横浜の神社で「夏詣」を巡ろう!
毎年、暑い日々が続く横浜でどのように夏を楽しみますか?
夏は、涼めてパワースポットとしても有名な神社がおすすめ。
ここでは、横浜の神社で実施されている「夏詣」を紹介するコンテンツです。
横浜の神社で「夏詣」を巡ろう!
夏の風物詩といえば、何を想像しますか。
お祭り 花火 流しそうめん スイカ かき氷 夏休み お盆 蚊取り線香 セミ など…
これらの行事や食べ物は「日本の夏」ならではの伝統と風習が今も受け継がれています。
一方、ここ数年で全国的に「夏詣」という夏の新たな風習が広まりつつあるのです。
今回は、横浜市内の神社を巡りながら「夏詣」についてお伝えします。
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「夏詣」とは?
そもそも「夏詣(なつもうで)」とはどういう行事なのでしょうか。
日本の夏詣に関する公式サイトには、以下のような記載がありました。
夏詣とは?
我々日本人は大晦日に「年越しの大祓」で一年の罪穢れを祓い清め、翌日の元日は新しい年に始まりとして、その年の平穏を願い神社・仏閣に詣でる「初詣」を行います。
その始まりから六ヶ月、同じく罪穢れを祓い清める「夏越しの大祓」を経て、過ぎし半年の無事を感謝し来る半年の更なる平穏を願うべく、年の半分の節目として、七月一日以降にも神社・仏閣に詣でます。
この新たな習慣を「夏詣」と称して、我が国の守り伝えるべき風習となるよう、共に育てていきたいと思います。
夏詣-新しい日本の風習 夏詣
日本には、古くから元日に新しい年の始まりとして、神社やお寺へ参拝する「初詣(はつもうで)」という習慣があります。
「初詣」は、1年の感謝や新年の無事と平安を祈願する行事です。
一方で、ここ数年で新たな習慣として浸透しつつあるのが「夏詣(なつもうで)」です。
この夏詣は元日から6か月、1年の半分となる節目の7月1日から神社やお寺へ参拝します。
夏詣は、初詣から半年の月日が過ぎたことに感謝し、来る半年の平穏を願う行事なのです。
そのため、夏詣を簡単に説明する「初詣の夏バージョン」といったところでしょうか。
この「夏詣」は、東京都台東区にある「浅草神社」が始まりとされています。
それでは「夏詣」の魅力と参拝することで得られるご利益についてお伝えします。
夏詣は、初詣から半年の月日が過ぎたことに感謝し、来る半年の平穏を願う行事なのです。
そのため、これといってご利益が決まっているわけではありません。
他にも、ここ数年で人気を集めている「御朱印帳」が夏限定の絵柄で記帳されるのも魅力の1つです。
御祈願は、神社やお寺によって異なるため、調べてから訪れてみるのもいいかもしれませんね。
そして、夏詣の魅力としては、夏ならではの風景や季節感を味わえることです。
神社やお寺に提灯が飾られ、浴衣で訪れる参拝客が多くなっています。
また、夏は日の入りが遅いため、日の入りを迎えると境内がライトアップされるのです。
なんといっても、炎天下を歩くのではなく、涼しい夕方頃に楽めることが嬉しいですね。
参拝時間は神社やお寺によって異なりますが、夏詣は日の入り以降に訪れても楽しめます。
横浜の「夏詣」におすすめ 神社4選
ここからは、横浜で「夏詣」が実施されている神社を4つご紹介いたします。
「1日で横浜にある夏詣の神社を巡りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
伊勢山皇大神宮(横浜市西区)
まず1つ目は、横浜市西区にある神社「伊勢山皇大神宮」です。
伊勢山皇大神宮(いせやまこうたいじんぐう)は「関東のお伊勢さま」と親しまれ、天照大御神を御祭神としています。
他にも、神奈川県の宗社・横浜の総鎮守となっているのです。
三重県の伊勢神宮から勧請し、明治時代に国費で現在の場所へ創建され、2020年には創建150年を迎えました。
見どころは、丘の上にある境内から「横浜ランドマークタワー」を間近に感じられます。
また、関東大震災でも傾かなかったという、東日本最大級の頑丈な大注連柱もあるのです。
御朱印は、この時期限定で七五三や風鈴など伊勢山皇大神宮の夏が描かれ、赤色で「夏詣」の捺印もあります。(一枚紙での授与/初穂料:500円)
天照大神は、万物を照らす太陽神のため、数多くのご利益があると言われています。
そのため、伊勢山皇大神宮では「健康/学業成就/安産/交通安全/厄除け」などにご利益があるとされています。
なかでも、ハローキティが描かれた伊勢山皇大神宮オリジナル絵柄「キティ守袋」は、特に子どもや女性から人気です。
アクセスは、京急線「日ノ出町駅」から徒歩約10分です。
ただ、境内まで傾斜の大きい上り坂が280m続くため、足元には注意しましょう。
お三の宮日枝神社(横浜市南区)
次に2つ目は、横浜市南区にある神社「お三の宮日枝神社」です。
お三の宮日枝神社(おさんのみやひえじんじゃ)は「お三の宮/お三さま」と親しまれています。
御祭神は、大山咋命(おおやまくひのみこと)となっており、「下町の守り神」です。
他にも、横浜発展の基礎を築いた吉田新田の総鎮守にもなっています。
ちなみに、お三の宮日枝神社は1673年に創建され、伊勢山皇大神宮よりも古い神社です。
(※横浜で一番古い神社は、鶴見区にある「鶴見神社」)
