ブルーパブって何?横浜でできたてクラフトビールを飲もう!
「ブルーパブ」って知ってますか?
ブルワリー(ビール醸造所)設備が併設されているビールパブのことで、近年増えてきています。
単に「クラフトビールが飲める店」ではありません。
その場で作っているため、とてもフレッシュなんです!
記事後半は徒歩で回れて、一人飲みもできるブルーパブもご紹介します。
ブルーパブって何?横浜でできたてクラフトビールを飲もう!
小規模なブルワリーを店内に構え、職人たちがそのお店オリジナルのこだわりクラフトビールを作り、お客さんはそれを作りたての状態で楽しめる。
そんな素敵な空間が「ブルーパブ」です。
横浜にはいろんな物、場所、歴史がありますが、実はクラフトビールもまた横浜を彩る要素の1つ。
これを読んで気になったなら、休日街歩き候補の1つとして、ブルーパブ巡りはいかがですか?
なぜ横浜でブルーパブ?横浜には醸造所がたくさんあります!
そもそもクラフトビールとは何でしょう?
しっかりとした定義はなく、主に「小規模な醸造所(ブルワリー)で、ブルワーがこだわりをもって造る多種多様なビール」と説明されているようです。
小規模な醸造所(ブルワリー)で、ブルワーがこだわりをもって造る多種多様なビール
クラフトビールってなに?地ビールとの違いなどを分かりやすく解説!<おすすめビールも> – ビール女子
と説明されることが多いです。
一方、上記の他に「クラフトビール」についてキッパリとした定義がないのです。
そんなクラフトビールのブルワリー。
横浜が密集地の1つであるという事はあまり知られていないのではないでしょうか!
横浜市は、開港以来、国際色豊かな文化が根付いており、その影響は地元のクラフトビールにも見られます。また、横浜エリアだけでも醸造所が10軒以上あり、醸造所が密集しているクラフトビール激戦地でもあります。
神奈川県でクラフトビールを飲むなら【クラフトビール醸造所一覧】 – CRAFT BEER LAB
クラフトマンたちにより「もっと横浜のクラフトビール造りについて知ってほしい」という活動も行われていたようです。
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「ヨコビゲストタップ」プロジェクトを開始! – 株式会社横浜ビールのプレスリリース
そういえば、あのキリンビール発祥の地も横浜なので何か縁を感じます。
職人技の本格ビールをフレッシュにいただけるだけでもおいしいブルーパブ!
パブ歩きをより楽しむために、クラフトビールの雑学を見てみましょう。
クラフトビールの歴史とマイクロブルワリー
クラフトビールとは「小規模なブルワリー(ビール醸造所)で、職人によるこだわりの製法や原料で作られたビール」として説明されます。
小規模だからこそ、こだわりをもって作れるところがありそうですね。
もともとビールを作るには「年間最低200万リットル」を作らなばならないという法律がありました。
しかし、1994年に改正後は「年間最低6万リットル」にまで引き下げられました。
大きな設備が必ずしも必要ではなくなったという事です。
これにより、全国で小規模なブルワリー(「マイクロブルワリー」)が登場。地場産の原料使用などでお土産色をだした「地ビール」が数多く生産され、地ビールブームが起きました。
「地ビール」と「クラフトビール」の違い
しかしその後、味などの要因から地ビール人気は衰退していったのです。
そんな中で、一部のブルワリーは「今の地ビールよりももっとおいしいビール」を目指して試行錯誤と研究が重ねられ、マイクロブルワリー製造技術が向上します。
まさに「クラフトマンシップ(職人魂)」の賜物ですね。このようにして、それまでの「地ビール」とは差別化する動きもあり「クラフトビール」と名乗るビールが出現してきたようです。
さらに、2018年の法改正では、スパイスなどで風味付けをしたものも「ビール」と認められるようになりました。以降、より多彩な風味のクラフトビールが現れます。
小規模製造ができるクラフトビールならではの「ブルーパブ」
そんな事情からクラフトビールの醸造設備はコンパクト。
設備ごと飲食店内に構えて、「醸造(brew)」と「居酒屋(pub)」のどちらも運営する「ブルーパブ(Brewpub)」が増えています。
アメリカでは盛んなスタイルだったようですが、もともとブルワリーが多く、クラフトビール造りが盛んで新しいもの好きな街、横浜には…もちろん、いくつものブルーパブがあるのです!
