横浜の梅園・梅林に梅を見にいこう!
「春の花=桜」のイメージがありますが、桜が見頃を迎える前に「梅の花」が満開になります。
確かに桜より少し地味とも言われますが、たくさんの梅が咲いているのは美しいですよね。
今年は横浜の「梅の名所」で春の足音を少し感じてみませんか?
横浜の梅園・梅林に梅を見にいこう!
桜の時期はまだまだ先ですが、その前に春の手前に楽しめるのが「梅」なんです。
桜はその姿が豪華絢爛となっています。
お花見などその姿を見るのはよく聞きますが、梅は豪華というより可憐な印象のお花。
「梅林」や「梅の名所」と呼ばれる場所にはいろいろな種類の梅の木が植えられています。
全体が咲くと素晴らしい眺めになりますよ。
そんな横浜市内で楽しめる梅の花を見に行ってみませんか?
大倉山公園 梅林
東急東横線 大倉山駅 西口から坂を上がって「大倉山公園」へ向かいます。
駅から言うと、園内の一番奥に「大倉山公園梅林」があります。
ここには、46種類220本ほどの梅が植えられていました。
種類によって、咲く時期が多少前後するようです。
時期的には長く、1月下旬~3月上旬頃まで楽しめますよ。
白い梅は弾けたポップコーンのように、小ぶりな小さな花が咲き、晴れた青い空に映えます。
桜のようには木を覆うほどは咲きませんが、この可愛らしさが梅の人気です。
濃いピンクの梅もあります。
白いものと比べ、少し花も大きく豪華な感じがします。桜より木が低いため、写真撮影などをされたい方には「映え写真」を撮るのにもってこいかもしれませんね。
第35回大倉山観梅会
大倉山公園ではこの梅の開花時期に梅のイベントが行われます。
この大倉山観梅会は今回で35回を数えるのですが、2021年・2022年とコロナで中止になっていて、今年は3年ぶりの開催のようです。
- 日程:2023年2月25日(土)・26日(日) 10:00〜16:00
- 開催場所:大倉山公園・大倉山記念館
横浜市港北区大倉山2-10-1 - ホームページ:https://www.city.yokohama.lg.jp/kohoku/shokai/bunkakanko/kanbaikai/35kanbaikai.html
- イベント概要:開会式、「こうほく梅の写真コンテスト」写真展、ステージイベント、商品販売、野点(のだて)
杉田 梅
磯子区杉田で「梅」のイメージがなかったのですが、実は杉田の梅には歴史があるそうです。
天正年間(1573-92)杉田村一帯の領主だった間宮信繁は、農地には適さないこの地に数多くの梅を栽培し、その後梅の名所として多くの観光客が訪れるようになりました。
杉田うめまつり より
その様子は、初代歌川広重「武州杉田の梅林」にも描かれています。しかし、明治以降は塩害などの影響もあり、現在は往時の面影がわずかにみられるだけとなっています。
今は立派な梅林というのはないようなのですが、杉田 妙法寺に行くと歴史のある梅の木が見られるそうです。
妙法寺の山門前には、現在も当時の梅の木が植わっており、境内には「照水梅」の2代目の木が残る。1880年(明治13年)に、神奈川県小田原市の穂坂銀太郎により五良左衛門の苗木が持ち込まれたことから、曽我梅林では杉田梅と呼び現在でも栽培されている。
杉田梅林 wikipediaより
杉田梅まつり
観光支援のために始まったこのおまつり自体は、今回で2回目だそうです。(昨年はコロナの関係で中止になりました。)
一般的に「観梅」というと、美しい梅の花を楽しむイベントですが、この「杉田梅まつり」は、梅干しや梅を使ったスイーツなど地元の「梅商品」の販売も行われるそうで、楽しみも倍になりますね。
- 日程:2023年2月18日(土)・19日(日) 10:00〜16:30
- 開催場所:牛頭山 妙法寺
横浜市磯子区杉田5-3-15 - ホームページ:https://shunsaika.yokohama/lp/umematsuri/
- イベント概要:杉田梅の観梅会、境内ステージイベント、梅商品の販売など
横浜の梅園・梅林のイベントにも行ってみよう!
美しい梅の花をゆっくり眺めるのももちろんいいですが、せっかくだから上記のようなイベントを行なっているときに梅を眺めにいくのも楽しみの1つですね。
どうしても梅というと「茨城 偕楽園」や「福岡 太宰府天満宮」など観光名所を思い浮かべる方も多いと思いますが、規模は小さいかもしれませんが、横浜にも梅の楽しめる場所があります。
是非、この2〜3月に梅を見に行ってみませんか?