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横浜のロープウェイ YOKOHAMA AIR CABINとは?

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横浜のロープウェイ YOKOHAMA AIR CABINとは?
横浜で人気の観光スポットといえば「横浜・みなとみらいエリア」。
そんな「横浜・みなとみらいエリア」に、新しい観光名所が誕生することをご存知でしょうか?
ここでは、横浜のロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」を紹介するコンテンツとなっています。

横浜のロープウェイ YOKOHAMA AIR CABINとは?

横浜で人気の観光スポットといえば「横浜・みなとみらいエリア」ですよね。
横浜赤レンガ倉庫・横浜中華街・山下公園といった、定番の観光名所がたくさんあります。
そんな「横浜・みなとみらいエリア」に、新しい観光名所が誕生したことをご存知でしょうか?
今回は、横浜・みなとみらいエリアに誕生したロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」について詳しくお伝えいたします。

横浜にロープウェイができた理由

横浜は主要都市のため、交通アクセスの利便性に関しては、全く問題ありません。
横浜市によると、2017年に民間事業案を募集し、ロープウェイ建設に至ったのです。

横浜都心臨海部において、移動自体が楽しく感じられるような多彩な交通サービスの充実に向け、平成29年度に公募を実施した「まちを楽しむ多彩な交通」の提案については、実現の可能性を適切に見極めながら、順次具体的な検討を進めています。
このたび、「桜木町駅前と新港ふ頭とを結ぶロープウェイ」を提案頂いた泉陽興業株式会社と事業実施協定を締結し、事業に着手することになりましたのでお知らせします。

桜木町駅前と新港ふ頭とを結ぶロープウェイ事業の実施に向けた協定を締結 – 横浜市

そして、泉陽興業株式会社がロープウェイ事業を実施するには、このような経緯があったようです。

泉陽は1990年に開催された「国際花と緑の博覧会」において、JV5社の代表企業として会場内輸送高所観覧施設「フラワーキャビン」(循環式ロープウェイ)で営業参加し、会期中に延べ約433万人のお客様に安全かつ快適にご利用いただきました。
「花博」におけるロープウェイ事業の実績と、長年にわたって遊園施設や輸送施設における安全に取り組む姿勢と経験、そして実績が大きく評価され、横浜市と実施協定を締結し、《YOKOHAMA AIR CABIN》を建設中です。

世界最新式都市型循環式ロープウェイ – 泉陽興業株式会社

以前にも、ロープウェイ事業を手掛けたことのある実績が評価され、選出されたそうです。
しかし、泉陽興業株式会社という会社にあまり聞き馴染みがないため、調べてみました。
すると、よこはまコスモワールドを運営している大阪市の会社であることがわかりました。
また、泉陽興業株式会社の過去実績には、このような記載もありました。

泉陽は1970年に開催されました日本万国博覧会をはじめ、沖縄海洋博覧会、国際科学技術博覧会、国際花と緑の博覧会など国内で開催された全ての国際博覧会のレジャー部門に参画するとともに、パビリオンや会場内輸送施設など様々な分野においても大きく参画してまいりました。

さらに「2005年日本国際博覧会」《愛・地球博》におきましても2つの“遊”の空間を泉陽一社でお引き受けし、また企業パビリオンも2施設、設計から製作、施工まで携わるなど、各博覧会の成功に大きく貢献しています。

博覧会実績 – 泉陽興業株式会社

泉陽興業株式会社は「大阪万博(1970年開催)」や「愛・地球博(2005年開催)」の国際博覧会における、パビリオンも手掛けていることがわかりました。

調和の広場
太陽の塔とは – 太陽の塔オフィシャルサイト

「なぜ大阪府の会社が横浜のロープウェイを?」と少し疑問に感じます。
しかし、過去の実績やよこはまコスモワールドを手掛け、みなとみらいを熟知していることを考慮すると、適任なのは納得できます。

運河パーク停留所が横浜ワールドポーターズに隣接しているため、その先の横浜赤レンガ倉庫横浜中華街山下公園までを周遊観光してもらう狙いがあるのです。

横浜赤レンガ倉庫
横浜赤レンガ倉庫
横浜 中華街
横浜中華街中華街
山下公園
山下公園

観光と交通手段を融合させた「高所移動観覧施設」は、横浜・みなとみらいエリアの景色を高所からの一望できるだけではなく、さらなる発展と新たな魅力発見にも繋がります。
今から、10年先の「横浜・みなとみらいエリア」を想像するとワクワクしてきますね。

