横浜 中区の神奈川近代文学館ってどんなところ?
日本近代文学作家と深いゆかりがあり、多くの文学作品が舞台となっている「神奈川県」。
そんな神奈川県の横浜市中区「港の見える丘公園」に資料を展示する文学施設があります。
ここでは、中区にある「神奈川近代文学館」を紹介するコンテンツです。
横浜 中区の神奈川近代文学館ってどんなところ?
1年を通して多くの観光客で賑わう人気の観光地「横浜」。
みなとみらい21 横浜赤レンガ倉庫 横浜中華街 山下公園 など…
横浜観光の定番スポットといえば「西区」や「中区」のイメージが強いようです。
そんな中区の山手町には、横浜港の景色を一望できる「港の見える丘公園」があります。
敷地面積約57,000㎡の園内には、さまざまな施設や博物館があるのをご存知でしょうか?
そのうちの1つが「神奈川近代文学館」です。
「どんなところ?」「神奈川近代文学館では何が楽しめる?」「交通アクセスは?」
今回は、横浜市中区山手町にある「神奈川近代文学館」の見どころをお伝えします。
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神奈川近代文学館の歴史とは?
神奈川県は、日本近代文学作家と深い縁があり、さまざまな作品の舞台となってきました。
夏目漱石/太宰治/芥川龍之介/川端康成/三島由紀夫 など…
神奈川近代文学館は、神奈川県が設立した日本近代文学専門の博物館/図書館です。
日本近代文学に関する図書や雑誌といった、資料の収集/保存/公開を行っています。
関連する展覧会の開催や生涯学習支援事業も数多く実施されているのです。
個人展/講演会/朗読会/映画会 など…
他にも、神奈川県にゆかりある作家に関連したイベントなどが定期的に開催されています。
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神奈川近代文学館は1984年、日本近代文学の振興/普及/促進を目的に開館しました。
そんな施設の運営は、開館以来「公益財団法人神奈川文学振興会」が担っています。
近代日本文学専門の博物館として、図書や貴重資料が数多く所蔵/保存されているのです。
その所蔵総数は約120万点を超え、国内最大規模を誇るのです。
所蔵内容としては、個人作家/収集家40以上の個人文庫コレクションを有しています。
現在は所蔵資料をデータベース化し、画像化にも取り組んでいるのです。
これによってウェブ上で公開が可能となり、近代文学研究の発展に大きく貢献しています。
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施設内をご紹介
ここからは、実際に「神奈川近代文学館」の施設内をご紹介します。
なお、企画展示室と常設展示室はすべての場所が「撮影禁止」となっていました。
施設内の写真が比較的少ないため、説明はできるだけ詳しくお伝えするつもりです。
入出口/受付/エントランスホール/ミュージアムショップ など…
展示物のないその他の撮影可能なエリアについては、写真とともにお伝えします。
訪れる際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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全体が白色で統一感ある建物は、西洋ホテルのような上品な雰囲気がある外観です。
周辺はたくさんの緑で囲まれているため、白色の建物が映えますね。
緩やかなスロープとなっている場所を進むと、建物入口が見えてきました。
建物は全部で2つあり「展示館」と「本館」に分かれています。
自動ドアの先に正面に受付があるため、ここで入場料を支払ってチケットを受け取ります。
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主に催しが行われるのは展示館ですが、施設内は2階建てとなっていました。
1階は全部で3部屋の展示室があり、すべて繋がっている構造となっています。
展示室は、基本的に企画展または特別展と常設展の2つの展示が行われていました。
最後にビデオコーナーとショップがあり、ぐるっと一周して入口へ戻ってくる形です。
展示室奥の閲覧室では、本の閲覧/コピー(有料)/レファレンスサービスが利用可能。
他にも、施設内所蔵の貴重な夏目漱石デジタルデータ資料が約700点も公開されています。
そして、2階にはホール/中会議室/小会議室/和室/バルコニーがあります。
授乳コーナー/ベビーシート/ベビーチェアがあり、小さなお子さん連れでも安心ですね。
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受付の右側を進むと、すぐにエントランスホールが広がっていました。
