにはこの大きなトンネルに大雨の時の水を落とし込むための貯水施設があるとのこと。
トンネル、排水施設、取水施設などを合わせて「今井川地下調整池」と呼ばれています。
昭和30年代から急激に進んだ都市化のためにおこった浸水被害を防止するための施設で、
今井川流域に降った大雨がそのまま下流に流れてゆくと下流の方で川の水が溢れ出て水害になります。そこで、」地下に掘ったトンネルの中に川の水の一部分を落として貯め、下流に流れていく水を少なくして水害を防ぎます。
トンネルに貯められた水は、雨が小降りになり川の水が少なくなり始めたら、地下にあるポンプで今井川に汲み上げます。
平成5年から平成16年まで10年以上の年月をかけて工事がされたとあり、かなり大がかりな工事だったことがうかがえます。
この工事のおかげで今井川は大雨にも強いんですね。
今井川の水質が良いのか、歩いているとカワウとカルガモに出会うことができました。
カルガモは親子で、川のちょっとしたスペースで寛ぐ姿が見られました。
運が良ければこのように川に集まる鳥も見ることができますよ。
週末の朝や夕方など散歩しやすい時間帯に保土ヶ谷駅から少し歩いて今井川の水辺に行ってみてはいかがでしょうか。