2024年4月24日
関内駅と横浜公園は旧官庁街
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関内駅と横浜公園は旧官庁街
横浜の中心とされる地域の1つ、JR・横浜市営地下鉄ブルーライン「関内駅」は横浜市中区にあります。
現在、JR関内駅南口駅前には「横浜公園」「横浜スタジアム」があります。
目次
関内駅と横浜公園は旧官庁街
JR関内駅といえば、以前は南口駅前には横浜市庁舎があり、周辺の民間のビルにも横浜市役所の各局が入っていたりしていましたので、関内駅周辺は朝や夕方になると通勤でごった返す駅でした。
ですが、横浜市庁舎がみなとみらいに移動すると、少し様子が変わってきているようです。
現在も神奈川県庁や中区役所などもありますが、「みなとみらい線 日本大通り駅」が近くにできたなどあり、そちらを利用する方も多くなりました。
関内と関外
JR関内駅をご存知の方は多いと思いますが、この周辺を「関内」「関外」という地域の区分けがあるのをご存知でしょうか？
1859年に開港した横浜ですが、外国人が入って来てトラブルが増えてきたため、一般の日本人と外国人を分ける関所を作ったそうです。
関内・関外は、その「関所の内側と外側」ということだそうです。
その関所は伊勢佐木町と馬車道の間にあったそうなので、最近では関内・関外の区分けをJRの線路の東側・西側に分ける感じでしょうか。
「それは昔の話でしょ？」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、現在でも横浜市の開発などでは「関内・関外」という地区の区分けで使われているようです。
歴史を知ってみると、その地域の呼び名の意味がわかってきますね。
横浜公園にも歴史があり
もしかすると「横浜公園」という名称をご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、横浜スタジアムの周りを囲っている公園のことを「横浜公園」と言います。
（横浜スタジアムが横浜公園の中にあるというのが、わかりやすい説明かもしれません。）
この横浜公園は「近代化産業遺産」だということをご存知ですか？？
近代化産業遺産
全国各地には、我が国の産業近代化の過程を物語る存在として、数多くの建築物、機械、文書が今日まで継承されており、これらは、自らが果たしてきた役割や先人たちの努力など、豊かな無形の価値を今に伝えています。経済産業省では、これらの歴史的価値をより顕在化させ、地域活性化の有益な「種」として、地域の活性化に役立てることを目的として、これらを「近代化産業遺産」として大臣認定し、平成１９年度及び２０年度において、地域史・産業史の観点から、それぞれ３３のストーリーとして取りまとめた「近代化産業遺産群３３」「近代化産業遺産群 続３３」を公表しました。
近代化産業遺産 経済産業省ホームページ より
実はこの横浜公園の誕生のきっかけは幕末1866年の横浜を襲った大火でした。当時は歓楽街であった「遊郭」があったそうですが、そこを「公の遊園」としたとのことです。
この公園はその大火事がきっかけでできた場所だったため、海側の外国人居留地と一般の日本人の市街地の境として日本大通りと一緒に計画をされたのだそうです。
1876年に外国人・日本人が共に利用できる公園として「彼我（ひが）公園」が出来上がったそうです。
その後、第二次世界大戦後米軍に接収を経て昭和の時代には、横浜スタジアムが建設され、現在に至ります。
今は春になるとたくさんのチューリップが咲き誇り、シーズンになれば横浜スタジアムに横浜ベイスターズのファンがつめかける場所となりました。
旧官庁街の関内に住宅はある？
関内（上記にある関内駅JR線路より海側）は、神奈川県庁、横浜市庁舎、中区役所、裁判所など公共の施設が多いことから、周囲も企業が入るビルや飲食店などがほとんどでした。
住んでいる人といえば、元々古くからいる地主さんくらいでほんのわずかでした。
1990年代以降はマンションが建ち始め、それでも住居よりも士業さんや小規模で行う事業者の入居も多かったようですが、マンションも増えて来ると住む人も増えてきました。
現在ではJR京浜東北・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン、みなとみらい線のほか、横浜市営バスも本数が多く、非常に立地が良いため、とても人気の地域となっています。
現時点ではファミリー層が多くいるという地域ではありませんが、投資目的でマンションを購入する方も少なくないため、現在でもマンションが建っています。
横浜ベイスターズファンの方などは、関内に住んでしまったら、シーズン中試合がある日は毎日のように通ってしまいそうですね！
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