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横浜の異国感あふれるレトロなスポット紹介!

お出かけ
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横浜の異国感あふれるレトロなスポット紹介!
ここでは横浜の異国感あふれるスポットを紹介するコンテンツです。

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横浜の異国感あふれるレトロなスポット紹介!

横浜といえば、みなとみらいや中華街などをイメージする方も多いと思います。
そんな観光地とは正反対に住宅街や落ち着いた雰囲気の地域の中にはところどころ異国感あふれるレトロスポットが点在しています。
今回はそんな異国感あふれるレトロスポットを、エリアごとに紹介していきます。

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和洋が混ざるレトロな雰囲気を楽しむ根岸エリア

横浜の中でも落ち着いた住宅街という印象が強い根岸ですが、実は「近代の横浜らしさ」を感じられるスポットがいくつかあります。
和と洋が混ざった建物や、開港期に外国人たちが楽しんだ競馬場の跡地など、歩いてみるとちょっと異国っぽい雰囲気があるエリアです。

旧柳下邸(根岸なつかし公園)

根岸なつかし公園の一角にある「旧柳下邸」は、大正時代に商人・柳下氏が建てた邸宅です。
外観は和風住宅のようですが、南側にはガラス張りのサンルームや洋間があり、和洋折衷のデザインになっています。
こうした造りは、当時の上流階級が西洋のライフスタイルを取り入れようとした名残。
室内には暖炉やシャンデリアがあり、庭の芝生に面したサンルームは撮影スポットとしても人気です。
公園内は芝生が広がり、ベンチや小道もあって散歩にぴったり。
春は桜、秋は紅葉と、季節ごとの表情を楽しめます。建物の公開日をチェックして、内部を見学してみるのもおすすめです。

根岸森林公園(旧根岸競馬場跡)

根岸森林公園として親しまれているこの場所は、もともと日本初の洋式競馬場があったところ。
1866年、横浜に住む外国人が西洋式の競馬を開催したのが始まりで、その後は国内外の人々でにぎわうスポーツの拠点になりました。戦後は米軍に接収されましたが、返還後に公園として整備され、今では広い芝生やジョギングコースが人気です。
園内に残る観覧スタンドの石造りの壁は、競馬場だった頃の名残を伝える貴重な建物です。
ピクニックをしたり、遺構を背景に写真を撮ったりしながら、昔のにぎわいを想像してみると楽しいですよ。
近くには、米軍住宅をリノベーションしたカフェやパン屋も点在しているので、休憩をはさみながらのんびり過ごすのもおすすめです。

洋館と港の景色が残る山手エリア

JR山手駅

山手は、横浜港の開港とともに外国人居留地として発展したエリアです。
今も西洋館や教会が点在し、石畳風の道やカフェが並ぶ雰囲気は、横浜の中でも特に「異国情緒」を感じられる場所。散歩しながら港の景色や歴史ある建物をめぐるのがおすすめです。

山手西洋館めぐり

山手本通り沿いには、明治から昭和初期にかけて建てられた西洋館がいくつも残っています。
代表的なのは「外交官の家」「ベーリック・ホール」「ブラフ18番館」など。
それぞれアメリカン・ヴィクトリアン様式やスパニッシュ様式など、異なるデザインを楽しめるのが魅力です。多くの館は無料で内部を公開しており、アンティーク家具やステンドグラス、当時の暮らしを再現した展示を見学できます。
春や秋には庭園の花が彩りを添え、クリスマスやハロウィンシーズンには季節の装飾イベントも開催。
散策しながら洋館ごとの個性を見比べるのも楽しいですよ。

港の見える丘公園

山手西洋館の近くにある「港の見える丘公園」は、横浜港やベイブリッジを一望できる高台の公園です。
開港当時は、イギリスとフランスの軍施設が置かれていた場所で、のちに整備され現在のバラ園や展望台になりました。
初夏はローズガーデンの花が見頃になり、展望台からは港のクルーズ船やコンテナ埠頭の景色を眺められます。夕暮れ時の港の景色は特にロマンチック。散策の締めに訪れるのがおすすめです。