御朱印は、左上に水色で「夏詣」と捺印され、期間限定のデザインとなっています。(書き置き/初穂料:500円)
日枝神社は、古くから猿が神様の使いと言われ、その名称は「神猿(まさる)」です。
そこで「魔が去る→勝る/優る」と語源が転じたことで「厄除け/商売繁盛/勝負(受験)」にご利益があるとされています。
また、猿はお産が楽なことや家族への愛情が強いことから「安産/子宝/夫婦円満」に関してもご利益があるようです。
他にも、9月に行われる例大祭「お三の宮秋祭り」は「かながわのまつり50選」にも選ばれており、横浜市内屈指の規模を誇ります。
アクセスは、京急線「南太田駅」から徒歩約5分です。
富岡八幡宮(横浜市金沢区)
そして3つ目は、横浜市金沢区にある「富岡八幡宮」です。
富岡八幡宮(とみおかはちまんぐう)は「ハマのエビス様」として親しまれています。
御祭神は「八幡大神/蛭子神/天照皇大神」の三柱です。
富岡八幡宮は1191年、鎌倉幕府の鬼門除けとして源頼朝に創建され、祀られたことがはじまりとされています。
1311年には、発生した大津波で八幡宮の山がこの地を守ったことから、別名「波除八幡(なみよけはちまん)」とも言われています。
御朱印は、神社印の上に3種の神器を表した朱印が押され、左上には緑色で「夏詣」と捺印されており、期間限定のデザインとなっています。(書き置き/初穂料:500円)
富岡八幡宮は「金運(商売繫盛)/勝負運/縁結び」にご利益があるようです。
御祭神に「八幡大神/蛭子神/天照皇大神」の三柱が祀られていることから、近年ではパワースポットとして絶大な人気を集めています。
アクセスは、京急線「京急富岡駅」から徒歩約10分、富岡八幡公園が目印です。
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瀬戸神社(横浜市金沢区)
最後4つ目は、横浜市金沢区にある「瀬戸神社」です。
瀬戸神社は「六浦港の守り神」と親しまれ、大山祇命(おおやまつみのみこと)を御祭神としています。
瀬戸神社の由来は、平潟湾に潮の満ち引きに内海の海水が渦を巻いて出入りする「瀬戸」から来ています。
源頼朝がこの地で挙兵の戦勝を祈願し、伊豆三島明神を勧請したことが始まりとされています。
この「瀬戸」は神聖な場所ですが、海上交通の難所でもありました。
そのため、5~6世紀頃から豊かな幸をもたらす海の神々を祀られています。
現在の社殿は1800年に建立され、権現造りと呼ばれる様式となっています。
他にも、瀬戸神社は神奈川県神社庁の「献幣使参向神社」にも指定されているのです。
鎌倉時代から伝わる文化財は、国の重要文化財など多数保存されています。
境内にある社叢林(しゃそうりん)は、1995年に横浜市指定文化財に登録されました。
また、樹齢720年にもなるカヤの古木は、区内最古で横浜市にも指定されている名木です。
御朱印は、神社印のほかに鎮護國家が刻まれた朱印と、左上には水色で「夏詣」と捺印されており、期間限定のデザインとなっています。(書き置き/初穂料:500円)
瀬戸神社は「交通安全(海の安全)/子孫繁栄/五穀豊穣」などにご利益があるようです。
そして、菅原道真を祀っていることから「合格祈願/学業成就」にもご利益があります。
そのため、元日の初詣には多くの参拝客が訪れ、3時間以上待つことも少なくありません。
アクセスは、京急線「金沢八景駅」から徒歩約5分です。
なお、4つの神社の詳しい内容は別のコンテンツでもお伝えしています。
こちらもあわせてご覧ください。
京急の「夏詣」キャンペーンもチェック!
ここまで、横浜市内で実施されている「夏詣」についてお伝えしました。
そして、東京~神奈川を走る私鉄「京急電鉄(京急線)」でもイベントを実施しています。
東京都と神奈川県の全14神社をまわると、もらえるプレゼントキャンペーンを開催していることも人気の1つです。
特典内容 | 詳細 | |
特典1 | 神社のモチーフが入ったオリジナルはさみ紙を集めよう! | 参加神社で御朱印を受けると各神社のモチーフが入った オリジナルのはさみ紙をプレゼント [各神社:先着3,000枚](※予定数量に達し次第終了) |
特典2 | 全ての神社で御朱印を受けた方にオリジナルグッズをプレゼント! | 神社で御朱印を受けると リーフレット裏面のチェック欄にハンコを押印 14神社全てのハンコを集めて文章を完成させた方から先着でオリジナルグッズをプレゼント (※1人1回のみ) |
2021年で3回目となる「京急夏詣」は、毎年たくさんの方が参加しています。
すべての神社が駅沿線にあるため、京急線に乗車しながら「夏詣巡り」も良いですね。
横浜の夏詣 パワースポット神社を巡ろう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
夏詣の始まりやキャンペーンについてお伝えしましたが、少しでも参考になれば幸いです。
日本の伝統行事を受け継ぎ生まれた、新たな風習「夏詣」。
夏詣はこれからの将来、全国的に日本の新たな夏の風物詩となるのではないでしょうか。
コロナウイルスが再拡大する中で「密を避けながら」神社を巡れることも魅力の1つです。
2021年夏の思い出に「神社巡り」でひと味違った横浜観光を、満喫してみてはいかがでしょうか。
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