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秋の三連休、どこに出かけようか迷っていませんか。
朗報です!
11月1日から3日まで、横浜のみなとみらいエリアで、とっておきのイベントが開催されます。
横浜市観光協会が展開する観光ブランディング「花の港」の特別企画として、クルーズ船とロープウェイが色とりどりの花で彩られるんです。
10月30日に横浜市観光協会さんのプレス発表で聞いてきた私が言うのだから間違いありません!
この「花の港」は2027年に横浜・上瀬谷で開催される国際園芸博覧会GREEN×EXPO 2027の開催500日前を記念したこのイベント。
プレスででてきた「花の都はパリ、花の港は横浜」というキャッチコピーの元になのか、横浜を花あふれる街にしていこうという壮大なビジョンの第一歩が、この三連休から始まります。(11月4日が花博カウトダウン500日というのが本当の理由)
いつもの横浜が、花に包まれて特別な空間に変わる。そんな素敵な体験ができるチャンスを、詳しくご紹介していきましょう。
※この記事は「花の港」メディア発表会に行ってきた!「花の都はパリ、花の港は横浜」の取材に基づき、三連休を横浜で楽しみたい皆さんに向けて編集をしています。
無料で乗れる!花のクルーズ船で運河めぐり
まず最初にご紹介したいのが、三連休限定で運航される「フラワークルーズ」です。
クルーズ船「かなもえ」の船内を花で装飾。
日本丸メモリアルパークの前にあるピア日本丸から出航。
みなとみらいの運河を約20分間かけて巡る特別なクルーズ体験ができます。
無料ですよ!

この「かなもえ」という船は、山下公園のイチョウ並木をイメージした黄色の内観が特徴だそうです。その明るい黄色の空間に、色とりどりの花々が飾られる様子を想像してみてください。美しい花々が、黄色をベースにした空間を華やかに彩る。まるで動く花の美術館に…をイメージしていると思います。
フルオープンデッキになっているので、潮風を感じながら、横浜ランドマークタワーや大観覧車「コスモクロック21」、横浜赤レンガ倉庫など、横浜を代表する景色を一望できます。
万国橋周辺の水辺の風情も楽しめて、港町・横浜ならではの魅力を存分に味わえるコースです。
10月30日に乗船してきた時の動画です↓
乗船は先着順で当日乗船券を配布するシステム。
11月1日は13時から5便、11月2日と3日は11時から7便が運航される予定です。各便20名の定員なので、早めに現地に行くのがおすすめ。乗船券の配布時間は、1日が11時30分から、2日と3日は10時からピア日本丸前でスタートします。便の指定はできないので、配布された券で順番に乗船していく形になります。
詳細は花の港公式サイト(フラワークルーズ)でご確認ください。天気の良い日には、デッキで海風を感じながら、花に囲まれた贅沢な時間が過ごせそうです。
空中散歩が花のフォトフレームに!フラワーエアキャビン
続いてご紹介するのが、都市型ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」を使った「フラワーエアキャビン」です。こちらは11月1日から9日まで、通常の営業時間内に特別仕様のキャビンとして運行されます。
限定2台のキャビンを花々で彩った特別仕様。一つは港をイメージした爽やかなブルーを基調としたデザイン、もう一つは横浜市の花であるバラをモチーフにしたロマンチックな内装になっています。どちらのキャビンに乗れるかは運次第ですが、どちらも違った雰囲気で楽しめるのが魅力です。
このキャビンは10月末現在では公開されていないので、公式サイトの画像を参考にさせていただきます。

