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横浜 金沢区で歴史のある神社 富岡八幡宮

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横浜 金沢区で歴史のある神社 富岡八幡宮
「富岡八幡宮」というと、東京都江東区にある神社を思い浮かべる方がいるのではないでしょうか。
同じ名前で、横浜市金沢区にも「富岡八幡宮」があります。
実は、東京の「富岡八幡宮」よりも金沢区の「富岡八幡宮」の方が歴史は古いのです。
今回は、そんな「富岡八幡宮」についてお伝えします。

横浜 金沢区で歴史のある神社 富岡八幡宮

富岡八幡宮

横浜市金沢区にある「富岡八幡宮」。
京浜急行「京急富岡駅」から徒歩10分くらいのところに位置しています。
この神社は1191年に源頼朝が恵比寿様をお祀りしたことが起源の神社だそうです。

参照:富岡八幡宮 公式ホームページ

そもそも、鎌倉幕府の「鬼門」にあたる海の近くにある小山に祀られ、鎌倉幕府の厄災防除の神としても祀られた神社だそうです。
昔は城や幕府を作る際には、敵に責められることももちろんですが、風水も非常に気にしたという話を聞きます。
(徳川家康が日光東照宮と久能山東照宮を作ったのも、鬼門・裏鬼門だったからだと言われています。)

ちなみに鬼門とは…

日本では、古来から鬼が出入りする方角であるとして、忌むべき方角としており、方位の呼び名(門)は陰陽道に由来する。陰陽道が日本に伝わり日本の神仏習合思想と深く関わりをもつことで、日本独自の家相の発展ととも鬼門の観念も発展してきた。

陰陽道の最盛期といわれる平安時代中期頃から、病気や疾病、地震、火災、天災など、そのすべてを神の祟りが起こすものと考えられ、祟りを起こす神の存在を鬼に例えて恐れたことが大きな理由とされる。鎌倉時代前期に著された「陰陽道旧記抄」に「竈、門、井、厠、者家神也云々」とあり、竈、門、井戸、厠など、病気に直結する場所を神格化させ、諸々の宅神から祟りをうけぬよう祭祀を行っていた歴史があり、鬼の門と名の付く北東方位を他の方位方角より恐れる方位になった

鬼門 Wikipedia

祀られたのは えびす様

富岡八幡宮 恵比寿様

源頼朝がこの神社に祀ったというのは、えびす様だそうです。
みなさんがご存知なのは、この像のような「ふくよかなお顔」と「大きな耳たぶ」だと思います。
実際には、どんな神様かご存知ですか?

えびすは日本の神で、現在では七福神の一員として日本古来の唯一(その他はインドまたは中国由来)の福の神である。古くから漁業の神でもあり、後に留守神、さらには商いの神ともされた。蛭子蝦夷恵比須恵比寿恵美須恵美寿などとも表記し、えびっさんえべっさんおべっさんなどとも呼称される。

えびす Wikipedia

もしかすると、七福神の中で、一番日本で知られている神様かも知れませんね。
とても縁起が良いと言われていますので、「えびす」という名の土地名はよく聞きますね。
(私の知るところでは、東京にも大阪にもあります)
源頼朝がえびす様を祀ったということは、漁業はもちろん商いの神様を大事にして鎌倉幕府を経済的に良くしようと思ったのでしょうか?

富岡八幡宮は公園の中にある

富岡八幡宮

富岡八幡宮の鳥居を探したのですが、なかなか見つかりませんでした。
それもそのはず。
富岡八幡宮は「富岡八幡宮公園」という公園の中にあります。
大きな樹木もあり、暑い夏でも気持ちよく過ごせる公園です。
公園内にはトイレなども完備しているので、ゆっくり滞在することができます。

この富岡八幡宮公園の中に「記念碑」があるのですが、何だろうと調べて見ると「海水浴発祥」の記念碑らしいです。

東京湾の京浜地区でも、太平洋戦争後に埋め立てや水質汚濁が進む前は海水浴場があった。ジェームス・カーティス・ヘボンが海水浴の適地と推奨して発展した宮の前海岸(神奈川県横浜市金沢区の京急富岡駅付近にある富岡八幡公園に「海水浴発祥 宮の前海岸跡」の碑が建つ)のほか、扇島、新子安、本牧などでもかつては海水浴が楽しめた。

海水浴 Wikipedia

ということで、嘘ではないようです。
(各発祥地には色々な説があるので、これが正解ということではないかもしれません)

ただ、埋め立てが進んだのだろうなと想像するのが、この富岡八幡宮公園の右を見ても左を見ても海は見えません。
海は随分東側に移動しないと海には到着しません。
富岡八幡宮も古いく歴史のある神社ですし、海水浴発祥の地などもあるくらいなので、色々な歴史がある地のようです。

夏詣!?

夏詣(なつもうで)って、聞いたことありますか?
もちろん皆さま、初詣はご存知ですよね。お正月に神社へ行って1年の感謝や祈りを捧げますね。
それを「夏」に行おうということだそうです。
この富岡八幡宮の入り口にのぼり旗がありましたので、ちょっと調べて見ました。

我々日本人は大晦日に「年越しの大祓」で一年の罪穢れを祓い清め、
翌日の元日は新しい年に始まりとして、
その年の平穏を願い神社・仏閣に詣でる「初詣」を行います。

その始まりから六ヶ月、
同じく罪穢れを祓い清める「夏越しの大祓」を経て、
過ぎし半年の無事を感謝し来る
半年の更なる平穏を願うべく、
年の半分の節目として、
七月一日以降にも神社・仏閣に詣でます。

この新たな習慣を「夏詣」と称して、
我が国の守り伝えるべき風習となるよう、共に育てていきたいと思います。

夏詣-新しい日本の風習 夏詣

2014年に浅草神社が提唱したそうなのですが、実は今年まで「夏詣」の言葉も知りませんでした。
冬の寒い、人が多い時期に初詣もいいですが、人が少ない夏の時期にお祓いなどをしてもらうのもいいですね。

京急線 2021年も「夏詣」キャンペーンを実施します! – 横浜で暮らそう

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横浜生まれ横浜育ち、通った学校も横浜、現在の住まいも横浜な「どっぷり横浜市民」です。