「横浜への引越しを考えているけれど、子育て世帯が使える補助金って何があるの?」「申請手続きが複雑そうで不安…」そんな悩みを抱えていませんか。
じつは横浜市では、妊娠届出から高校生年代まで途切れなく使える支援制度が整っています。この記事を読めば、対象となる条件と申請の流れがスッキリわかります。
横浜市の子育て支援が「手厚い」と言われる理由
横浜市は人口約370万人を抱える日本最大の自治体です。2026年度(令和8年度)を大きな節目として、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援へと政策を大きく転換しました。
具体的には、直接給付・医療費助成・保育インフラ・行政手続きのデジタル化という4つの柱で構成されています。しかも、多くの手続きは専用アプリ「パマトコ」を通じてスマホだけで完結するため、忙しい子育て世帯でも負担なく制度を活用できます。
妊婦のための支援給付事業|合計最大10万円
制度の概要と給付額
2025年(令和7年)4月1日以降に申請した方を対象とする給付事業で、妊娠届出時と出産後の2回に分けて支給されます。
| 給付タイミング | 対象 | 給付額 |
|---|---|---|
| 1回目(妊娠時) | 妊娠届出後に申請した妊婦 | 5万円 |
| 2回目(出産時) | 出産した産婦 | 胎児1人につき5万円 |
双子なら10万円、三つ子なら15万円と、多胎児の場合は人数に応じて加算されます。また、流産・死産・人工妊娠中絶を経験した方も、1回目・2回目双方の給付対象として認められています。
申請方法と必要書類
1回目の申請案内は、区役所こども家庭支援課で妊娠届出を行うその場で手渡されます。2回目の案内は「こんにちは赤ちゃん訪問」の際に届きます。
申請は横浜市子育て応援アプリ「パマトコ」から電子申請が可能です。母子健康手帳番号と本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)の画像をアップロードするだけで手続きが完了します。申請後の審査状況もアプリ内でリアルタイムに確認できます。
申請期限は、1回目が妊娠確定日から2年以内、2回目が出産予定日の8週間前から2年以内と余裕があるため、産後の慌ただしい時期でも安心です。
物価高対応子育て応援手当|1人2万円を一括給付
対象と支給額
平成19年(2007年)4月2日から令和8年(2026年)3月31日までに生まれた児童、つまり0歳から高校生年代までのお子さんが対象です。児童1人あたり2万円が一時金として支給されます。
申請は原則不要(プッシュ型給付)
横浜市から児童手当を受給中の世帯は、申請手続きが不要です。児童手当の振込口座に自動で振り込まれます。
ただし、以下のケースでは個別に申請が必要です。
公務員の方は「パマトコ」で案内を確認のうえ、専用の手続きを行ってください。
小児医療費助成|2026年6月から18歳まで無償化
所得制限撤廃の経緯
令和5年(2023年)8月の改定で、中学3年生までの医療費助成から所得制限と一部負担金が完全に撤廃されました。これにより、世帯の収入に関わらず誰でも無償で小児医療を受けられるようになっています。
高校生年代への拡大
2026年度(令和8年度)からは対象がさらに拡大し、18歳(高校生年代)まで医療費が無償化されます。運用開始は2026年6月を予定しており、システム改修や医療機関との連携準備が進められています。
参考👉️ 令和8年度 事業計画書(健康福祉局)「小児の医療費助成」-令和8年6月に対象年齢を18歳年度末まで拡大する予定。
高校生年代は部活動によるケガや思春期特有の心身の不調など、医療費がかさみやすい時期です。この拡充により、保護者は費用を気にせず早めに受診させることができ、疾患の重症化を防ぐ予防医学的な効果も期待されています。
保育インフラの充実|待機児童ゼロから「保留児童ゼロ」へ
横浜市は2026〜2029年度の中期計画において、「こども・子育て」を14の政策群のうち第4番目に位置づけ、重点施策としています。
保留児童の解消を目指す
国の定義上の「待機児童ゼロ」を達成しても、第1希望以外の園に入れなかったり、認可外施設を利用せざるを得ない「保留児童」は存在します。横浜市はこの保留児童の解消を明確な目標として掲げ、通勤動線やきょうだい同一園入所など、保護者の個別ニーズに応える保育体制の構築を進めています。
保留児童について:横浜市の資料(参考)「待機児童ゼロの継続、保留児童の低減に向けて、より効果的な取組を推進していきます」と記載されています(※市としては「ゼロ」という断言より「低減」「解消に向けた取組」という表現を用いて実務を進めています)。
横浜版一時預かりの拡充
就労の有無に関わらず、育児疲れのリフレッシュや急な用事の際に利用できる一時預かり拠点も市内各所で拡充されています。発達に特性のあるお子さんや医療的ケア児への対応も強化されており、インクルーシブな保育環境が整いつつあります。
一時預かり・インクルーシブ保育について:「仕事や急用、リフレッシュ等様々な場面で安心して利用できる預かりサービスを提供できるよう…(中略)横浜版一時預かりの拡充」や、「障害のあるこどもたち」など多様なニーズに合わせた「切れ目のない支援」の推進が明記されています。
「パマトコ」で手続きをスマホ完結
横浜市子育て応援サイト・アプリ「パマトコ(Pamatoco)」は、子育て支援の申請窓口を一元化したデジタルプラットフォームです。
アカウントを作成すれば、世帯構成やお子さんの年齢に合わせた支援制度がパーソナライズされて表示されます。24時間いつでも申請できるため、区役所に足を運ぶ時間が取れない方でも安心です。
よくある質問(FAQ)
- Q妊娠届出前でも申請できますか?
- A
1回目の給付は、医療機関で胎児の心拍が確認され、区役所に妊娠届出を行った後に申請が可能です。届出時に案内が渡されますので、その場で確認できます。
- Q所得制限はありますか?
- A
妊婦のための支援給付事業・物価高対応子育て応援手当・小児医療費助成のいずれも、所得制限はありません。生活保護受給世帯も給付対象となり、収入認定もされません。
- Q横浜市に引っ越す予定ですが、いつから対象になりますか?
- A
物価高対応子育て応援手当は、令和7年10月1日以降に横浜市へ転入した場合は個別申請が必要です。小児医療費助成は転入届を提出後、区役所で医療証の交付手続きを行うことで利用できます。
まとめ|まずは対象条件を確認してみましょう
横浜市の子育て支援は、妊娠届出から高校生年代まで途切れなく続く「切れ目のない支援」が特徴です。申請手続きの多くは「パマトコ」でスマホ完結できるため、忙しい子育て世帯でも負担なく制度を活用できます。
まずはご自身の世帯構成と対象条件を確認し、使える支援を見逃さないようにしましょう。
横浜での住まい探しや他の支援制度の全体像については、こちらの記事で詳しく解説しています。 → 【2026年春】横浜の住まい選びと支援制度:家族相場と補助金活用ガイド

この春、横浜で暮らし始める方や新生活になる方へ、横浜の暮らしやすさを探しています。今回のコンテンツは家族を持つ方々へ、ちょっと散りばめられている情報をまとめてみました。皆さんの横浜暮らしの参考になれば嬉しいです。