「YOKOHAMA AIR CABIN」の料金と詳細について

ここからは、YOKOHAMA AIR CABINの詳細と仕様についてお伝えいたします。

名称YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)
運行開始日2021年4月22日(木)
全長約1,260m (片道:630m)
高さ40m(最高所)
停留所桜木町駅前(横浜市中区桜木町1-1)

運河パーク(横浜市中区新港2-2-1)
所要時間約5分
ゴンドラ数全36台(1基の定員:8名)
運行時間10:00 〜 22:00
料金大人:1,000円 / 子ども:500円
特徴バリアフリー対応/冷房完備/夜間景観を演出
種類都市型循環式
事業主体泉陽興業株式会社(大阪市浪速区元町1丁目8番15号[泉陽ビル])
日本初の常設都市型ロープウェイ 「YOKOHAMA AIR CABIN」が4/22(木)運行開始!- 横浜市観光情報サイト

「YOKOHAMA AIR CABIN」は、泉陽興業株式会社が強みとする、世界最新式の都市型循環式ロープウェイが採用されています。
ゴンドラ本体には「最新式バッテリー搭載の冷房システム/各種安全監視システム/LED照明」など、さまざまな最新機能が完備された1台となっています。
なかでも、LED照明には、世界的照明デザイナー・石井幹子氏に監修を依頼しているため、「安全/快適/楽しい」3要素の備えていることが特徴です。

YOKOHAMA AIR CABIN
YOKOHAMA AIR CABIN

JR桜木町駅前と新港地区の運河パークを結んでいる横浜・みなとみらいエリアの上空は、無数のロープが張られているほか、支柱も等間隔で建っています。
近未来を感じさせる停留所には、屋根が設置されているため、雨の日でも濡れることなく乗車できるのは良いですね。

【2021年最新版】横浜 桜の名所&お花見 おすすめスポット – 横浜で暮らそう

横浜にロープウェイがあったのは、今から30年以上前のことです。
横浜市制定100周年と横浜開港130周年が重なった1989年に、横浜・みなとみらいエリアで記念イベント「横浜博覧会(YES’89)」が開催されました。

開催期間 – 1989年(平成元年)3月25日〜10月1日(191日間)
テーマ – 「宇宙と子供たち」(21世紀への展望)
サブテーマ – 「新しいライフスタイル」「子供の世界」
マスコット – ブルア(デザイン:手塚治虫)
会場 – みなとみらい21地区(横浜市西区・中区)
会場面積 – 69ヘクタール
動員数 – 1333万人7150人

横浜博覧会 – Wikipedia

69ヘクタールの会場内には、遊園地やリニアモーターカーなどが設置されていました。
ゴンドラリフトも、みなとみらい21地区にあった「横浜博覧会」会場と横浜そごう(現:そごう横浜店)を結ぶ交通手段として動いていました。
当時のゴンドラリフトは、現在のそごう横浜店にある「風の広場」や「かもめ橋」のあたりから出ていたようです。

かもめ橋

横浜新都市ビル(横浜そごう)2階のペデストリアンデッキの「風の広場」からコスモワールド子供共和国の北側のゴンドラゲートまで、ゴンドラリフトで運行。所要時間2分30秒、距離768m、方式 単線自動循環式普通索道、搬器40台、運行 横浜博スカイウェイ。

横浜博覧会 – Wikipedia

横浜そごうのパビリオンや、そごうが入る横浜新都市ビルと博覧会会場を結ぶゴンドラリフトも登場。多くの人が来店するきっかけになった。89年度の来店客数は、それまでで最も多い2601万人超に達した。

そごう30周年<3>転機 横浜博で認知度上昇 – カナコロ by 神奈川新聞

横浜そごうにゴンドラが開通されたことで、多くの方が来店されようです。
私のまわりにも、このゴンドラリフトに乗ったことがある横浜市民の方がたくさんいました。

横浜の新たな観光名所「YOKOHAMA AIR CABIN」へ足を運んでみよう

最後まで読んでいただきありがとうございます。
横浜・みなとみらいエリアに誕生するロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」についてお伝えしました。
このコンテンツを通して、少しでも「行ってみたい」「参考になった」と感じていただければ幸いです。

YOKOHAMA AIR CABIN
YOKOHAMA AIR CABIN

現在、新型コロナウイルス感染症がますます拡大し、経済や世の中が落ち込んでいます。
暗い世の中にも春が訪れ、以前のような生活に戻ったら「YOKOHAMA AIR CABIN」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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