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鶴見区 生麦貝ノ浜緑地は東西に長い公園

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鶴見区 生麦貝ノ浜緑地は東西に長い公園
生麦貝ノ浜緑地は、横浜市鶴見区生麦4丁目にある公園。
公園名である「貝ノ浜」は、近くの鶴見川河口干潟「貝殻浜」に由来しているのです。
公園には、普段から地元の子どもが大勢集まるため、いつも楽しげな声が聞こえています。
ここでは、鶴見区の公園「生麦貝ノ浜緑地」を紹介するコンテンツです。

鶴見区 生麦貝ノ浜緑地は東西に長い公園

横浜市の最東端に位置する海と山に囲まれた自然豊かな「鶴見区」。
そんな鶴見区で、住宅街と緑と高速道路に囲まれているのが「生麦貝ノ浜緑地」です。
生麦貝ノ浜緑地は、長い遊歩道が特徴的な不思議な形の公園となっています。
そして、公園名の由来となったのが近くを流れる鶴見川河口干潟の「貝殻浜」。
「生麦貝ノ浜緑地の名前の由来は?」「何が楽しめる?」「交通アクセスは?」
今回は、横浜市鶴見区生麦4丁目にある「生麦貝ノ浜緑地」の見どころをお伝えします。

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「生麦貝ノ浜緑地」の名前の由来とは?

公園の名前でもある「生麦貝ノ浜緑地」は、そもそもどこから由来しているのでしょうか?
まず、全長が約600mある園内の遊歩道にたくさんの緑を見つけることができました。
「緑地」は「草や木の茂っている土地」を指すため、公園名の通りですね。

次に「貝ノ浜」という珍しい名前の由来は、公園から約300m離れた鶴見川にあります。
東京都町田市の泉が源流となり、神奈川県と東京都を流れる一級河川「鶴見川」。
鶴見川の全長は42.5km、流域面積は235kmです。
そんな鶴見川は、町田市〜横浜市内〜鶴見区〜東京湾で河口から海に流れています。

横浜市河川図 – 横浜市

生麦地域は鶴見川の河口エリアにあるため、「鶴見川河口干潟」という場所があるのです。
ここには「貝殻浜」という名前の通りたくさんの貝殻が堆積してできた浜辺があるのです。
「生麦」という地名の由来も諸説ありますが、その中に以下のような説がありました。

生麦の地名の由来
生麦は貝の名産地で、生の貝をむく「生むき」が転じて生むぎとなったともいわれている。

鶴見の歴史 – 横浜市鶴見区

「生むき村=生麦村」が転じて、現在の地名である「生麦」となったのです。
もともと、この生麦では明治時代〜昭和時代にかけてミル貝などの生貝が多く獲れました。
そのため、養殖が盛んとなり、貝類のむき身で生計を立てていた家も多かったそうです。
そして、ひたすらこの貝を剥がす作業だけを行う「剥き屋」という仕事もできました。
当時、むき身が剥がされて不要となった貝殻は、鶴見川に捨てられていたのです。
このような街の歴史から、この鶴見川河口干潟に貝殻浜という浜辺ができました。

ちなみに、2010年頃までは生麦で唯一の貝類を剥いて加工する会社もあったそうです。
ただ、時代の移り変わり/高齢化/機械化が進み「剥き屋」の需要も減少していきます。
現在では、生麦地域で「剥き屋」をやっている会社は途絶え、0件となってしまいました。
「生麦」の歴史を後世へ残す上で、とても重要な職業と言っても過言ではありません。
現在は作業内容を直接見れませんが、この貝殻浜で少しでも歴史を感じられるはず。
「貝のたくさんある浜」の近くにこのような名前の公園ができた理由にも納得できますね。
ただ、なぜ「貝殻浜緑地」ではなく「貝ノ浜緑地」したのかは今も謎のままです。

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生麦貝ノ浜緑地を散策

ここからは、実際に散策しながら「生麦貝ノ浜緑地」の園内をご紹介します。
訪れる際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
園内入口を進むと、まず「生麦貝ノ浜緑地」と書かれた銘板ネームプレートがありました。
園内では「公園利用のみなさまへ」に記載されているルールを守って楽しく遊びましょう。
園内の左側には住宅街が広がり、右側には緑に囲まれた遊歩道が先まで続いています。
この遊歩道は、全長約600mある園内の端から端まで東西に細長く続いているのです。

1つ目のエリアにやってきましたが、ここは大きくて開けた「運動広場」となっています。
野球・サッカー・ドッジボール・自転車の練習などが楽しめそうです。
健康遊具やベンチ、鶴見区制80周年を記念して植えられたサルスベリもありました。
ただ、手入れが行き届かずに雑草が多くなっているため、足元に注意して遊びましょう。

さらに奥へ進むと、2つ目のエリアにはちょっとした「遊具広場」があります。
ここには、1番の目玉である船をイメージしたアスレチック遊具があるのです。
私が訪れた際には、小さなお子さんがのんびりと遊んでいました。
この広場はそこまで広くないため、比較的ゆったりと遊べるのは安心ですね。

