暑い季節に読みたい！アイスクリームのルーツは「横浜」にあった！アイスクリームが横浜発祥って知ってた？
夏になると普段よりアイスが恋しくなりますよね。
夏は毎日食べている、冬だってアイスを食べるという方もいらっしゃると思います。
アイスクリームは元々は海外発祥ですが、日本では横浜で食べられたのが初めてってご存知でしたか？
暑い季節に読みたい！アイスクリームのルーツは「横浜」にあった！アイスクリームが横浜発祥って知ってた？
1860年（万延元年）日米修好通商条約批准のため、幕府がアメリカに派遣した使節団が、迎船フィラデルフィア号の中での晩餐でアイスクリームを食べたのが最初と言われています。
使節団の一行は、そのおいしさに驚嘆し、その感動を航海日記にも記すほど。1869年5月9日に使節団を随行した町田房蔵氏が横浜馬車道で氷水店をオープンし、日本人で初めてアイスクリーム「あいすくりん」を販売しました。「あいすくりん」は、牛乳、卵黄、砂糖で作った、シャリっとした食感だったようです。
「あいすくりん」は、小さなガラスの器に一盛りで金二分（当時の大工の日当ほど）と高価なものだったことから一般庶民が口にすることはできず、外国人などの富裕層が楽しむだけの貴重なものでした。
「あいすくりん」の名が知られるようになったのは、翌年に開催された伊勢山皇大神宮の大祭にて、町田房蔵氏が茶店でアイスクリームを販売したことがきっかけとなり、横浜に「あいすくりん」が食べられるべられる店が増えたと言われています。
1964年、東京アイスクリーム協会（当時）が5月9日を「アイスクリームの日」と制定し、1毎年周辺日にイベントを開催して、馬車道がアイスクリーム発祥の地であることを今に伝えています。
馬車道が発祥の地！その当時のアイスはどんな味だった？
上記にある通り、もともと氷水店というところで販売を始め、シャリっとした食感だったということを考えると、現在私たちが食べている滑らかな食感のアイスとは違い、シャーベットに近い食感だったと思われます。
シャーベットと違うのは牛乳や卵を使って作られたとありますので、味自体はアイスクリームに近いものだったのかもしれません。
なぜ横浜でアイスが広まった？開港地・異文化の影響とは
明治2年に売り始めた「あいすくりん」ですが、その後も高価なもので明治時代には庶民にとって「高嶺の花」だったようです。
時は過ぎて大正時代半ばになると、アイスクリームが工業化され始めます。レストランでしか食べられなかったアイスクリームが家庭で食べられるようになりました。
アイスクリーム自体の発祥は・・・というと古代アラブ・古代ギリシャやローマで、そして中国で甘い氷菓「嗜好品」として楽しまれていたそうですが、その前は体を冷やすために食べられた「健康食品」というポジションだったというのだから驚きです。
参考サイト：一般社団法人日本アイスクリーム協会
昔ながらのアイスと名乗る商品があった！
横浜馬車道発祥と言われるアイスクリームですが、残念ながら当時から現在まで継続して販売しているお店はないようです。
ですが、昔ながらのアイスと名乗るアイスが販売されています。
気になったら、是非食べてみてください！！
タカナシ乳業 横濱馬車道あいす
横浜の企業である「タカナシ乳業」さんですが、そちらの商品として「横濱馬車道あいす」という商品があります。「横濱馬車道あいす」は当時の風味をイメージし、仕上げました。
ちょっと懐かしい味わいのアイスとなっています。
パッケージも明治時代の横浜をイメージしたデザインになっているようです。
（実は私も毎年のように頂きもので食べていますが、美味しいです！）
【産地直送】横濱馬車道あいすもなかセット 17個【送料無料】＜アイス もなか 最中 ミルク 抹茶 小豆 チョコレート つぶあん＞
【ギフト対応可】アイス 詰め合わせ タカナシ 横濱馬車道あいす10個 | アイス アイスクリーム ギフト 詰め合わせ カップアイス
オハヨー乳業 昔なつかしあいすくりん
こちらはオハヨー乳業の「昔なつかしアイスクリン」。
私たちが思う「アイスクリーム」というより、若干シャーベットっぽいシャリっとした食感です。
やさしい甘さと卵のコクがシャーベットにはないアイスです。
発祥の頃の味ではないかもしれませんが、1987年に発売したロングセラー商品でもあります。
[アイス]オハヨー乳業 昔なつかしアイスクリン 150ml×24個
