入園無料の遊園地 よこはまコスモワールドとは?
よこはまコスモワールドは、横浜・みなとみらいにある都市型遊園地です。
コスモワールドと言えば、横浜のシンボルである大観覧車「コスモクロック21」が有名。
他にもさまざまなアトラクションがありますが、なんと入園料金は無料となっています。
ここでは、みなとみらいの遊園地「よこはまコスモワールド」を紹介するコンテンツです。
入園無料の遊園地 よこはまコスモワールドとは?
1年を通して多くの観光客が訪れる人気の観光地「横浜」。
みなさんは「横浜」と聞いて、どんな街並みをイメージしますか?
赤レンガ倉庫、ランドマークタワー、コスモクロック21など…
多くの方々は、海から見える港町・横浜の印象が強いと思います。
中でも特に目を引くのは、横浜のシンボルとして有名な大観覧車「コスモクロック21」。
コスモクロック21は、みなとみらいの遊園地「よこはまコスモワールド」内にあります。
「コスモワールドってどんな遊園地?」「入園料金はいくら?」「交通アクセスは?」
今回は、みなとみらいの都市型遊園地「よこはまコスモワールド」についてお伝えします。
よこはまコスモワールドってどんなところ?
よこはまコスモワールドは、横浜・みなとみらいの中心にある都市型立体遊園地です。
1989年に開催された横浜博覧会の出展施設として、建てられたのが始まり。
横浜博覧会における目玉施設だったのが、大観覧車「コスモクロック21」でした。
そして、当時のイベントブース名は「コスモワールド・子供共和国」だったそう。
博覧会終了後は大観覧車「コスモクロック21」の存続が決定します。
存続が決定したことで、同時にコスモワールド(遊園地エリア)の運営も継続したのです。
当時は、日本丸メモリアルパークに隣接のみなとみらい23街区のみで運営していました。
その後「コスモクロック21」が対岸の新港地区(15街区)側へ移転することが決定。
移転に合わせて、コスモワールドの遊園地エリア全体を拡張することになります。
1999年には遊園地の移転リニューアルが完了し、現在の姿となりました。
現在、運河を挟んで15街区と23街区の2エリアに分かれている理由も納得できますね。
ちなみに、よこはまコスモワールドの運営会社は大阪にある「泉陽興業株式会社」です。
「泉陽興業株式会社」という社名にあまり聞き馴染みがない方も多いはず。
実は、全国にある15施設の大観覧車を運営する有名な会社です。
泉陽興業株式会社の過去実績には、このような記載もありました。
泉陽は1970年に開催されました日本万国博覧会をはじめ、沖縄海洋博覧会、国際科学技術博覧会、国際花と緑の博覧会など国内で開催された全ての国際博覧会のレジャー部門に参画するとともに、パビリオンや会場内輸送施設など様々な分野においても大きく参画してまいりました。
博覧会実績 – 泉陽興業株式会社
さらに「2005年日本国際博覧会」《愛・地球博》におきましても2つの“遊”の空間を泉陽一社でお引き受けし、また企業パビリオンも2施設、設計から製作、施工まで携わるなど、各博覧会の成功に大きく貢献しています。
過去には大阪万博(1970年開催)、愛・地球博(2005年開催)のパビリオンも手掛けています。
桜木町駅ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」も泉陽興業株式会社が運営。
このような理由で、泉陽興業株式会社が運営に関わっているのです。
参考:ロケーション展開 – 泉陽興業株式会社 SENYO KOGYO CO.LTD.
