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横浜の神奈川台場石垣跡地「星野町公園」とは?
星野町公園は、コットンハーバーの高層マンションと横浜中央卸市場に隣接する公園です。
住宅街に囲まれている公園はとても広く、思いっきり走り回れるようになっています。
ここでは、神奈川区の「星野町公園」を紹介するコンテンツです。
目次
星野町公園は、神奈川区の住宅街に位置する公園です。
子どもが思いっきり走り回れるほど広い公園には、遊具広場と芝生広場がありました。
園内の一角には神奈川台場石垣跡の一部が残っているほか、JR線貨物列車も見られます。
「星野町公園ってどんなところ?」「見どころはなに?」「アクセスは?」
今回は、横浜・コットンハーバー地区の「星野町公園」についてお伝えします。
ここからは、星野町公園について詳しくご紹介します。
星野町公園へ訪れる際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まず、公園入口には園内どこからでも時間が確認できる時計と大きな花壇がありました。
ここの花壇は定期的に手入れがされているため、季節の植物を楽しめるのです。
春になると、チューリップ/パンジー/菜の花などの色とりどりの花々が見られますよ。
入口にはベンチも設置されており、休憩している方やピクニックしている方まで。
園内中央の芝生広場では子どもたちが走り回ったり、犬を散歩させる方もいました。
よく見ると、小高い丘のように少し盛り上がっているため、思いっきり走り回れます。
公園全体は広くて見通しが良いため、お子さんを遊ばせるにも安心ですね。
広い公園のため、人やモノが飛び出さないように公園入口にはポールも立っていました。
芝生広場の奥には、遊具広場や砂場などがあります。
鉄棒やすべり台のほか、大人も身体を動かせる健康器具などがありました。
健康遊具は園内反対側の方にもあり、これは大人専用です。
園内にある健康遊具は、事故防止と安全の観点から「子ども使用不可」となっています。
園内の地面は芝生広場のみ芝生ですが、それ以外の場所は砂地となっていました。
公園にはトイレ/水飲み場/手洗い場があるほか、公園の掲示板もあります。
親子の集い広場として、幼児向けのイベントなども月2回程度開催されているのです。
気になる方は、掲示板やホームページをチェックしてみてくださいね。
さらに、公園のすぐ裏はJR線貨物専用駅「東高島駅」となっています。
そのため、園内からJR線の貨物列車を間近で見ることができるのです。
電車好きのお子さんには、たまらないおすすめの穴場スポットとなっていました。
他にも、公園は海も近いため、運が良ければ船やヨットなども見られますよ。
そもそも「神奈川台場」とは、何のことを指すのでしょうか?
公園の案内板には「神奈川台場」について、このような記載がありました。
安政6年(1859年)5月、幕府は伊予松山藩に命じ、勝海舟の設計で台場(砲台)を構築した。
星野町公園「神奈川台場跡地」案内板より
台場は総面積約26,000㎡(約8,000坪)の海に突き出た扇形で、約7万両の費用と工期約1年を要し、万延元年(1860年)6月竣工した。
国交のある国々と礼砲や祝砲を交換するという、当時の国際港としてはなくてはてはならない重要な役割を担った施設である。
明治32年2月に廃止されるまで台場として使われたが、大正10年(1921年)頃から埋め立てられ、現在では、石垣の一部を残すのみとなった。
1859年、横浜港が開港したと同時に港には波止場が作られました。
台場や波止場は、当時の国際港のもっとも重要な施設の1つだったのです。
そのため、要人が横浜港へ船が発着する際には神奈川台場から祝砲も打たれていたそう。
史跡は2009年に横浜市が再整備工事を行い、現在も遺構として保存されています。
現在、神奈川台場の大部分は都市化による再開発などで地下に埋もれてしまいました。
そのため、神奈川台場跡地として石垣部分が見れるのは貴重なのです。
跡地は、神奈川区内の「星野町公園」と「神奈川台場公園」2か所でのみ見られます。
神奈川台場跡地は、園内奥の場所にありますよ。
分かりやすく「開港百五十周年記念 神奈川台場跡」という石碑が建てられていました。
台場とは、外国船の来襲に備えて全国各地に造られた砲台の跡のこと。
当時は外からの攻撃から身を守るため、台場には外堀が作られていたのです。
現在は子どもが遊ぶ公園のため、落ちないように安全柵が建てられていて安心ですね。
案内板は、説明文とカラー写真付きでとても分かりやすく書かれていました。
それでは、星野町公園への行き方と交通アクセスをお伝えします。
星野町公園まで最も近くに行ける移動手段は、バスです。
横浜市営バス「星野町公園前」バス停が最寄りで、公園はバス停の目の前となっています。
バス停を降りると、すぐに信号のない横断歩道がありました。
ここはお子さんが公園を目の前にして飛び出しやすいため、十分に注意して渡りましょう。
バス停の時刻表を見ると、運行時間は1時間に1〜2本運行していました。
バスの行き先は「横浜駅前」と「東神奈川駅前」の2つです。
平日の運行本数が多い時間帯で1時間に3本ほどある一方で、休日は少なくなります。
公園からはバスが到着するところも見れますが、時間に余裕を持って遊びましょう。
ちなみに、最寄り駅は「東神奈川駅」で、歩いて約18分です。
ただし、電車でお子さんと訪れる場合には遠すぎるため、あまりおすすめしません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、神奈川区の「星野町公園」についてお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
星野町公園は、横浜・コットンハーバー地区の住宅街エリアにある公園です。
公園には遊具や芝生広場が充実していてとても遊びやすく、居心地も良くなっていました。
周辺には高層マンションも密集しており、地域の憩いの場となっています。
週末はファミリー、平日午後は地域の子どもたちで賑わっていました。
そのため、平日の午前中が比較的空いており、ゆっくり過ごせておすすめですよ。
子どもから大人まで楽しめる「星野町公園」へ訪れてみてはいかがでしょうか。