また、小さなお子さん向けの遊具であるバウンサーは「ワッくん/ワッコちゃん」です。
このキャラクターは、鶴見区がワニの形に似ていることからマスコットとなっています。
遊具広場には、他にも安全柵が付いた砂場・水飲み場・トイレなども設置されていました。
遊具広場の先には、季節の花々が咲き誇る花壇があり、とてもカラフルです。

その先には、3つのエリアである「広場」がありました。
ここは1つ目の運動広場より小さいですが、健康遊具とベンチが同様に設置されています。
ただ、こちらでもサッカー・ドッジボール・自転車の練習などはできそうです。
広場の形としては縦に長いため、少し遊びにくそうな感じたでした。

そして最後は4つ目のエリア「遊具コーナー」になります。
このエリアは、先ほどの2つのエリアよりも新しいため、遊具が充実していました。
すべり台・ブランコ・段違い鉄棒・柵付き砂場・ベンチがあります。
何と言っても、園内唯一となる時計も設置されていました。
子どもたちだけで遊んでいても、帰る時間が分かるように配慮されているのは安心ですね。

園内には、所々に向かい合った形で座れるベンチがありました。
また、テーブルもあるため、お弁当やお菓子を食べることもできます。
ベンチは、4エリアそれぞれの等間隔に設置されていました。
遊び疲れたら木陰になっているベンチで休憩しつつ、園内を満喫できるのは嬉しいですね。

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鶴見川河口干潟「貝殻浜」でのんびり

貝殻浜へは、360度景色を見渡せて整備された遊歩道が広がっていました。
ここでは、ジョギング・サイクリング・犬の散歩をしている方が多かったです。
そして、遊歩道から浜へ下りる際は緩やかな階段となっていました。
少し遠いですが、夏になると鶴見川花火大会で打ち上がる花火も見ることができます。
開けた場所にある穴場スポットのため、静かに楽しみたい方にはおすすめですよ。

干潟のある貝殻浜エリアは、白い貝殻が一面に落ちている浜辺が広がっています。
浜辺を遠くから見ると真っ白な砂のように見えますが、よく見るとすべて貝殻です。
そのため、貝殻がガタガタしていて少し歩きづらくなっていました。
波辺を歩くたびに、貝殻が擦れて割れる「パキッ」という音が聞こえてきます。
足をケガする恐れがあるため、サンダルや裸足など肌を露出することはおすすめしません。
磯の香りがする干潟は、自由に入って遊べる場所となっていました。

「かこうひがたの安全看板」に書かれた赤で囲われた場所は立ち入り禁止ゾーンです。
水深が急に深くなる場所があったり、段差や隙間があったり…。
子ども1人だけで川に入って遊ぶのは危険なため、大人の方と一緒に遊びましょう。
川の水を覗いてみると、中まで見えるほど澄んでいて生き物の観察もできました。
人通りもなく、海と違って波も小さいため、とても穏やかな雰囲気が広がっているのです。
貝殻拾いで自分だけのオリジナル貝殻を探しつつ、お気に入りを見つけてみてください。

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帰りは「生麦魚河岸通り」でグルメを堪能

生麦貝ノ浜緑地や貝殻浜を楽しんだ後は「生麦魚河岸通り」へ行くのがおすすめ。
ただし、店舗はどこも朝5時〜9時の営業時間のため、ほとんど閉まっています。
魚介類の購入はできませんが、魚河岸通りへ訪れたなら、食事処で昼食を堪能しましょう。
味はもちろん、歴史も長い飲食店が多く、店構えからも年季を感じますね。

どこも昼のランチ営業はもちろん、静かになった夜も営業していました。
たくさんの食事処がありますが、特に海鮮丼・寿司・天丼などが人気です。
そのため、お酒とともに新鮮で美味しい魚介類を堪能できるのです。
夜になってお店の近くを通ると、店内から楽しそうな笑い声が聞こえてきますよ。

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生麦貝ノ浜緑地への交通アクセスについて

それでは、生麦貝ノ浜緑地への行き方と交通アクセスについてお伝えします。
アクセスは、京急線「生麦駅」から歩いて約7分です。
駅の出口は2つあるため、左側の「生麦方面」出口を出て階段を下ります。

すぐに左折して車1台がやっと通れる細い路地を通り、1つ目を右折するのです。
交通量の多い国道15号線沿いの大通りに出るため、この横断歩道を渡って直進します。
約300m歩くと、首都高速道路の生麦ICとともに公園入口が見えて来るため、到着です。

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緑豊かな公園「生麦貝ノ浜緑地」で遊ぼう!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、鶴見区生麦にある公園「生麦貝ノ浜緑地」の見どころをお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
鶴見区生麦にある東西に長い鶴見川と木々に囲まれた自然豊かな公園「生麦貝ノ浜緑地」。
子どもたちの元気な声も聞こえる園内は、地元民だけが知る穴場スポットとなっています。
住宅街に囲まれていることもあり、のんびりと過ごせる公園でもあるのです。
他にも「貝殻浜」や「生麦魚河岸通り」など、あわせて訪れたいスポットも盛りだくさん。
京急線「生麦駅」は「横浜駅」から6駅(約10分)とアクセスも良い街となっています。
そんな「生麦貝ノ浜緑地」とあわせて、生麦の街を散策してみてはいかがでしょうか。

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