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横浜のマニアックなミニシアター映画館

kino cinéma横浜みなとみらい

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横浜のマニアックなミニシアター映画館
横浜は昭和の時代、映画の街でした。
大小の映画館が伊勢佐木町や馬車道にたくさんあったことをご存知ですか?
今のようにシネコンがなかったため、映画館がたくさん点在し、みんなが観にきていました。
ここでは、今では懐かしい「横浜のマニアックなミニシアター」を紹介するコンテンツです。

横浜のマニアックなミニシアター映画館

横浜にたくさんの映画館があった時代でも、ミニシアターという小さいマニアックな映画館は人気でした。
今でもいくつかのミニシアターが残っていたり、新しく出来たりしています。
ミニシアターでは、シネコンではやっていないマニアックなものや旧作などが上映されています。
その映画館の特長が出ることもあり、一部の方々には嬉しい施設ですね。
ミニシアターはその時期に興行収入をどんどん押し上げる流行の映画を上演しません。
そのため、どんな映画をチョイスするかが非常に重要になります。
「映画館のイメージ」というものが見える、今では珍しい映画館の形です。
今回は、そんな「横浜のマニアックなミニシアター映画館」をお伝えします。

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シネマ ジャック&ベティ

マニアックなファンが多い JACK & BETTYです。
最寄駅は、京浜急行「黄金町駅」で徒歩7分、横浜市営地下鉄「阪東橋駅」徒歩8分です。
ジャックという青いシートの映画館と、ベティという赤いシートの映画館の2スクリーンがあります。

1952年12月25日「横浜名画座」として開館。第二次世界大戦後、アメリカ軍の飛行場として使用されていた場所に建設された。かつて隣接して営業していた横浜日劇とともに「洋画は日劇、邦画は名画座」のフレーズで地元密着型の映画館として親しまれた。
1991年には大幅に館内をリニューアル。これまでの1館を2館形態にわけ、洋画を中心に上映するジャック館、邦画を中心に上映するベティ館として再スタートした。館名も現在の「シネマ・ジャック&ベティ」に変更された。
その後、前述の横浜日劇とともに同館を経営していた中央興業有限会社が興行不振などの理由により廃業したため、2005年2月にいったん閉館の憂き目にあう。しかし地元の映画ファンの後押しの声もあり、有限会社フレンダム(当時)によって存続。地元の街の活性化を図る「黄金町プロジェクト」が相互連携の形で運営に関わり、ふたたび興行が続けられた。

wikipedia シネマ・ジャック&ベティ より

当時この伊勢佐木町周辺には映画館がたくさんあり、映画の街でした。
ほどんどの映画館が閉館していきました。このジャック & ベティも例外ではなかったようです。
ですが、支えてくれる方々がいて再建したんですね。

私も以前、他の映画館ではやっていないようなインド映画を見に、ここの映画館に見にいったことがあります。
最近できたシネコンのように広くないし、古めかしい感じもするのですが、それがミニシアターが好きな方々には嬉しいのかもしれません。

ジャック&ベティ
映画館のエントランス
ジャック&ベティ
チケット売り場は1階に、映画館は2階へ上がる

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横浜シネマリン

令和の時代に残る昭和の香りのするミニシアターです。
上記ジャック&ベティと共に伊勢佐木町周辺のミニシアターの人気を支えています。

最寄駅は、横浜市営地下鉄「伊勢佐木長者町駅」徒歩5分ほどです。

1955年7月8日、吉本興業により横浜シネマリンの前身となる「横浜花月映画劇場」が開場した。当時は、伊勢佐木町や野毛町周辺に20軒を越える映画館が林立していた。劇場名については資料により「横浜花月劇場」「花月映画劇場」の表記も見られ、明らかではない。この劇場は1963年に一度閉館したのち、翌1964年に、伊勢佐木町のとんかつ店がオーナーとなり、「イセザキシネマ座」の名称で再オープンした。当初は東宝系の映画を多く上映したが、次第に日活ロマンポルノなど成人映画が中心となった。1986年に、イセザキシネマ座の支配人が同館を引き継ぎ、1989年には松竹系の一般向け娯楽映画を上映する「横浜シネマリン」として新装オープンした。劇場名は、映画の「シネマ」と横浜の「海=マリン」のイメージを合わせものである。

2014年3月31日に休館。閉館の危機を迎えたが、シネマリンの映写機メンテナンス担当から誘いを受けた映画サークル「横浜キネマ倶楽部」事務局長の女性がシネマリンの運営会社を買い取り、再生を目指した。合議制の難しさから、サークルとしてではなく、横浜市の芸術不動産リノベーション事業の助成制度を活用したうえで個人の事業として行った。

wikipwdia 横浜シネマリン より

そもそも1955年がスタートという、歴史のある映画館ですがこんなに紆余曲折な歴史を辿っていたんですね。

横浜シネマリン
映画館のエントランス
横浜シネマリン
映画館は地下にあります

kino cinéma 横浜みなとみらい

木下グループが運営するミニシアターです。2019年4月にできた、比較的新しい映画館。
MARK IS みなとみらいから、通りを渡って向かいにあるビルの2階です。
スターバックスコーヒーとTSUTAYAが1階に入っているので、ビルはわかりやすいのですが、入り口がどこか迷います。

スターバックスコーヒーの入り口を入って、一番MARK IS みなとみらい側に階段やエレベーターがあるので、そこから2階へ上がってください。
階段を上がると現在はパディントンがお迎えしてくれます。

3つのスクリーンがあり、旧作やアニメ、マニアックな作品も色々上映されています。
2022年8月には名作「ショーシャンクの空に」の4Kリマスター版を上映していて、名作を美しい状態でまた映画館でみたい方は是非行ってみてはいかがでしょうか?

kino cinéma横浜みなとみらい
1階に設置されている上映作品の時間が表示されているモニター
kino cinéma横浜みなとみらい
2階のチケット売り場

横浜のミニシアターに行ってみよう!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、横浜市内にある「マニアックなミニシアター映画館」についてお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
歴史あるミニシアターから、最近できた新しいミニシアターまで…。
どちらもなかなか出会えない映画を上映していました。
映画作品との一期一会。
あなたの「お気に入りの映画」が見つかるかもしれません。

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横浜生まれ横浜育ち、通った学校も横浜、現在の住まいも横浜な「どっぷり横浜市民」です。