ここでは、休憩できるソファーや訪れた記念となるスタンプなどが設置されています。
ホールは、奥の企画展示室によってパネルやフォトスペースなどが作られるそうです。
訪れた際は、絵本作家・堀内誠一氏の「堀内誠一 絵の世界」が開催されていました。
そのため、代表作の「ぐるんぱのようちえん」や「たろうのおでかけ」パネルがあります。
なお、ここまでのエリアに関しては「撮影OK」でした。
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この先は、展示室と閲覧室になるため、撮影することはできません。
ミュージアムショップでは、企画展示に関する商品が販売されていました。
この時は絵本を中心にポストカードなど、見ているだけでもワクワクする商品がたくさん。
他にも、神奈川近代文学館らしく文学作家にまつわる商品が多数取り揃えられていました。
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ショップの奥に目を向けると「ご自由にお使いください」と書かれたスペースがあります。
神奈川近代文学館へ訪れた方が無料で利用できる休憩所「ラウンジ」となっていました。
この場所は一面ガラス張りとなっているため、外の景色を一望できます。
天気の良い日に訪れた際は、ぜひ覗いてみてくださいね。
トイレは全部で3か所あり、公衆電話/コインロッカー/AEDなども設置されていました。
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開館時間と休館日について
神奈川近代文学館の開館時間は、9時30分〜17時となっています。
ただし、入場は16時30分までとなっているため、ご注意ください。
休園日は、毎週月曜日(祝日の場合は開館)と年末年始(12月28日〜1月4日)です。
展示替え期間中も展示室は、休室となります。
閲覧室は無料で利用可能ですが、展示室は基本的に有料です。
展覧会ごとで入場料は異なりますが、高校生は一律100円、中学生以下は無料です。
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神奈川近代文学館への交通アクセスは?
ここまで「神奈川近代文学館」の施設内についてお伝えしました。
それでは最後に「神奈川近代文学館」までの交通アクセスについてお伝えします。
アクセスは、みなとみらい線「元町・中華街駅(6番出口)」から歩いて約10分です。
駅を出ると、すぐに上り坂の続く「谷戸坂」が見えくるため、道なりにまっすぐ進みます。
谷戸坂を約400m歩くと、丘の上に到着して「港の見える丘公園」の入口が見えました。
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この入口を通り過ぎ、途中の「横浜市イギリス館」をさらに直進です。
敷地内入口に出ている青色の看板が目印ですが、そこからさらに園内の奥へ進みます。
園内を道なりに約5分歩くと横浜港を一望できる広場が見えてきたら、もう少しです。
全長約100mの「霧笛橋」を渡り終えると、企画展の大きな看板とともに到着しました。
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傾斜角度のあるところを約10分歩くため、可能ならばバスで訪れるのがおすすめ。
バスで訪れる場合は、横浜市営バス「港の見える丘公園前」バス停で下車しましょう。
ちなみに、バスはJR線「桜木町駅」から出ており、乗車時間は約17分です。
通常車両の横浜市営バス以外に「あかいくつ号」でも、このバス停に停車しました。
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神奈川近代文学館へ行ってみよう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、横浜市中区山手町にある「神奈川近代文学館」の見どころをお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
日本近代文学史の中でも、特に多くの作品に登場している「神奈川県」。
そんな文学作家と深い関係にあるのが「神奈川近代文学館」です。
神奈川近代文学館は、120万点以上ある貴重な資料を数多く公開しているのも魅力の1つ。
また、1年を通してさまざまな企画展や特別展も開催されています。
そのため、博物館として何度訪れても展示内容に飽きることなく楽しめるのです。
子どもから大人までワクワクすること間違いなしですね。
「神奈川近代文学館」へ訪れ、いつもと違った横浜観光で日本文学を満喫してみませんか。
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