根岸森林公園とは、横浜市中区にあり、JR京浜東北・根岸線「山手駅」と「根岸駅」の中間地点にある大きな公園です。
どちらの駅からも徒歩10〜15分ほどとはなっておりますが、どちらの駅からも坂を上がった丘の上なので、徒歩で向かうのは、近隣にお住いの方だけかも知れません。
根岸森林公園周辺は、アメリカの香りが残る高級住宅街
上の写真にある通り大きな公園なので、車で訪れる方々も多く、土日・祝日には駐車場は満車となることも少なくないようです。
桜の樹がたくさん植えられているため、特に春はお散歩には絶好の場所だと思います。
- 根岸森林公園
根岸森林公園では馬に乗れる
馬の博物館
根岸森林公園は、1866年(江戸時代)にできた日本初の洋式競馬が行われた「横浜競馬場」の跡地にできた公園だそうです。
その公園内に「馬の博物館」があります。
1977年(昭和52)日本中央競馬会により、わが国初の本格的な洋式競馬施設・根岸(横浜)競馬場跡地に開設された根岸競馬記念公苑内にあり、現在は公益財団法人馬事文化財団が運営しています。
「馬の博物館とは」より
この「馬の博物館」には、馬具の展示やアート作品の展示など、常設・特設で見られるということです。
ミュージアムショップもあり、馬のぬいぐるみやTシャツなどのグッズ類が購入できるようです。
ポニーセンターで乗馬体験
馬の博物館の横に「ポニーセンター」というところがあり、乗馬体験ができます。
乗馬をしたり、ニンジンをあげるなど馬と触れ合うだけでなく、かつて競馬で活躍した馬を間近でみることもできるようです。
こんな横浜の真ん中で、馬と触れ合える場所があるんですね!
公園内で色々なイベントも行われる
公園内では、いろいろなイベントが行われています。
掲示板やホームページで情報を取得できるようですが、「ドッグラン」になる日があったり、公園内で「ヨガ」を行ったりしているようです。
根岸森林公園の周りは高級住宅街が多いからか、大型犬のお散歩も多く見かけるので、ドッグランなどあるととてもいいですね。
根岸森林公園は歴史がある
前述した通り、根岸森林公園になる前は江戸時代に洋式競馬場があったのが、この根岸森林公園です。
この公園の歴史はそれだけではありませんでした。
第二次世界大戦中は日本の海軍に接収され、終戦後はアメリカ軍に接収されるなど、日本の近代の歴史と共に変化をしてきました。
1969年に競馬場の旧スタンドを残して日本に返還され、公園となりました。
1982年に旧スタンドも返還され、公園内に「旧観覧席」として、公園内にパネルで設計図なども公開されています。
米軍施設は現在もある
この根岸森林公園横には米軍施設があります。
と言っても、以前はこの周辺には「根岸住宅地区」という米軍の住宅地がありました。
ですが、2004年に返還合意がなされ、2015年にはここに住んでいた住民の退去が終了しているそうです。
かつては385戸あり、学校・消防署・レストラン・診療所などもあり、1つの街が出来上がっていました。
以前「フレンドシップデー」という一般の日本人が入れるイベントの時に施設内に入ったことがありますが、フェンスの中はアメリカと同じなので、買い物には米ドルも使えますし、当時は日本になかったファストフード店もありました。
現在では「フレンドシップデー」のイベントは横須賀で行われているそうです。
根岸森林公園周辺の飲食店
松任谷由実さんの「海を見ていた午後」でも有名なドルフィン
根岸森林公園の周りは、道路が片側1車線の比較的細い道路なので、大きい飲食店は少ないのですが、その代表格がこの「ドルフィン」ではないでしょうか??
松任谷由実さんが1974年に発売した「海を見ていた午後」で、歌詞に出てくる「山手のドルフィンは、静かなレストラン」が、このドルフィンです。
オムライス・カレー・ピザ・ステーキ等からコース料理まで楽しめるレストランです。
ガラス張りで見晴らしがいいお店です。「晴れた午後には遠く三浦岬も見える」かどうかは、是非立ち寄ってみてください。
<海を見ていた午後>が入っているアルバム
他にも近隣に小規模な飲食店もありますので、テイクアウトを扱うお店もありますので、テイクアウトのお弁当を買って、根岸森林公園でピクニックをしてもいいかもしれませんね。
根岸森林公園周辺に住もう
根岸森林公園の周辺は、高級住宅が多いです。
一戸建ても駐車場を見ると外車が停まっていたり、大きいお宅も少なくありません。
ですがマンションなども多くありますし、URも公園近くにありますので、まずは賃貸で住んでみたいという方にも良い場所かもしれません。
横浜駅や桜木町駅、根岸駅からバス便がありますので、この周辺にお住いの場合「駅から坂を上らないとならないのか・・・」と思われるかもしれませんが、ご安心を!