窓の外に広がるみなとみらいの景色を、花のフォトフレーム越しに眺める。これ、考えただけでもワクワクしませんか?普段から人気の高いロープウェイですが、花に包まれた特別な空間で、いつもと違う横浜の景色を楽しめます。
しかも、桜木町駅舎と運河パーク駅舎にも特別装飾が施されるとのこと。乗車前から下車後まで、花に包まれる時間が続くんです。駅舎での写真撮影も、SNS映え間違いなしのスポットになりそうです。
料金は通常の乗車料金と同じです。
大人(中学生以上)は片道1,000円・往復1,800円、子ども(3歳から小学生)は片道500円・往復900円となっています。フラワーエアキャビンは指定して乗車できないので、運よく特別仕様のキャビンに乗れたらラッキー。でも、駅舎の装飾は誰でも楽しめるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
詳細は花の港公式サイト(フラワーエアキャビン)でご確認を。
横浜発カフェの限定ドーナツが登場
花を見て楽しんだら、今度は花を味わってみませんか?横浜発の人気カフェ「UNI COFFEE ROASTERY」の生ドーナツブランド「UNI DONUTS」が、「花の港」とコラボレーションした限定ドーナツを販売します。

横浜市の花であるバラ、そして秋の香り漂うキンモクセイ、癒しのラベンダー。3種類の花のフレーバーを加えた特製ドーナツが、11月1日から3日まで横浜ハンマーヘッドの店舗で購入できます。バラのドーナツだけは人気が予想されるため、12月14日まで販売期間が延長されています。
「UNI DONUTS」の生ドーナツは、生地にカボチャを使用していて、口の中でとろけるようなふんわりとした「生食感」が特徴。この人気の食感に、花のフレーバーが加わったらどんな味になるのか、想像しただけで食べてみたくなりますよね。
価格は各500円(税込)。フラワークルーズやフラワーエアキャビンを楽しんだ後、横浜ハンマーヘッドまで足を延ばして、カフェでゆっくり限定ドーナツを味わう。そんな秋の休日の過ごし方、素敵だと思いませんか?詳細は花の港公式サイト(UNI DONUTSコラボ)でご確認ください。
花の移動式観光案内所で横浜情報をゲット

三連休の期間中、日本丸メモリアルパークには「YOKOHAMA FLOWER BASE(ヨコハマフラワーベース)」という花の移動式観光案内所も登場します。10時から16時30分まで、カーゴバイク式の可愛らしい案内所で、観光やイベントの情報を発信してくれます。(まだ画像は非公開)
この「YOKOHAMA FLOWER BASE」、ただの案内所じゃないんです。花で装飾された、それ自体がフォトスポットになるような華やかな外観。横浜商科大学の学生さんたちがスタッフとして活躍していて、若い世代ならではの視点で横浜の魅力を教えてくれます。
SNSで「#花の港」というハッシュタグを検索すると、すでに多くの素敵な写真が投稿されています。皆さんの投稿を見ているだけでも、横浜の花の魅力が伝わってきます。
三連休に訪れた際は、ぜひ自分だけの「花の港」写真を投稿して参加してみてください。
なぜ今「花の港」なのか?2027年の花博に向けて
ここまで読んで、「なんで今、横浜で花のイベントなの?」と思った方もいるかもしれません。
その答えは、2027年3月19日から9月26日まで、横浜市旭区と瀬谷区にまたがる上瀬谷地区で開催される国際園芸博覧会GREEN×EXPO 2027にあります。

