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横浜市立小学校 放課後キッズクラブと放課後児童クラブの違い

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横浜市立小学校 放課後キッズクラブと放課後児童クラブの違い
横浜市は、子育て支援制度が充実しており、ファミリーが住みやすい街として有名です。
横浜市立小学校へ入学後に、利用する機会があるかもしれません。
就労などで昼間は保護者不在の児童を対象とした施設があるのをご存知でしょうか?
これは横浜市立小学校「放課後キッズクラブと放課後児童クラブ」の紹介コンテンツです。

横浜市立小学校 放課後キッズクラブと放課後児童クラブの違い

まずは、小学校へのご入学 おめでとうございます!
4月から新1年生として、近隣の小学校へ入学されるかと思います。
お子さんが小学生となることで、これまでと生活環境が大きく変化するはず。
放課後キッズクラブと放課後児童クラブは、どちらも小学校の放課後に利用する施設です。
しかし、兄姉がいない場合は事前情報もなく、手続きなどは分からないことがたくさん。
初めてのことで不安だと思いますし、失敗してしまったりすることも…。
利用し始めてから「思っていたものと違う…」とならないよう、下調べしておきましょう。
「放課後キッズクラブと学童保育の違いは?」「何をするの?」「費用はいくら?」
今回は、横浜市立小学校の「放課後キッズクラブと放課後児童クラブ」をお伝えします。

放課後キッズクラブと放課後児童クラブとは?

放課後キッズクラブと放課後児童クラブは、放課後に利用する施設です。
施設の対象としては、どちらも小学1年生〜6年生まで。
国が進める「放課後児童健全育成事業」の児童福祉法に基づき、運営しています。
横浜市では、放課後児童育成事業の一環として2種類の事業を行っています。
それが「放課後キッズクラブ」と「放課後児童クラブ」です。
就労などで昼間は保護者不在の児童を対象に、安心して過ごせるような施設となります。
どちらも、行事による代休や台風などで臨時休校の場合でも開所しているのが魅力の1つ。

ランドセルを背負った小学生

放課後キッズクラブ

放課後キッズクラブは「校内の空き教室などに設置された放課後の遊びの場」。
放課後キッズクラブは校内に併設されており、学校生活の延長線で利用しやすいのが特徴。
校内にある施設や遊び道具を使って思いっきり遊べ、広いかくれんぼなどができました。
最大のメリットとしては「利用しやすさ」と「価格が安い」ことです。
受け入れ対象は6年生まで、開所時間は19時まで。(就労家庭児童が対象)
16時までは無料で遊びに参加できますが、16時以降は月額利用料が発生します。
ただし、利用する児童が毎日入れ替わるほか、高学年になるほど利用者が減るという難点も。
「はまっ子ふれあいスクールに通っていた」という横浜市民も多いのではないでしょうか?
横浜市では、2019年度までに全ての市立小学校で「はまっ子ふれあいスクール」を撤廃。
それに伴い、名称を「放課後キッズクラブ」に変更し、転換しました。

放課後児童クラブ

一方、放課後児童クラブは「民間の施設を利用して放課後の児童が利用する生活の場」。
放課後児童クラブは、一般に「学童保育」と呼ばれています。
その名前の通り、比較的「保育園」などに近い事業を行う施設となっているのです。
指導員と呼ばれるスタッフが毎日、家のような施設で子どもの預かり保育を行っています。
年齢の異なる児童たちが食事や遊びを通じて、家族のような空間で放課後を過ごすのです。
受け入れ対象は6年生まで、開所時間は18時まで。
遊びや生活の場としての機能を備えた専用区画を設けるよう定められています。
その面積は、子ども1人につき約1.65㎡以上(約1畳分)に相当する広さです。

負担金は学年によって値段が異なり、18,000円〜21,500円が必要となります。
横浜市の児童クラブは、人件費や運営費用の半分を利用者が負担する仕組み。
施設によっても金額や制度はさまざまですが、保育料があることで高くなっているのです。
児童クラブは、市の補助金と父母の負担金で運営されているケースが多くなっています。
キッズクラブに比べて、費用の高さが気になる方もいるかもしれません。
それでも費用に対して質や子どもの成長などを感じられるため、満足度も高かったです。
特に、学年が3つも違う上級生のお姉さんやお兄さんとも気軽に遊べるのも魅力の1つ。
私自身、兄姉が居なかったため、ここでの放課後がいつも楽しみでした。