今回は横浜内でも特にブルーパブが密集する関内周辺から新港ふ頭にかけて徒歩30分圏内にあるブルーパブをご紹介します。一人飲みもありです
これは「ビール造りの街」的な目線での街歩きに使えると思いませんか?
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横浜で歩いて廻れるブルーパブ4店舗!新港~関内エリア
ここからは、関内周辺で徒歩で周れるブルーパブをご紹介します。
YOKOHAMA BEER
大きなビールジョッキのオブジェがお出迎え。
1階がパブスタンド、2階は広々レストランの様相で、全体的に親しみやすい雰囲気です。
テラス席もあって常連さんや、地元の方が楽しんでる感があります。女性1人でもかなり入りやすいです。実際、ふらっと立ち寄られるお一人のお客さんが多い印象でした。
また1階カウンター席からガラス面を通して見える仕込み部屋では、タイミングが合えば、醸造技師が仕込みのために樽の中に材料を入れるところや、掃除のために樽の口から出入りする風景も見れることができるそうです。
それは楽しそうですね。
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Brewpub Ergo bibamus (ブリューパブ エルゴ ビバムス)
こじんまり、カジュアルさもありつつ、薄暗さが心地よい。
これは一人で、または大人な友達と、しっとり少人数で楽しみたくなっちゃう(個人の感想です)。
入口にひっそり佇むマイクロブルワリーは、目線につくられた小窓から様子をのぞくことができます。
また風味の種類も豊富なクラフトビールには「ペアリング」といって、お互いを引き立てるおつまみやデザートとの組み合わせがあります。
こちらのお店では黒い壁に手書きで、おすすめのペアリングが書かれているので、ぜひ参考にしてみては?
>>お店ホームページ
QUAYS pacific grill(キーズ パシフィック グリル)
QUAYS pacific grill(キーズ パシフィック グリル)は、横浜港の新港ふ頭「横浜ハンマーヘッド」にあるレストラン&バー。
「NUMBER NINE BREWERY(ナンバーナインブリュワリー)」というブルワリー設備が店内ガラス張りの壁の中に並びます。
スタイリッシュでおしゃれ、広々としていて、料理も豊富でリッチな雰囲気です。
「NUMBER EIGHT DISTILLERY(ナンバーエイト・ディスティラリー)」というジンの蒸留所。
さらにコーヒー焙煎所を併設していました。
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横浜ベイブルイーング関内本店
こちらは現在ブルワリー設備が移動して、現在中は完全に飲食スペースのみとなっていますが、もともとはブルーパブだったお店です。
カジュアルでアメリカンな感じの店内は、時間帯も相まってかなりにぎやかでした。
もともとブルワリーだった場所には、現在お客さんの飲食スペースが並びます。
設備の一部だったらしきものが、その余韻を残していました。
>>お店ホームページ
今回歩いた4店舗の位置関係を示した地図です。
本当にすべて歩いて回れるため、はしご酒するのもおすすめ!
訪れた際は、大人の横浜観光を楽しんでみるのもアリですね。
お土産にいかが!世界中の缶クラフトビールが買えるお店
ブルーパブを堪能して歩き回った後は、お友達や自分へのお土産探しはいかがでしょうか。
ご紹介したお店でも瓶入りや缶入りのオリジナルクラフトビールが購入できますが、せっかく横浜でクラフトビール巡りをしたならぜひ寄ってみていただきたいコンビニをご紹介します。
通称「狂ったセブン」。横浜ハンマーヘッド内にあります。
中はまるで雑貨屋さんのような楽しい雰囲気で、もちろん通常のコンビニ同様食品も販売しています。
ですが特にお酒、中でもクラフトビールの品ぞろえが物凄いのです!
世界中の、他では見ないようなものが買えますよ。クラフトビールは缶も瓶も、ジャケットがとても可愛らしいものがあったり個性的。お土産にも、クラフトビールのさらなる飲み比べにも、気軽に使えそうですね。
こちらで紹介した「QUAYS pacific grill(キーズ パシフィック グリル)」のすぐ近くにあります。
横浜街歩きにクラフトビール要素を加えてみては?
「横浜ってビールに縁があるんだ、クラフトビールを飲みたくなった」のではないでしょうか?
ぜひ横浜の街でお好みのブルーパブを見つけてください。
ブルーパブツアーを家族や身近な友達と組んでみませんか。
そして「横浜ってクラフトビール造りが盛んな街なんだよ」なんて宣伝してみてください。
その時はぜひ、ここで紹介したウンチクをおつまみにしてくださいね!