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山手のイメージは洋館と公園

横浜の山手。

横浜市民は一般的に「山手」というと、JR京浜東北・根岸線 山手駅のことをいうわけではありません。

横浜元町から坂を上がった山の上、高級住宅街のことを言います。

価値の高い古い洋館のある山手

「山手」には有名な邸宅の洋館がいくつもあります。

まずは上記写真の「ブラフ18番館」。関東大震災後に建てられたオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅でした。

1991年までカトリック山手教会の司祭館として使われていましが、現在は「横浜市緑の協会」が管理して、公開しています。

同じく「横浜市緑の協会」が管理している「エリスマン邸」。生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人格として活躍した、スイス生まれのフリッツ・エリスマン氏の邸宅でした。

1925年から1926年にかけて建てられました。設計は、「近代建築の父」といわれるチェコ人の建築家アントニン・レーモンドです。椅子やテーブルなどの家具は、レーモンドが設計したものです。

1927年頃に外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)として、建てられました。横浜を離れた外国人に戻ってもらうために建設された経緯があります。設計者は、朝香吉蔵です。

素敵な洋館というだけでなく、建築としての価値もありそういった建物を見て回るだけでも、価値があります。

山手には公園が多い

実は山手は大きな公園がいくつもあります。

上記洋館があるのも、写真にある通り「元町公園」の中にあります。

「元町公園」というと「元町」にあるんじゃないの??と思われると思いますが、元町と山手は隣町。

元町と山手をつなぐ地域にあるため、山手の高級住宅街に住む方々が犬を連れてお散歩をしていたりする公園です。公園には公営プールがあります。公営プールというと子供達が楽しむ場所というイメージがありますが、元町プールは大人率が高くデートなどで訪れるおしゃれな大人たちをよく見かけます。

山手というと代表的な公園は、やはり「港の見える丘公園」でしょうか。こちらは、みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩5分という観光しやすい立地ということもあり、週末には地元の人よりは観光の方が多い印象があります。

  • 港の見える丘公園

ハマっ子の横浜山手への思い

横浜市民で、山手近辺に住んでいない方は、あまり足を踏み入れない場所かもしれません。

というのも、アクセスが良くない場所が多いことと、商業施設があまりないため市民が行くということも少ないかもしれません。

ですが、横浜で生まれ育った人たちからするとやはり「高級住宅街」の山手には、憧れの場所ではあります。

バブル期には、山手の土地や建物がとんでもない金額で売買されたこともありました。

横浜で暮らす人の山手のイメージ

横浜元町の裏手の坂を上がると、そこが山手

横浜で生まれ育った筆者は、山手にはハイソなマダム。そんなイメージがあり、ベンツやBMWに乗られている方も多いというイメージ。

東京でいうと、白金や広尾のイメージでしょうか??

ですので、山手から坂を下り、お買い物もお食事も元町で。

元町には1970年代に流行した「ハマトラ」のファッション、1980年代の「ニューハマトラ」のファッションも、元町界隈では山手の学校に通う高校生や大学生のお嬢様たちが、元町発祥のブランドに身を包んでいたことが取り上げられていました。

今では「キタムラ」のバッグを持ったり、「FUKUZO」の服を着て、「MIHAMA」の靴を履く。そしてアクセサリーは「スタージュエリー」や「シルバーオオノ」で調達。当時は流行でしたが、地元山手を含めたハマっ子マダムには根強い人気があります。

お嬢様の通う名門女子校やインターナショナルスクール

山手には、「フェリス女学院」「横浜雙葉学園」「横浜共立学園」などの名門女子校があったり、「サンモール・インターナショナルスクール」「横浜インターナショナルスクール」などのインターナショナルスクールがあったりします。

名門女子校もインターナショナルスクールも歴史があります。

上記にありました通り、山手に洋館が多いのも元々外国人が多く住んでいる地域だったこともあり、100年以上歴史のあるインターナショナルスクールがあります。

また、フェリス女学院は中学校から大学まで、横浜雙葉学園は小学校から高校までの学校で、横浜共立学園は中学校から高校までの私立の女子校です。

どちらも歴史のある学校で、学問だけでなくキリスト教の教えをもとにした教育も行われているようで、それが「お嬢様学校」と呼ばれる所以かもしれません。

学校によっては制服もかわいいなどというのも、人気の秘訣だったことを記憶しています。

と言っても、実はどちらの学校も比較的偏差値が高いので、誰でも入れるという学校ではないことも、「選ばれた人の学校」のイメージがついたのかもしれません。

横浜の山手で暮らすイメージとは、「山手の高級住宅に住み、山手の特別な環境で教育を受け、元町のおしゃれな老舗でお買い物をする」というワンランク上の生活を目指せるということではないでしょうか!?

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Writer
横浜生まれ横浜育ち、通った学校も横浜、現在の住まいも横浜な「どっぷり横浜市民」です。