新横浜ラーメン博物館ってどんなところ?
新横浜ラーメン博物館は、新横浜駅が最寄り駅の通称「ラー博」。
ラー博は「ラーメンに特化した食のテーマパーク」となっています。
ここでは、横浜市港北区の観光スポット「新横浜ラーメン博物館」を紹介するコンテンツです。
新横浜ラーメン博物館ってどんなところ?
横浜は、1年を通して多くの観光客で賑わう人気観光地となっています。
「横浜駅と新横浜駅って近いんじゃないの?」
地元民以外は、どこにあるか知らず間違って覚えている方が多い「新横浜駅」。
そんな「新横浜駅」周辺にある観光スポットが「新横浜ラーメン博物館」です。
「ラーメンのテーマパーク」とも言われ、ここだけのために全国から訪れる方もいるほど。
「どんなところ?」「新横浜ラーメン博物館では何が楽しめる?」「交通アクセスは?」
今回は、横浜市港北区にある「新横浜ラーメン博物館」の見どころをお伝えします。
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新横浜ラーメン博物館の歴史
この新横浜ラーメン博物館の歴史は、1990年代まで遡ります。
世界初・ラーメンのフードアミューズメントパーク「新横浜ラーメン博物館」
ラー博とは「ラー博の歴史」- 新横浜ラーメン博物館
のプロジェクトの開始は、1991年に遡ります。キッカケは、当時新興ビジネス街として発展し始めていた新横浜の街の活性化。
平日以外はほとんど無人となる新横浜を、いかに活気溢れる魅力的な街にするか、を常に考えていました。その為に、現在ラー博の建っている土地をいかに活用するか
当時の昼食事情の厳しさと、土日でも人を呼べる楽しいスポット。
全国各地のラーメンを、飛行機に乗らずに食べに行ける。ラー博は、まずそのコンセプトから始まりました。
全く前例の無い初の施設。当然周囲からの反対もあり、また出店していただくお店との交渉も困難を極めました。
そして1994年3月6日、ラー博はオープンしました。

新横浜ラーメン博物館は「全国各地のラーメンを飛行機に乗らず食べられる」がコンセプト。
当時は、オフィス街というイメージしかなかった「新横浜駅」周辺。
そのため、会社員が休みとなる休日はいつも静まり返った無人の街となります。
これが「世界初のラーメンフードアミューズメントパーク誕生」のキッカケでした。
しかし、前例のない初の試みとなる施設に有名ラーメン店を呼ぶにはとても苦労したそうです。
その後、構想から約3年の歳月を経て1994年にオープンしました。
このように見ると、意外と歴史のある施設であることが分かりますね。

ラー博での見どころと楽しみ方
ここからは、実際に「新横浜ラーメン博物館」の館内をご紹介します。
訪れる際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まず、館内へは券売機で入場券を購入する必要があるため、ご注意ください。
入場券を購入して館内入口手前には、動くラーメン模型がありました。


館内は、1階~地下2階の3フロアに分かれていました。
入口すぐの1階には、ミュージアムショップやラーメンに関する展示があります。
帰りは、訪れた記念にここでお土産を購入するのもアリですね。
これまでに出版された関連雑誌が並んでいるエリアは、圧巻です。


そして、日本全国のご当地ラーメンの食品サンプルもズラリと並んでいます。
ここでは、ラーメンの歴史についても学べる展示や資料がたくさんありました。
有料の事前予約制ですが、毎日ラーメン作り体験も開催しているようです。
これは、青竹打ちで古代小麦のラーメンを作る体験イベントとなっています。
そのため、お子さんの自由研究などにもいかがでしょうか?


次に飲食店があるのは、地下1階と地下2階「ラーメンと夕焼けの街」のため、階段で下ります。
階段の途中にある壁には、古い駅のホームが描かれた懐かしい壁画。
よく見れば、階段の手すり部分がラーメンの具の定番「なると」になっていますね。
このように館内には、さまざまな遊び心が散りばめられていました。


階段を降りて目に飛び込んでくるのは、昭和33年の街並みを再現した館内となっていました。
「なぜ昭和33年なのか?」と疑問に感じる方も多いかと思います。
実は、この昭和33年(1958年)が日清の「チキンラーメン」の発売年なのです。
いうならば「ラーメンが誕生した記念の年」が由来となっており、シャレていますね。