よこはまコスモワールドはアトラクションが豊富
ここからは、よこはまコスモワールドを3つのエリアごとに厳選してご紹介します。
訪れる際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ワンダーアミューズ・ゾーン
まず1つ目のエリアは「ワンダーアミューズ・ゾーン」エリアです。
水と緑に奇抜でカラフルなデザインが融合した「未来の理想的な遊空間」がテーマ。
このエリアには全14種類のアトラクションがあり、絶叫系や恐怖系が集まっています。
- 大観覧車「コスモクロック21」
- 水中突入型ジェットコースター「バニッシュ!」
- 落とし込み世界最大の急流すべり「クリフ・ドロップ」
- スピニング・コースター
- 「新・幽霊堂」〜恐怖の旅〜
- シューティングライド「エキドナの洞窟」3D
- 「ミラーアドベンチャー」〜巨大万華鏡の世界〜
- ゲームライド「スモッグ王国大冒険」
- VRV 〜VIRTUAL REALITY VEHICLE〜
- 飛び出しすぎる!360°超立体シアター「4Dキング」
- 宝石さがし トレジャーコレクション
- コスモファンタジア・ストリート
- ダウンタウン
- キディライド
このエリアで1番人気のジェットコースターは、観覧車のまわりを走る「バニッシュ」。
最大の見どころは、園内最長かつ世界初の水中突入型ジェットコースターであることです。
時速は約75kmもあり、コースターが水中へ潜るように高さ約30mから一気に下降します。
24人乗りのバニッシュは安全ベルトを肩まで着用するため、お子さんでも安心ですね。
「バニッシュ」は定番ですが、意外とスリルを楽しめるのが「クリフドロップ」です。
ボートに乗って水上を走るクリフドロップは、落下傾斜46度/落差18mとなっています。
ベルト1本だけで固定されるため、浮遊感があってさらに恐怖感を味わえますよ。
ちなみに、バニッシュは全く濡れずクリフドロップは少し水しぶきがかかる程度です。
水のかかり具合は乗車時の風速/乗車人数/重さなどで多少変わるため、ご注意ください。
2つのジェットコースターは、どちらも110cmと120cmの身長制限が設けられていました。
そして、屋上にあるコースター自体が回転する「スピニングコースター」もおすすめ。
高い場所をぐるぐると移動するため、高所恐怖症の方は足がすくむかもしれません。
他にも、宝探しやお化け屋敷、VRゴーグルを装着した最先端のアトラクションまで。
絶叫系のジェットコースターが苦手な方や、小さなお子さんでも十分楽しめますよ。
ワンダーアミューズ・ゾーンには、軽食が食べられるフードコートもあります。
ここでは、うどん/焼きそば/ホットドッグ/唐揚げ/クレープなどがありました。
何と言っても1番人気のアトラクションは、大観覧車「コスモクロック21」です。
観覧車の高さは112.5m、定員480名で時計機能付き観覧車としては世界最大級。
全部で60台ある観覧車のうち、4台だけ「シースルーゴンドラ」となっていました。
この4台は地上が見下ろせるため、スリル満点な空中散歩を楽しめるますよ。
1周は約15分となっており、横浜の景色を360度ゆっくりと見渡せます。
昼はもちろん、ライトアップされた夜はみなとみらいの夜景を彩り幻想的になるのです。
冬のイルミネーションや夏の花火大会などイベント時期になると、さらに混雑します。
特に、花火大会当日は景色が一望できる観覧車のゴンドラ内から楽しむ方が多いです。
最高のロケーションになるよう、事前に調べた打ち上げ時間に合わせて乗る方がいるほど。
夜や休日には行列になることも多いため、利用する場合は事前予約がおすすめです。
ブラーノストリート・ゾーン
2つ目のエリアは「ブラーノストリート・ゾーン」です。
イタリアにある「ブラーノ島」を再現したようなカラフルな街並みがテーマ。
このエリアには全10種類のアトラクションがあり、バラエティ豊富に楽しめます。
- ハイテクを駆使したホラーハウス「恐怖の館」
- カード迷路「ぐるり森大冒険」
- マイナス30度の極寒が体感できる「アイスワールド」
- ビックリ・ふしぎ館「コスモパニック」
- カーニバルストリート
- ハイテクアミューズ コスモファンタジア
- スーパープラネット
- ギャラクシー
- ファミリー・バナナ・コースター
- ディスク・オー
1番人気のアトラクションは、高速で回転しながら上昇する「スーパープラネット」。
最大の見どころは、高速回転することで強い遠心力/引力/重力が体験できること。
注意書きで体調に不安のある方、乗り物に酔いやすい方はお控えくださいとありました。
スタート時は平行なアトラクションも垂直の縦向きとなり、見ているだけで酔いそうです。
また、上下左右にスイングする「ギャラクシー」や「ディスク・オー」も激しいですよ。
ジェットコースター初心者には、子ども向けのファミリーバナナコースターがおすすめ。
