井土ヶ谷事件 横浜幕末の歴史にふれる
井土ヶ谷事件 横浜幕末の歴史にふれる
横浜市南区にあり京急電鉄本線で横浜から5駅先にある井土ヶ谷。
駅近くにスーパーが並び住宅街といった印象が強い街ですが、
幕末の歴史に触れることができる身近なスポットが存在するんです。
生麦事件と同じ事件が南区でもあった
生麦事件(なまむぎじけん)は、江戸時代末期(幕末)の文久2年8月21日(1862年9月14日)に武蔵国橘樹郡生麦村(現・神奈川県横浜市鶴見区生麦)付近において、薩摩藩主島津茂久(忠義)の父・島津久光の行列に乱入した騎馬のイギリス人たちを供回りの藩士たちが殺傷(1名死亡、2名重傷)した事件。
生麦事件 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E9%BA%A6%E4%BA%8B%E4%BB%B6
横浜幕末の歴史といえば生麦事件が有名ですが、同じような事件が南区井土ヶ谷でもありました。
「井土ヶ谷事件」と呼ばれています。
横浜居留地の警備のため上海より呼び寄せられていたフランス陸軍アフリカ猟歩兵第3大隊所属のアンリ・カミュ少尉[1](J. J. Henri Camus、1842年 – 1863年)と士官2名は、程ヶ谷宿に向かうため乗馬で井土ヶ谷村に入ったところを、浪士3名に襲撃された。先頭に居たカミュは死亡した。同行した他の2名は逃走し命に別状はなかった。
井土ヶ谷事件 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E5%9C%9F%E3%83%B6%E8%B0%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6
井土ヶ谷事件をご存知ですか: 松田宏の徒然草もどき
http://h-matsuda.cocolog-nifty.com/blog/2019/10/post-a64b40.html
死亡したフランスの方は山手にある横浜外国人墓地に埋葬されているとのこと。
生麦事件と同じように討幕運動や明治維新のきっかけになったんですね。
私も今回の記事を書くまで知らなかったので興味深いです。
井土ヶ谷事件の碑を訪ねる


実際に井土ヶ谷事件の碑を訪ねてみました。
事件の現場から北西におよそ109mの位置にある庚申塚(井土ヶ谷下町32-1)に井土ヶ谷事件の碑が建立されています。
住宅街の一角にあるので周辺を通ったことはあっても今まで気づいていませんでした。
実際の事件の現場は井土ヶ谷下町3付近ということでこのあたり。
井土ヶ谷駅からは10分ほどで行ける場所なのでお散歩がてら寄ってみてはいかがでしょうか。

井土ヶ谷駅からの道順




井土ヶ谷駅の出口を右折、マクドナルドなどがある方をまっすぐ進みます。
「井土ヶ谷」という大きな交差点を斜め左に、ガソリンスタンドを左手に見ながらまっすぐ進んで
しばらく歩いた先にあります。周りは住宅ばかりなので意識しないと見つけづらい場所かもしれません。
横浜は歴史の散策もできる街です
身近な場所で歴史名所があるのが横浜です。
横浜市南区のホームページでも「健康ウォーキングマップ」として井土ヶ谷事件の碑をはじめ
歴史を学べるコースが紹介されています。
今回は井土ヶ谷事件跡地周辺のみでしたが、これを参考に弘明寺の方まで歩いてみるのもいいと思いました。
コロナの影響であまり遠出ができない状況の今、横浜の歴史散策で体を動かすのもオススメです。
水分補給・熱中症対策はお忘れなく。
健康ウォーキングマップ NO.8 弘明寺公園から下の前公園コース
https://www.city.yokohama.lg.jp/minami/kurashi/kenko_iryo/kenkozukuri/040105.files/0016_20181122.pdf