この花博は、1990年の「国際花と緑の博覧会」(大阪花の万博)以来、37年ぶりに日本で開催される国際園芸博覧会。「幸せを創る明日の風景」をテーマに、世界中から多くの人々が横浜を訪れることが予想されています。
11月4日に開催500日前を迎えるこのビッグイベントに向けて、横浜市と横浜市観光協会が一丸となって、横浜全体を花で彩っていこうというのが「花の港」プロジェクトなんです。単なる一過性のイベントではなく、花博が終わった後も、横浜の臨海部のにぎわいを継続させていこうという長期的なビジョンがあります。
「花の都はパリ、花の港は横浜」。このキャッチコピーには、世界に誇れる花の街を横浜に作っていこうという、大きな夢が込められています。
今回の三連休のイベントは、その第一歩。私たち横浜市民が、この新しいムーブメントの最初の担い手になれるチャンスなんです。
横浜の歴史にも根付いた花の物語
実は、横浜と花の関係は、明治時代にまで遡ります。横浜港は、かつて日本の花々が世界へ旅立っていった玄関口でした。明治の頃には、横浜から輸出されたユリの球根がヨーロッパ各地の庭園を彩り、世界中を魅了したという歴史があります。
「花の港」というブランディングは、この歴史的な物語を現代につなげていこうという試み。花を通じて人と人、街と世界をつなぐ。横浜から世界へ、という明治時代の精神を、令和の時代に蘇らせようとしているんです。
横浜市観光協会の岡田伸浩理事長は、メディア発表会で「花一つひとつは小さいけれど、人間一人が行きたいな、素敵だなと思う魅力は大きい。そういう取り組みを一つひとつ積み重ねていって、街角に花が溢れていく」と語っていました。詳しくはこちらの記事でもご紹介しています。
三連休の過ごし方プラン:花を巡る一日

では、実際に11月1日から3日の三連休、どんな風に過ごすのがおすすめでしょうか。
朝少し早めに起きて、10時前にはピア日本丸前へ。まず「YOKOHAMA FLOWER BASE」で横浜市観光協会のSNSをフォローして、栽培キット缶をゲットしましょう。
その後、フラワークルーズの乗船券を受け取ったら、順番が来るまで周辺を散策。日本丸メモリアルパーク自体も、海を感じられる素敵なスポットです。順番が来たら、約20分間のクルーズを満喫。船上からの景色と花の装飾を、スマートフォンやカメラに収めてください。
クルーズを楽しんだ後は、桜木町駅方面へ徒歩で移動。「YOKOHAMA AIR CABIN」の桜木町駅舎で、花の装飾を楽しみながら写真撮影。運が良ければフラワーエアキャビンに乗れるかもしれません。ロープウェイで運河パーク駅まで移動したら、そこから横浜ハンマーヘッドまでは徒歩圏内です。
横浜ハンマーヘッドの「UNI COFFEE ROASTERY」で限定ドーナツとコーヒーをいただきながら、海を眺めて一息。午後からは赤レンガ倉庫でショッピングを楽しんだり、山下公園まで足を延ばして秋の横浜を満喫する。そんな一日、素敵だと思いませんか?
横浜市内の街ぐるみで盛り上げる「花の港」
今回の特別企画では、横浜市内の多くの事業者が協力しています。
フラワークルーズの花の装飾は、横浜・天王町の花店「The Bulb Book(ザ・バルブブック)」が手掛け、フラワーエアキャビンは中区の株式会社ムサ・ジャパンが担当。いずれも市内の事業者によるもので、街全体を花で彩る取り組みとなっています。
横浜植木株式会社、坂田のタネ、京浜フェリーボート、泉陽興業、株式会社グレイスなど、長年横浜で愛されてきた企業から新しいカフェまで、様々な事業者が「花の港」に賛同して、このムーブメントを支えています。
横浜市民として、こうした地元の取り組みに参加することで、私たちの街がより魅力的になっていく。その過程に立ち会えるのは、とても特別な経験だと思います。
11月1日からの三連休、花に包まれる横浜体験を

11月1日から3日の三連休、横浜のみなとみらいエリアが花に包まれます。無料のフラワークルーズ、特別仕様のフラワーエアキャビン、限定ドーナツ、そして花の移動式観光案内所。どれも期間限定の特別な体験です。
2027年の国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」に向けて、横浜が花の街として生まれ変わろうとしている。その記念すべき第一歩を、ぜひ自分の目で見て、肌で感じてみてください。
「そうだ、横浜行こう。花が綺麗だから」。横浜市観光協会の岡田理事長が描く未来が、この三連休から始まります。いつもの横浜が、花に彩られて特別な場所になる瞬間を、一緒に楽しみましょう。
秋の爽やかな空気の中、花に包まれながら過ごす三連休。きっと、心に残る素敵な思い出になるはずです。