どちらも1年生の入学後、すぐに利用しているお子さんが多かった印象。
放課後だけでなく、夏休みや冬休みなど長期休暇も一緒でその分遊ぶ時間が多くなります。
そのため、クラス替えなどがある新学期の4月から利用するお子さんが多いようです。
4月からであれば友達作りも比較的すんなりとできるため、おすすめ。
しかし、月額利用料金の差分はありますが、6年生までならいつからでも利用できます。
ちなみに、転校してきた関係で月の途中から利用する子もいましたよ。
近年では片親家庭や共働き家庭などの就労家庭が急増し、社会問題となっています。
これら就労家庭の問題に伴い、この2施設は多様な側面からニーズが高まっているのです。

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放課後キッズクラブと放課後児童クラブの過ごし方

ここからは、放課後キッズクラブと放課後児童クラブ(学童保育)についてご紹介します。
似たような名称ですが、施設としてのサービス形態などは大きく異なります。
そのため、4月に入ってから「思っていたものと違う…」となる保護者も多いようです。
私自身20年以上のハマっ子ですが、小学生のときは別の時期に両方利用していました。
経験談などを交えて詳しく紹介するので、利用する際はぜひ検討してくださいね。

放課後キッズクラブ

放課後キッズクラブは、原則として年間開所日数は定められていません。
遊びの場に加え、預かりサービスを希望する児童は19時頃まで利用することができます。
私も、5年生の半年間だけ通っていました。
学校のキッズクラブによってルールなどが多少異なりますが、基本的に遊び方は自由です。
授業が終わったらキッズクラブの教室も校内にあるため、校舎を出ずそのまま直行。
キッズクラブはフローリングの部屋となっているため、上履きを脱ぎました。
ランドセルを預け、指導者と呼ばれるスタッフの方に来たことを伝えます。
この時に「今日は○時まで参加します」と伝えましょう。

たくさんの児童がいるため、ランドセルや上履きの置き場などは決まっていませんでした。
そのため、持ち物はなくさないように自分で管理する必要があります。
放課後は校内に他の生徒が残っているため、15時30分までは部屋で遊ぶのが基本でした。
その後、スタッフの声掛けで体育館や校庭へ遊びに行きます。

キッズクラブでは、学校にある遊具やボールなどを使って遊べるのが魅力の1つ。
一輪車/フラフープ/鉄棒/バスケットボール/サッカー/鬼ごっこ など…
校庭や体育館をめいっぱい活用して遊ぶことができました。
特に、普段は行かないような校舎裏にも足を運べます。
校内全体を使って鬼ごっこをしましたが、とても楽しかったです。
雨の日は、体育館や教室を使って遊んだりします。
教室ではイス取りゲーム、長い廊下を使ってだるまさんが転んだをしました。
そこでしかできない遊びをみんなで考えるのが楽しかったのは良い思い出です。

特に高学年(5〜6年生)では委員会やクラブ活動があったため、さらに遅くなることも。
そうなると、遊ぶ時間が短くなってしまうことも多かったです。
私の通っていたキッズクラブにはありませんでしたが、おやつが出る施設もあるそう。
また、学校外活動として事前参加申込制で公園や工場見学へ行くイベントもありました。
夏休みは1日のほとんどをキッズクラブで過ごすので昼食には、お弁当を持参します。

放課後児童クラブ(学童保育)

放課後児童クラブは、原則として年間250日以上開所するよう定められていました。
学校のある日は1日3時間以上、学校のない日は1日8時間以上の開所が定められています。
全国の児童クラブのうち、約半数が19時頃まで開所しているのです。
そのため、ほとんどの児童クラブが夏休みなど長期休暇や土曜日にも開所しています。
私も、1年生〜4年生まで放課後児童クラブに通っていました。

児童クラブも、施設によってルールなどが多少異なります。
私の通っていた児童クラブはキッズクラブと異なり、学校から離れた場所に施設があります。
歩いて約5分であるものの、危ないので必ず複数人で下校するというルールがありました。
また、毎日必ず「連絡帳」を持参する必要があったのです。
連絡帳は、児童クラブのスタッフと児童の親御さんがやり取りするための連絡手段でした。
また、児童クラブから自宅の下校時間が暗くなる時間帯だったため、送迎もありました。
スタッフの方々が付き添い、帰宅エリアの同じ児童同士でまとまって下校していたのです。
平日の給食が出る日の場合は「14時〜18時」で開所していました。