館内を見上げてみると、テレビのアンテナ・街灯・看板も錆びています。
映画館 歯医者 銭湯 電話ボックス ポスター 電動スクーター 洗濯物 など…
細かいところまで忠実に再現されており、タイムスリップした気分になりました。
ここまで来ると、もはや別世界の街へ訪れた感じですね。
インスタ映えしそうな街並みは、まるで人が住んでいるのではないかと感じるほどです。
昭和な街の雰囲気を知らない平成生まれの私でも、エモく感じました。




それでは、肝心な各店舗のラーメンについてです。
お店は建物ごとで分かれおり、常時10店舗ほどの有名ラーメン店が軒を連ねていました。
これまでに、札幌の「すみれ」や熊本の「こむらさき」などが出店しています。
また、海外で人気のラーメン店も常時出店していました。
現在は営業終了しているラーメン店も「卒業」という形で、常に新店舗と入れ替わるのです。



ラーメンの注文は、各店舗前に設置されている券売機で食券を購入して入店するシステムです。
メニューを見ると「ミニラーメン」として、小さいサイズから提供されていました。
そのため、名店の味をいくつか食べ比べながら楽しむのがおすすめです。
中学生以上の方は、1人1杯の注文が必要となるため、余裕を持って食べましょう。

店舗内容も短くて半年程度は変わりませんが、時期や季節ごとに異なります。
そのため、訪れたらまず最初に「鶴亀町内会看板」を要チェックです。
看板には待ち時間も記載され、定期的に最新の情報が書き換えられていました。
週末のお昼時には各店舗で長い行列となるため、確認してから並ぶのがおすすめ。
長いときは、待ち時間が1時間以上になることもあり、遊園地のアトラクション並みです。

ラーメンの店舗以外にも、懐かしいお店がたくさんありました。
駄菓子屋「夕焼け商店」喫茶&すなっく「kateko」占い 居酒屋 など…
館内を散策するだけでもタイムスリップしたような感覚が楽しめます。
また、イベント広場で運が良ければ大道芸や紙芝居を見物することができますよ。


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営業時間と休館日と入場料について
新横浜ラーメン博物館の営業時間は、11時〜21時となっています。(土日祝は10時30分~)
ただし、ラストオーダーは閉館時間の30分前となっているため、ご注意ください。
休園日は、基本的に年末年始の2日間(12月31日〜1月1日)のみ。
大人は380円、高校生以下とシニアは100円、小学生未満は無料です。
また、年パスは800円、6か月フリーパスは500円で販売されています。
年パスなら、3回で元が取れてしまうため、たくさん来たい方にはおすすめですね。
特にランチ時間帯になると、近くのオフィス街で働く方々が多く訪れていました。


ラー博への交通アクセスは?
それでは、新横浜ラーメン博物館への行き方と交通アクセスについてお伝えします。
アクセスは「新横浜駅」から歩いて約7分です。
駅の出口は2つあり、新幹線改札口がある「北口(篠原口)」を出ます。
しばらく続く歩道橋はどちらでも行けますが、近い日産スタジアム方面へ左折しました。


歩道橋を道なりに進んで階段を下ると、オフィス街が見えてきました。
「F・マリノス通り」と呼ばれる通りをさらに直進します。
2つ目の「新横浜駅前公園入口」交差点を右折した後、1つ目の交差点を左折です。
約50m歩くと「新横浜ラーメン博物館」の建物が見えて来るため、到着です。


なお、館内横には提携の有料駐車場がありました。
駐車場では2階~7階/屋上階に駐車でき、最大駐車台数も175台となっています。
そのため、車で訪れる場合もすぐ近くに駐車できて嬉しいですね。
ただ、館内で食事をしても割引など受けられないため、その点はご注意ください。

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新横浜ラーメン博物館でラーメンを堪能しよう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、港北区にある「新横浜ラーメン博物館」の見どころをお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
新横浜ラーメン博物館は、ただラーメンを食べるだけの施設ではありません。
「食べて楽しい!見て楽しい!」テーマパークとなっています。
そのため、ラーメン好きの方には見逃せない施設ですね。
昭和を知らない世代はエモい体験を。
昭和を知っている大人世代は、懐かしい気持ちになること間違いなし。
いつもとは違った横浜観光で「新横浜ラーメン博物館」に訪れてみませんか。
