根岸駅周辺は集合住宅が多く、歴史ある場所
横浜市磯子区にあるJR京浜東北・根岸線 「根岸駅」。
上りに乗れば「横浜駅」まで12分、下りに乗れば「大船駅」まで19分と、どちらの大きい駅に出るのも楽です。
北側は大型のマンションなどが連なる住宅街です。
駅の南側は首都高速道路が通っており、さらに南側にENEOSの製油所など大型工場があります。
またバス便も多く、「本牧」や「根岸橋」周辺からもこの駅を利用する人も多いです。
駅前にも色々揃っている
JR京浜東北・根岸線 「根岸駅」の周辺は、大型店舗はないけれど、いろいろなものが揃っています。
バス便も多いですが、本牧や磯子方面からは自転車で根岸駅まで来られる方も多く、駅前の駐輪場はいつもいっぱいのようです。
駅改札の横にはパン屋さんがあったり、すぐ前には東急ストア(スーパーマーケット)、ミスタードーナツ、ハックドラッグ(処方箋も出せる薬局)、ダイソー(100円ショップ)、クリーニング店などもありますし、別の建物には中華料理、インド料理、居酒屋、マクドナルドなどの飲食店もあります。
さらに、大通りに出るとラーメン屋や焼肉店などバリエーションが豊かです。
歴史的なものも色々残っている
根岸駅は、「駅を隔てて工場地帯と住宅街がある」というイメージで、あまり歴史的なものがあるというイメージはありませんでした。
ですが、実は根岸駅周辺には歴史的なものも少なくありません。
根岸なつかし公園(旧柳下邸)
根岸駅から北側の少し高台にある「旧柳下邸」は、明治・大正時代の有力商人だった柳下氏が大正中期に建てた邸宅だそうです。
ジブリ映画で「コクリコ坂から」という映画をご存知でしょうか?
横浜が舞台になっています。
この旧柳下邸がこの映画に出てくる「コクリコ荘」がここをモデルにしているといいます。
「コクリコ荘」とは、主人公の高校生「松崎海」が切り盛りする下宿のことです。
ジブリ作品がお好きでしたら、是非行ってみてください!
根岸飛行場跡
こちらの案内板によると、1940年この埋立地に大日本航空株式会社により日本初の飛行艇専用民間飛行場が作られたそうです。
終戦まで(と言っても5年ほど)まで「横浜-グアム-パラオ」間を結ぶ定期便が飛んでいたそうですが、今も飛んでいたら、間違いなく使ってみたい飛行場ですね!
結局終戦後、連合国軍(米軍?)に接収されたとのこと。
現在は「横浜プールセンター」がある辺りにその飛行場があったようです。
この「横浜プールセンター」は夏には子供たちで賑わう場所で、通称マンモスプールと呼ばれています。
横浜市中区で育った私は小学生の頃、横浜市営バスの中に置いてある割引券を持ってよく行った覚えがあります。
(現在、営業休止中)
祖父たちが語る根岸マップ
実は私は20歳くらいまで、この駅を時々使っていました。
ですが、こちらの「歴史を伝える根岸マップ」があったのは、初めて知りました。
地元の人でも、意外と歴史的なものがあることを知らないということなんでしょうね。
タウンニュースにこの「歴史を伝える根岸マップ」ができた経緯など掲載されていました。
真言宗根岸山 大聖院 覺王寺
こちらも根岸駅から徒歩3分と、駅近くにあるお寺なのに、意外と知られていません。
結構立派なお寺です。
歴史もあり1536年からこのお寺自体はあるそうで、500年以上もある古いお寺です。
根岸駅を利用していても、こんな近くに歴史的なお寺があるなんて知っている人の方が少ないかもしれませんね。
文化勲章を受章された「奥田元宗画伯」の天井画があるということなので、芸術的にも見逃せない寺院かもしれませんね!
根岸に住むと「工場萌え」の夜景が手に入る
私が以前、根岸駅を利用していた頃は駅のホームから夜、工場の明かりが見えるこういう光景が大好きでした。
今でいう「工場萌え」ですね。(私が学生の頃はそんな言葉はありませんでした。。。)
「住む」ことを考えるとき、工場地帯が近くにあるということは、嫌がれる方もいらっしゃいますが、現在においては環境基準なども厳しくなっていますので、素敵な夜景が毎日見られるというメリットもあると思います。