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横浜市の中学校給食の今

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横浜市の中学校給食の今
横浜市の小学校は給食なのに中学校は給食じゃない?
変わりつつある横浜市の中学校給食についてのコンテンツです。

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横浜市の中学校給食の今

横浜市の小学校は学校ごとに給食室があり、あたたかい給食が毎日提供されています。
ですが、中学校になると給食室はなく、共働き家庭が増えた現在ではお弁当作りの負担が高まっていました。
現在は選択制ですが、今後全員給食に変わっていく中学校給食の今についてご案内します。

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現在は選択制「中学校給食」

お弁当イメージ

小学校に給食があるのになぜ中学校には給食がないのでしょうか?

令和2年まで導入されていた配達弁当「ハマ弁」の導入経緯の資料によると、学校給食法が施工されてからしばらくは小学校のみだったため中学校には給食室がなく、新たに給食を開始するには財政負担が大きく、給食室の整備が行われなかったということです。

学校給食法は昭和 29 年6月に施行され、当初は小学校の学校給食のみを対象としてきましたが、昭和 31 年6月の改正をもって、適用範囲が中学校へ拡大されました。横浜市では、昭和 30 年代後半から昭和 40 年代にかけての急激な人口増加に伴い、学校施設の整備が急ピッチで進められました。従前から給食の提供が無かった中学校では、新たに給食を開始するには財政負担が大きく教室等の整備を中心に学校建設が行われたため、給食室の整備が行われずに、家庭からの弁当持参を基本としてきたことから、家庭弁当が中学校の昼食として定着していました。

令和3年度以降の 中学校昼食の方向性 – 横浜市

共働き家庭の増加や就労形態の多様化など社会状況の変化から、家庭弁当を用意することが難しい場合がありました。「栄養バランスのとれた温もりのある昼食」を提供するため、て横浜型配達弁当「ハマ弁」が導入されました。

しかし、ハマ弁は注文のしにくさや味付け改善の要望が多かったことなどから令和2年度の利用は7.3%にとどまっていました。
そこで、令和3年4月から横浜市では選択制のデリバリー型中学校給食を開始しました。

令和5年4月の喫食率は38.6%となるなど年々給食の利用者が増えています。

横浜市ではYouTubeやインスタグラムで中学校給食について発信しています。
インスタグラムにアップされている給食を見るととてもおいしそうです。

1月24日(水)の献立

ビビンバ(肉)
ビビンバ(ナムル)
じゃが芋とさつま揚げのピリ辛煮
黄桃コンポート
わかめと豆腐のスープ
ごはん
牛乳

2026年度(令和8年度)から全員給食へ

給食イメージ
Screenshot of www.city.yokohama.lg.jp

横浜市中学校給食 横浜市

選択制だった給食が、2026年度から全員給食になります。
令和4年の中学校給食の在り方の方向性についての資料によると、令和4年の時点では全員が希望しても対応ができない状況でしたが、令和6年度には全員の供給が確保できる見通しができたとのこと。

小学校のように給食室で作るわけではなく、デリバリー型ではありますが、全員同じものを同じタイミングで食べることができるようになります。

「選択制」から「原則」への移行 ≪方向性を実現する目的≫
学校給食法では、学校給食は「生徒の心身の健全な発達に資するもの」であり、且つ「食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすもの」とされています。このような目的を踏まえ、学校給食実施基準では学校給食は「当該学校に在学する全ての生徒に対して実施されるもの」とされています。また、共働き家庭の増加などの社会状況の変化という観点からも、給食の必要性は高まっており、令和4年6月に実施したアンケート結果でも、生徒・保護者ともに「家庭弁当を作ることを負担」だと捉えている割合が高いということが、改めて確認することができました。
これまでは、現在の本市の供給体制は 40%までとなっており、全員が希望しても対応ができない状況がありました。今回の検討により、全生徒・教職員の合計 83,000 人分の供給体制を確保できる見通しを立てることができたことから、学校給食法の趣旨を踏まえ「中学校給食の利用を原則」とします。

令和4年9月13日 今後の中学校給食の在り方の方向性について(PDF:485KB)

また、横浜市中学校給食のページにQ&Aがありますが、その中の回答でデリバリー給食とハマ弁との違いが答えられていました。
小学校給食と同様に市の専任栄養士チームが毎日の献立を考えていること、他にもさまざまな工夫がありアンケートでも高評価のようです。

Q.令和8年度から実施する全員給食(デリバリー給食)とは「ハマ弁」のことですか?
A.デリバリーという点では同じですが、中身は全く違います。小学校給食と同様に、市の専任栄養士チームが、毎日の献立を考えています。
 以前提供していたハマ弁と比較して、①味付けの工夫②食育を意識した献立(行事食・郷土料理・国際理解メニュー、生徒考案メニューなど)、③(保護者のご負担を増やすことなく)食材費を約30%増やしたことによる食材の充実(国産比率が80%以上・地元食材の充実など)、が図られています。
 令和3年度に実施した保護者向け試食会のアンケート結果では、約76%の方が給食を食べて良い印象を持っていただきました。

横浜市中学校給食サイト / 実施方式の検討QA

全員給食で親子助かる横浜市の中学校給食

中学生イメージ

いかがでしたか。全員給食まではまだ2年あるので、今年の春から中学生になるお子さんはギリギリ3年生から開始ということになります。

家庭でのお弁当は栄養バランスの問題や夏場の衛生面も気になりますし、小学校と同じように全員給食になるのはありがたいことですね。

親子で助かる横浜市の中学校給食、開始が楽しみです。