【2025年 横浜 酉の市】二の酉は11月24日の祝日!混雑回避の攻略法と屋台グルメ
2025年の酉の市は、なんと二の酉が振替休日にあたる絶好のチャンス!
平日に参拝が難しい方も、今年はゆっくりと酉の市の雰囲気を堪能できます。
金刀比羅大鷲神社「酉の市2025」の最新情報をお伝えするコンテンツです。
【2025年 横浜 酉の市】二の酉は11月24日の祝日!混雑回避の攻略法と屋台グルメ
酉の市とは「1年の無事に感謝し、来る年の幸を願う」ために縁起物の熊手を扱うお祭りです。
商売を行っている方々にとっては、1年で最も大切な行事の1つとなっています。
横浜では南区にある金刀比羅大鷲神社で「酉の市」が開催されます。
2025年は昨年と異なり二の酉までとなりますが、二の酉が月曜日の振替休日にあたるため、
ゆっくり参拝できる絶好のチャンスです。
「酉の市2025」の見どころと最新情報をお伝えします。
2025年の酉の市はいつ?
令和七年(2025年)の酉の市は、以下の2回開催となります。
- 一の酉:11月12日(水)
- 二の酉:11月24日(月・振替休日)
交通規制時間 11時~24時
露店営業時間 11時~21時30分
2025年は二の酉までの開催で、昨年の三の酉まであった年とは異なります。
ただし、二の酉が祝日の振替休日となっているので平日に参拝が難しい方には嬉しい日程ですね!
お仕事がお休みの方は、ぜひこの機会にゆっくりと酉の市の雰囲気を楽しんでみませんか?
この「酉」というのは、干支の十二支にある「酉」と同じです。1年が十二支に割り振られているように「月」と「日」も十二支に割り振られています。そのため、12日で十二支が一巡するのです。通常「酉の日」は、1か月に2回しかまわって来ないため、例年は2回開催が多いのですが、タイミングが合えば酉の日が3日間の年もあります。
ちなみに「三の酉がある年は火事が多い」という言い伝えがあることをご存知でしょうか? これは江戸時代から伝わる俗信で、三の酉まである年は空気が乾燥する日が多くなるため火事に注意という戒めだったと言われています。2025年は二の酉までなので、縁起的にも良い年と言えるかもしれませんね。
「酉の市」の歴史と始まったきっかけ

酉の市とは、毎年11月の「酉の日」に鳥にゆかりがある全国の寺社で行われるお祭りです。このお祭りでは、開運や商売繫盛など「1年の無事を感謝して来る年の幸」を祈願します。
酉の市の始まりは、江戸時代まで遡ります。
古、武将階級のみの祭りであった様ですが、この酉の市の祭事が商人や花街などの根強い開運守護神の信仰が深くなり、毎年11月の酉の日に盛んに斎行される様になりました。
酉の市 – 金刀比羅大鷲神社
江戸時代に農民たちが秋の収穫を祝い、幕府に鶏を奉納したのが由来していると言われています。当時、酉の市という名前は「酉の祭(まち)」と呼ばれていました。その後、市場のように盛んになったため、現在の「酉の市」という呼び方に変化したのです。ただ、現在でも「酉の祭(まち)/大酉祭(おおとりまつり)/お酉様(おとりさま)」と呼ばれることも。
もともとは、農具や農作物が売られていた「酉の市」。しかし、福を「掻き込む」商売の縁起物として現在のような熊手が売られるようになりました。

お酉様の熊手は酉(鷲トリ)が取るに通じ取る熊手というので福運をかき集める縁起から喜ばれ、熊手に開運守りをつけ鷲掴みという語源から更に大鷲づかみという縁起にもとづき掻き米(掻き込むの意味)として一般参拝者に授与されております。
酉の市 – 金刀比羅大鷲神社
酉の市で有名な神社は全国にありますが、横浜は南区の金刀比羅大鷲神社が有名です。この金刀比羅大鷲神社の酉の市は、明治時代から始まったといわれています。1991年には、金刀比羅大鷲神社の酉の市が横浜市無形民俗文化財として登録されました。
金刀比羅大鷲神社「酉の市」の見どころ
金刀比羅大鷲神社「酉の市」の見どころをお伝えします。
手作り提灯が彩る幻想的な空間