絶叫系の乗り物以外に、体験型の屋内施設やゲームコーナーが充実していました。
恐怖の館迷路のほか、−30℃の世界を体感できるアイスワールドなどがあります。
暑い夏の日には、アイスワールドで涼んでみてはいかがでしょうか。
キッズカーニバルゾーン
最後3つ目のエリアは「キッズカーニバルゾーン」です。
子どもが現実を忘れて夢の世界を思う存分遊べる「おとぎの島」がテーマ。
このエリアには全7種類のアトラクションがあり、運河を挟んだ場所に集約しています。
- イルミネーションの豪華な2層式「メリーゴーランド」
- 親子で空中散歩が楽しめる「サイクルモノレール」
- 北極探検をテーマにした小型急流すべり「ノースポール」
- 幼児用の乗り物「サファリペット」「バッテリーカー」「キディライド」
- オーシャン・スインガー
- 新幹線・ロッキー号
- ハイテクアミューズ コスモファンタジアキッズ
このエリアは「キッズ」という通り、アトラクションの対象年齢が低くなっていました。
メリーゴーランドなど、小さなお子さんも安心して楽しめてファミリーにおすすめです。
一方で、急流すべり「ノースポール」や空中ブランコ「オーシャン・スインガー」まで。
どちらも子ども向けですが、このエリアでは最も激しいアトラクションとなっています。
気になる方は、入門編として楽しんでみてはいかがでしょうか。
他にも、お金を入れて動くバッテリーカーやゲームコーナーもありました。
チケット料金と休園日や営業時間について
よこはまコスモワールドは「入園無料」です。
ただし、各アトラクションを利用するにはチケットを購入する必要があります。
チケットはまず最初に、入園してすぐのチケット売り場でまとめて購入しましょう。
売り場は「ワンダーアミューズ・ゾーン」と「ブラーノストリート・ゾーン」の2か所。
チケットは「単券(100〜900円)」と「お得なチケット(3,500円/5,000円)」の2種類。
フリーパスや乗り放題チケットなどは、ありません。
そのため、アトラクションをたくさん利用する方はお得なチケットがおすすめです。
3,500円分チケットでは300円、5,000円分チケットでは500円お得になっていました。
全アトラクション共通のプリペイド式チケットの残額からチケット料金を差し引かれます。
コスモクロック21(900円)を5人で利用する場合は、900円×5名=4,500円。
チケットは人数関係なく使用できるため、この場合5,000円分購入して残金は500円です。
チケットの払い戻しはできませんが、単券などチケット同士を組み合わせて使用できます。
有効期限は発行日から1年間で、チケットの購入は現金のみとなるため、ご注意ください。
よこはまコスモワールドの休園日は「毎週木曜日」です。
一方で、祝日/ゴールデンウィーク/夏休み/年末年始は開園しています。
営業時間は時期によって異なりますが、概ね「21時〜22時」となっていました。
キッズカーニバル・ゾーンは「19時まで」と少し早いので、ご注意ください。
コスモクロック21を含むワンダーアミューズ・ゾーンの最終入場時間は閉園15分前まで。
ただし、混雑時は受付終了時間が早まることもあるため、余裕を持って利用しましょう。
横浜カップヌードルミュージアムへ行ってみよう – 横浜で暮らそう
よこはまコスモワールドへの交通アクセス
それでは最後に、カップヌードルミュージアム横浜までの交通アクセスをお伝えします。
アクセスは、みなとみらい線「みなとみらい駅」から歩いて約2分です。
みなとみらい駅から訪れる場合は、駅直結のクイーンズスクエアを通りましょう。
地下3階から地上1階まで1本で続く長いエスカレーターがあるため、これに乗ります。
1階フロアから外へ出ると広場があり、すでに左側に目印の大観覧車が見えているはず。
信号を渡って「けやき通り」を約100m進むと「よこはまコスモワールド」に到着です。
ちなみに、JR京浜東北根岸線「桜木町駅」からは歩いて約10分となっています。
車で訪れる際は駐車場がなく公共駐車場に停めることになるため、おすすめしません。
みなとみらい よこはまコスモワールドで遊ぼう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、みなとみらいの遊園地「よこはまコスモワールド」についてお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
よこはまコスモワールドは、大観覧車「コスモクロック21」が有名な横浜の遊園地。
1番の魅力は、アトラクションが31種類もあって入園料が「無料」であること。
絶叫系のほか、大人から子どもまで幅広く楽しめるアトラクションが揃っていました。
平日はアトラクションの待ち時間がほとんどなく、土日で大体15分〜30分となります。
ただし、アトラクションごとに利用料金が掛かるため、ご注意ください。
みなとみらいからも利便性が良いため、横浜観光で楽しんでみてはいかがでしょうか。