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横浜の小中指定学区と越境について

ランドセルを背負った小学生

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横浜の小中指定学区と越境について

横浜の小・中学校では「通学区域制度」があります。
そのため、住所によって通う小・中学校が決められているのです。
しかし、様々な理由で決められた学区以外へ通いたい(越境)場合は、越境が可能となっています。
条件をクリアして手続きを行い、子供を越境させたことのある筆者の体験談を含めてご紹介します。

横浜の小中指定学区と越境について

横浜の小・中学校では住所により通う学区が決められています。(通学区域制度)
しかし、 事情がある場合は指定地区外に越境することが可能となっています。
指定された学校の片道まで距離がある場合(小学校:2km以上/中学校:3km以上)など…
今回は「指定学区はどこで見ればいいのか」など、体験談とともに越境についてご紹介します。

指定学区はどこを見ればいい?

指定学区について、住所から検索できるぺージが横浜市にあります。
横浜市のページは、小学校ファイルと中学校ファイルに分かれていました。
自分の住む区の小学校(もしくは中学校)のファイルをダウンロードし、検索してみてください。

住所から、指定された学校を検索ページの 旭区 小学校ファイルより

エクセルファイルを開くとこのような画面になります。
そこから「町名の最初の文字を選択→住所を選択」すると通う学校が表示されます。
学校名が複数表示される場合は、表示されているいずれかの学校を選択できるとのこと。
改正されることもあるので最新のファイルを確認してください。

住所から、指定された学校を検索 横浜市

小学校の越境はできるのか?(指定地区外就学制度)

結論から言うと…「越境できます」。
ただし、越境するには以下のような条件が必要となるのです。

  • 指定された学校が遠すぎる場合
  • 引越しで学区外になったものの、引き続き通いたい場合
  • 兄弟姉妹が通っている学区外に通いたい など…

これらについては、以下の通りです。

  • 新入学時、転入学時において、指定された学校が遠距離(指定校までの通学距離が、小学生は片道2km以上、中学生は片道3km以上)にあるため、指定校よりも近くの学校に通学を希望する場合(通学時間、通学経路等が過重な負担となる場合もご相談ください。)
  • 病気等のため指定された学校ではなく、近くの学校に通学を希望する場合(添付書類として医師の診断書等が必要となります。)
  • 今まで通学していた学校の通学区域外に引っ越したが、通学等に支障がないので、ひきつづき従前の学校に通学を希望する場合
  • 保護者の勤務等の関係で帰宅後監護者がいないため、放課後児童クラブ(放課後キッズクラブは除く)、自営店舗など下校後に生活する区域の学校に通学を希望する場合
  • 既に兄弟姉妹が区長の許可を受け、指定された学校以外の学校に通学しているため、兄弟姉妹と同じ学校に通学を希望する場合
  • 学年途中で引っ越す予定があり、通学等に支障がないので、あらかじめ引っ越し先の区域の学校に通学を希望する場合
  • 自宅の新築、改築等に伴い、通学している学校の通学区域外に一時的に引っ越すが、通学等に支障がないので、ひきつづき従前の学校に通学を希望する場合
  • ①指定された学校には取り組んでいた文化・スポーツ活動の部活動が設置されていない
    ②中学校入学時においては小学校時に1年以上継続的に、転入学時においては前籍校で部活動として、希望する部活動と同一の文化・スポーツ活動に取り組んでいた
    上記①②の両方を満たし、希望する部活動への入部を前提に、その部活動のある近隣の中学校のうち 自宅から最も近くの中学校に通学を希望する場合
    部活動は、学校の諸事情により入学までの間または在学中に廃部となる場合もありますので、あらかじめご承知ください。
    ※上記の小学校には義務教育学校前期課程、中学校には義務教育学校後期課程を含みます。
  • 指定された学校以外の学校に通学を希望する場合で、児童生徒の具体的な事情に即して、教育的に配慮すべきと指定された学校と通学を希望する学校の両校長が判断したとき

詳しい内容は、横浜市の指定地区外就学制度のページをご確認ください。

指定地区外就学制度のご案内 横浜市

私の小学校越境体験談

子どもを小学校越境させた筆者の体験をお話しします。
越境条件など詳細は省きますが、流れなど参考になればと思います。
小学校入学時だったので、就学時健康診断からのスタートでした。

  1. 指定学区の小学校に「就学時健康診断」へ行き、そこで指定学区の小学校の校長先生と面談
  2. 指定学区の校長先生→希望する越境先の小学校の校長先生に話が行く
  3. 希望する越境先の校長先生と面談
  4. 越境OKの書類を持って住んでいる区の区役所で許可手続きをする
  5. 「指定地区外就学許可書」をもらう
  6. 入学説明会などは越境先の小学校で受ける

就学時健康診断が10月~11月くらいなのでそこから動いて2~3ヶ月ほどかかりました。

校長先生と面談して許可をもらうと、さらに区役所で許可手続きが必要となります。
自分で色々と動かなくてはなりませんが、校長先生のOKがもらえれば区役所の手続きはスムーズでした。


横浜の小中指定学区を確認、条件が合えば越境できます

いかがでしたでしょうか。
小学校の越境の体験談をご紹介しました。
中学校は条件がさらに厳しくなっているため、中学校の越境の方が難しいと思われます。
小学生に比べ、多少遠かったりしても一人で通える年齢だからというのもあるのでしょうが…。

黒板

中学校の場合は、受験して私立に通うという方向もありますね。
6年間(3年間)通う学校です。
もし指定学区で不都合がある場合は相談してみてはいかがでしょうか。
条件によっては越境できる可能性があります。

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Writer
元相鉄沿線ユーザ、現在は他沿線の横浜市民。