外国人墓地

外人墓地

元町方面へ歩いていくと、「外国人墓地」があります。
1854年、ペリー来航の際に亡くなったアメリカ兵を埋葬したのが始まりで、その後も商人や宣教師など、開港以降に横浜に関わった人々がここに眠っています。
石碑や墓標が並ぶ敷地からは港を望むことができ、横浜が国際都市として歩んできた歴史を感じる場所。公開日に合わせて敷地内を見学するのも良いですし、周囲を歩くだけでも雰囲気があります。

港町の歴史とアメリカンカルチャーが混ざる本牧エリア

横浜の東側に広がる本牧は、海と緑に囲まれたのんびりした雰囲気のエリアです。
明治の終わりごろから港に近い住宅地として発展し、戦後はアメリカ軍の住宅地(本牧ハウス)が置かれたことで、洋風の文化が早くから根付いてきました。
今も当時の面影と、日本庭園やカフェが同じ街にあるのが、本牧ならではの魅力です。

本牧山頂公園

かつて米軍住宅地だった高台を整備した公園。
広い芝生や散策路があり、展望デッキからは横浜港やベイブリッジを一望できます。
歩道や住宅の一部には、戦後にこの地を彩ったアメリカ文化の名残を感じることができます。
三溪園と合わせて、ゆったりとした時間を過ごしたいときにぴったりです。

MOONEYES Area-1 & CAFE

アメリカ西海岸を思わせるショップ&カフェ。
ホットロッドやカスタムカー文化を発信する「MOONEYES」の直営店で、雑貨やアパレル、カーグッズを販売しています。
併設のカフェではハンバーガーやパンケーキなどのアメリカンメニューを楽しめ、外に並ぶクラシックカーは写真映え抜群。
戦後の米軍ハウスがあった本牧だからこそ育ったアメリカンカルチャーを気軽に体験できます。

ギリシャ風建築を楽しむ大倉山エリア

東急東横線 大倉山駅

東急東横線「大倉山」駅の周辺は、商店街や住宅地の中にレトロでヨーロッパ調の雰囲気が漂うエリアです。特に駅から徒歩5分の「大倉山記念館」は、ギリシャ神殿を思わせる白い建物として有名。
歴史を感じながら、のんびり散策するのにぴったりです。

大倉山エルム通り商店街

大倉山駅前

東急東横線・大倉山駅前から記念館へ続く「大倉山エルム通り商店街」は、
昭和初期に整備された、横浜では珍しい“ギリシャ風建築”で統一された商店街です。
白い列柱を思わせる装飾や、アーチ型のデザインが並ぶ景観は、駅を降りた瞬間から小さな海外旅行気分。
通りの名前「エルム」は、ギリシャ神話の商業の神ヘルメス(エルム) にちなんだものといわれています。
商業の神にあやかり、地域の活気と交流を願って名付けられたそう。
パン屋やカフェ、洋菓子店など、地元に根付いた店が並び、歴史ある記念館へと続く坂道と一体になって、
「横浜らしいレトロと異国の雰囲気」を楽しめます。

大倉山記念館

大倉山記念館

1932年、実業家の大倉邦彦が「地域の人々が学び、交流できる場を作りたい」と建設したのが大倉山記念館。
設計は帝国ホテルの設計にも関わった建築家・長野宇平治。
外観はギリシャのパルテノン神殿を思わせる白亜の列柱が並び、昭和初期に流行した“西洋古典主義”の影響を色濃く残しています。
館内は無料で公開されており、中央ホールの高い天井や、窓から差し込む柔らかな光が印象的。
地域のイベントやアート展示が開かれることも多く、文化施設としても親しまれています。
建物の外に広がる芝生や樹木と、クラシカルな建築とのコントラストがとてもフォトジェニックです。

横浜は静かに歴史や外国文化を楽しめる場所

横浜には、観光地として知られる場所のほかにも、歴史の跡や海外の文化を感じられる静かなスポットがたくさんあります。
昔の暮らしを伝える建物や、港を見渡せる丘、洋風のデザインを取り入れた街並みやカフェなど、歩くたびに少しずつ違った表情が見えてきます。にぎやかな中心部を離れて、そんな横浜の一面をのんびり訪ねてみてはいかがでしょうか。
きっと、新しい魅力を発見できるはずです。