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横浜で節分を楽しむのなら【2022年度版】

横浜で節分を楽しむのなら 横浜で暮らす
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横浜で節分を楽しむのなら

横浜で節分、節分は季節行事であり地域性もあります。
このコンテンツでは、最近の節分と、横浜で有名な節分をお寺や神社についてご紹介いたします。
「1年に1度の行事節分を学んでよい1年を」そんなコンテンツです。

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横浜で節分を楽しむのなら

2022年もコロナの影響により、ほとんどの神社やお寺では節分が中止となっています。
(不確定ですがほぼすべてとみなしていいでしょう)
ただし、神社やお寺の中には福豆の授与を行っていますので、お近くの神社やお寺にお問合せください。

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2022年 横浜の節分情報(代表的なもの)

伊勢山皇大神宮 節分祭:2月3日 14:00から(お問合せください)

元々は追儺、鬼やらいと呼ばれ、新年を迎える大晦日の宮中行事でした。それがいつしか、立春の前である2月3日の春を迎える行事となりました。港都横浜に春を呼ぶ恒例行事として、多くの参拝者で賑わい、盛大に豆撒き行事が執り行われます。福授けの年男年女への参加をご希望される方は、社務所までお問い合わせ下さい。

年間行事|横浜総鎮守 伊勢山皇大神宮

大本山總持寺 節分追儺式(中止)

令和4年節分会追儺式について
新型コロナウィルス感染症拡大防止の為、令和4年の節分会追儺式は福男福女やゲスト、一般参拝者のご来場をご遠慮いただき、山内僧侶のみで御祈祷法要を行うこととさせていただきます。
※福豆の頒布・福引抽選会は感染症対策を行いながら、1月30日より2月3日まで参道にて行います。
お問い合わせは録事寮(045-581-6295)まで

曹洞宗大本山總持寺

篠原八幡神社(中止)

春を迎える行事「節分祭追儺神事」
新型コロナ感染予防為
節分行事・豆まきは中止致します

横浜|篠原八幡神社|神事|節分|豆まき|東京鬼剣舞|横浜市|港北区|新横浜|菊名|神社

菊名神社 節分祭について(中止)

令和4年 節分祭について | 菊名神社

瀬戸神社 節分祭追儺式(中止)

昨年に引き続き、境内への豆まき行事は中止とさせていただきます
代わって本年の節分祭では「追儺式御歩射式」を行う予定です
的を矢で射て家内安全・災厄消除に併せて悪疫退散の祈願を致します 15時より節分祭
神事が終わり次第、引き続き御歩射式を行います
福豆の授与
本年も節分祭の御札と福豆をご用意しています
福豆は手のひらサイズの小さな桝に入ったものと一合桝入りの二種類です

金沢八景・瀬戸神社

それでは、引き続き 横浜の節分についてのコンテンツをお楽しみください。

鬼がいなくなった節分

縁起の良い方角である恵方へ向いて座り、黙って最後まで恵方巻を食する日として、すっかり定着した2月3日。一般的には節分と呼ばれていますが、元来、節分とは季節の節目である立春、立夏、立秋、そして立冬の前日を指す言葉で、2月3日だけが節分ではありませんでした。

幼い頃、幼稚園や保育園で鬼の役に扮し逃げる先生方を追いかけ、『鬼は外、福は内』と大声で言いながら豆をぶつけたり、小学校では小袋に入った炒り大豆が給食に添えられていた思い出がある方も多いのではないでしょうか。節分の日には年齢に1を足した数だけ豆を食べると縁起が良いとされています。

旧大岡家長屋門 wikipedia

一方で、日が沈み暗くなり、門前のキャンドルがともる中で豆袋をまくという『豆まきと灯りの祭り』を行う長屋門公園(横浜市瀬谷区阿久和東1-17)での掛け声は「福は内、福は内!」。鬼の存在を感じさせず現代的でロマンティックな行事として地元に定着しつつあるようです。

世界へ発信される横浜の節分

毎年必ずテレビ中継される曹洞宗大本山總持寺(横浜市鶴見区鶴見2-1-1)の節分追儺(ついな)式では、各界の著名人(石原軍団ほか)が豆をまく年男年女役で登場します。そして現在の總持寺においても、鬼の存在はないとして「福は内」という掛け声とともに、2千人もの参加者へ向け豆がまかれます。

總持寺 wikipedia

このように鬼の存在を消した節分が増えてきた中で、今なお「鬼は外!福は内!」というテーマで行事をアピールしているのは、都筑民家園(横浜市都筑区大棚西2)。「豆まき」に、Bean Throwing Ceremony(和訳:豆まき行事)、そして、テーマ「鬼は外!福は内!」にはWarding off the evil spirits and bringing in good fortune(和訳:悪霊を追い払い、幸運をもたらす)という英訳文を併記しています。日本の伝統文化をしっかりと継承しつつ国際的にもその魅力を発信しています。

歴史と共にある節分が横浜にあります

總持寺と同様に、鬼はいないとして「福は内」とだけ掛け声をかける節分祭・追儺神事(豆まき)を行う瀬戸神社(金沢区瀬戸18-14)には、国の重要文化財に指定された舞楽面二面(抜頭面と陵王面。源実朝が使用したとされている。)が保存されています。

また、当神社の鎮守の森(社叢林(しゃそうりん))は、横浜市指定文化財に登録されており、樹齢720年以上のかやの木は金沢区内最古の名木として知られています。

一方、鬼が登場する節分行事として少し変わっているのが、鹿嶋神社(港南区上大岡西3丁目12-38)の節分祭的射(まとい)。「鬼」と書かれている大きな的を担いで町内を回り、町中の厄と悪事を的に集めた後に、矢で射り焼いてしまうこの行事は、元禄時代から続いているとのことです。

このように、伝統行事は長く貴重な歴史と共に継承されているもの。私たちは行事と同様にまもるべきいにしえの宝物(ほうもつ)を知ることで、歴史を学ぶことができるといえるのではないでしょうか。

鬼は外、福は内、今も昔も変わらない横浜の節分

さらに、今も昔も変わらず「鬼は外!福は内!」という豆まきを行う場所として、横浜農村生活館みその公園「横溝屋敷」(鶴見区獅子ヶ谷3-10-2)、伊勢山皇大神宮(西区宮崎町64)、杉山神社(南区宮元町3-48)、篠原八幡神社(港北区篠原町2735)、星川杉山神社(保土ケ谷区星川1-19-1)、神明社(保土ヶ谷区神戸町107)をあげておきましょう。

星川杉山神社は相鉄星川駅を降りて10分位歩きますが、保土ケ谷区の丘の上にあってちょっとした散歩になります。

さまざまな理由で伝統行事の内容が変更されたり行事そのものがすたれてしまうことが多くなっている中、地域に誇りを持ち、子供たちにもその心を継承し伝統行事をまもりつなぐことは、忙しい毎日の中では優先順位が低くなりがちですが、日本の豊かな四季をよりあざやかに彩る伝統行事は失いたくないものです。

2月3日当日は、ぜひ、ひととき、耳をすましてみてください。身近なところで静かに伝承されている節分行事を見つけることができるかもしれません。