最大の見どころは、神社を彩る手作り提灯です。会場である神社境内を大きな鳥居を囲むように飾られた提灯は、全て手作り。また、屋台通りに並ぶ熊手も上に高く積み上げて飾られ、圧巻の光景です。これらの提灯と熊手は、職人さんが1つ1つ手作業で作っているのは驚きですね。
夜は昼間と異なる雰囲気となり、提灯と屋台の明かりが幻想的です。特に日が暮れてからの参拝がおすすめです。昼間の活気ある雰囲気も良いですが、夕方から夜にかけては提灯の灯りが境内を照らし、より一層お祭りらしい風情を感じられます。

400店舗以上の屋台グルメ

熊手だけではなく、食べ物も見逃せません。食べ物の屋台だけで、なんと400店舗以上が立ち並びます。横浜市内でこの時期に開催されるお祭りとしては最大級の規模です。
焼きそば、たこ焼き、ベビーカステラといった定番から、ケバブ、りんご飴、チョコバナナまで勢揃い。露店の営業は21時30分までなので、お昼から夕飯まで楽しめます。
御祈祷済みの熊手

金刀比羅大鷲神社では、御祈祷済みの熊手も授与されています。商売繁盛や開運を願う方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
横浜の酉の市はどこで開催?
横浜の酉の市は南区にある「金刀比羅大鷲神社」で行われます。
横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋駅」から歩いて約5分とアクセス良好です。
金刀比羅大鷲神社について
金刀比羅神社
1859年横浜開港にあたり、港崎遊郭の岩亀楼主人である岩槻屋佐吉が讃岐国象頭山 金比羅大権現を勧請し、港崎町(現在の横浜公園の地)に祭祀した。
1872年に遊廓の移転とともに高島町7丁目の海側へ遷座。1882年4月に同様の理由で真金町へ遷座した。
1923年9月1日の関東大震災と1945年5月29日の横浜大空襲で共に被災。その度に再建されたが、現在の社殿は1988年8月に更に再建されたもの。
大鷲神社
1872年港崎遊廓が高島町に移転した際、東京の吉原に倣い、「おとり様」を勧請した。この時より、浅草と同様に酉の市が行われるようになった。当初は境内の末社であり別宮となっていたが、現在は金刀比羅神社の相殿に祀られている。
金刀比羅・大鷲神社 – Wikipedia

このように、こんぴらさまとおとり様の相殿となっている金刀比羅大鷲神社と伏見稲荷神社があります。



参道の正面に社殿があり、社殿の右手に伏見稲荷社があります。御朱印もいただけるので、参拝の記念にぜひ。

それから境内には珍しい「すし塚」があります。
このすし塚は神奈川県内にて寿司屋を営む人々(神奈川県鮨商生同組合)の希望により建立され、日々の生計のために他の生き物を犠牲にせざるを得ない鮨業の人々がその供養と感謝を表す為に建立されたそうです。横浜ならではの独特な石碑ですね。
金刀比羅大鷲神社へのアクセスと当日の注意点
最後に「金刀比羅大鷲神社」への交通アクセスについてお伝えします。
アクセスは、横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋駅」から歩いて約5分です。

横浜市営地下鉄の改札を出て左に曲がり、出口1A方面の出口に向かいます。


駅の出口を出ると、交通量の多い大通りに出るのでこの通り沿いをまっすぐ進み、4つ目の曲がり角を右折します。
横浜橋商店街の一本裏通りになります。



約200mを直進すると、神社の鳥居が見えてきます。
当日の注意点
公共交通機関を利用しましょう: 交通規制が11時~24時まで実施されます。お車での来場は控え、公共交通機関のご利用をおすすめします。
混雑に注意: 特に夕方から夜にかけては人出が多くなります。時間に余裕を持ってお出かけください。比較的ゆっくり参拝したい方は、午前中や露店が始まる直後を狙うのもおすすめです。
2025年も横浜「酉の市」へ行こう!
歴史ある「横浜 酉の市」は、地元の方々が大勢訪れる活気あるお祭りです。
2025年は二の酉が振替休日という絶好のタイミング。 ゆっくり参拝したい方、熊手を吟味したい方、そして400店以上の屋台グルメを楽しみたい方にとって今年は特におすすめの年と言えるでしょう。
酉の市の後は横浜橋商店街へ
金刀比羅大鷲神社から駅方面へ1本通りを挟むと、横浜橋通商店街があります。酉の市とあわせて横浜橋商店街へのお買い物もオススメです。活気ある商店街で、お惣菜や新鮮な食材が手に入ります。


2025年11月12日(水)・24日(月・振替休日)、横浜の秋を彩る酉の市で新しい年の福を掻き込みましょう!