放課後の児童クラブで過ごすスケジュールは、以下の通りです。
放課後:勉強時間(宿題)/テレビ視聴/外遊び/室内遊び/掃除
学校から下校し、児童クラブに来ると勉強時間が設けられていてすぐに勉強を始めます。
もちろん、学年やクラスによって授業の終了時間が異なるため、下校時間はまばらです。
ここでの勉強は、宿題などを自主的にやるのがルール。
スタッフから勉強を教えることはできませんが、みんなで集まって勉強していましたよ。
その日に出された宿題が終わった児童から、自由に室内で遊ぶことができました。
児童クラブの帰宅後に勉強すると遅くなるため、とても効率的に過ごせていたと思います。

学校で給食が出る授業の日は放課後から児童クラブを利用するため、おやつのみ。
勉強時間が終わると、16時からおやつの時間となります。
特に高学年(5〜6年生)では委員会やクラブ活動があったため、さらに遅くなることも。
そうなると、児童クラブに来てすぐにおやつの時間になってしまうことも多々ありました。
ちなみに、習い事や私用で児童クラブへ行けない日は欠席や早退することもできます。
その場合は、親御さんから必ず「連絡帳」へ記載してもらわなければなりません。
そして、夏休みや午前授業、土曜日の場合は児童クラブにいる時間が長くなりますよね。
特に、雨の日や暑い日には室内だけで過ごす場合もあります。
その場合は1日中室内となるため、室内遊びのできるおもちゃが充実していました。
トランプ/けん玉/ボードゲーム/ぬりえ/パズル/マンガ/ブロック など…
一方、夏休みの場合は「9時〜18時」と1日開所していました。

夏休みの児童クラブで過ごすスケジュールは、以下の通りです。
午前:勉強時間(宿題)午後:お昼寝/水遊び/テレビ視聴/室内遊び/外遊び/掃除
夏休み中にも、学校で出された宿題などを持参して学習を行う勉強時間がありました。
また、夏休みならではのイベントとして水遊びや夏祭りなども毎年行われていましたよ。
夏休みは1日のほとんどを児童クラブで過ごすため、昼食とおやつの両方があります。
たまに仕出し弁当も出ましたが、大体はお弁当を持参するか「買い弁(弁当購入)」です。
買い弁の場合、児童クラブで複数児童と纏めて指定の弁当屋から注文する形式でした。

横浜市 放課後児童育成事業の取り組みについて

2012年から国で取り組まれているのが「子ども・子育て支援新制度」です。
これは、地域の子どもや子育て世帯の支援を総合的に推進する制度。
また、同時期から「放課後児童クラブ補助計画」も進められ、徐々に増設されてきました。
しかし、新制度の条例により課題が出ている施設もあるようです。
放課後児童クラブ(学童保育)は、共働き家庭の子どもを安心して預けられる施設。
そのため、放課後キッズクラブよりも年間費用が高くなっています。
これらが理由で経済面から預けられず、キッズクラブを選ぶ家庭も多いようです。
横浜市は、今後1人でも多くの子どもたちが利用できるよう予算拡充を目指しています。

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横浜市 放課後キッズクラブと放課後児童クラブを利用しよう!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、横浜市の放課後「キッズクラブ」と「児童クラブ」についてお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
放課後キッズクラブと児童クラブは、昼間に保護者が不在の児童を対象とした施設です。
この2施設は利用する場合、どちらも入学と別で手続きが必要となります。
児童クラブに関しては、定期的な父母会などへの参加も必要となるため、ご注意ください。
事前に確認しておけば、共働き家庭でも入学後すぐに安心して利用できますね。
キッズクラブを利用し始めてからも、分からないことがどんどん出てきます。
同じキッズクラブに通う親御さんと、連絡先を交換しておくのも良いかもしれません。
小学校は6年間ありますが、あっという間です…。
保護者は「安心して預けられる」子どもは「友達作りや共同生活を学べる場」。
それぞれにメリットが多いため、私も今では「通っていて良かった」と感じています。
横浜市の小学校へ入学するなら、このような制度やサービスをぜひ活用しましょう。

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