横浜で住む、暮らす、楽しむ 横浜に住む暮らすの情報

横浜の関内と関外って?

JR関内駅

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分7秒です。

横浜の関内と関外って?
JR京浜東北・根岸線や横浜市営地下鉄ブルーラインに「関内駅」があることは有名だと思います。
そもそも、横浜の「関内」と「関外」ってどこのことだろうか?
ここでは、横浜にある「関内」と「関外」を紹介するコンテンツです。

横浜の関内と関外って?

JRや横浜営地下鉄の関内駅は、横浜スタジアムへ行く時に使う駅として有名です。以前は駅前に横浜市庁舎があったり、少し歩きますが、神奈川県庁・中区役所・横浜地方裁判所・横浜簡易裁判所まで歩けることと、中華街へも徒歩圏なため、以前は関内駅周辺は横浜の役所が集まる「官庁街」とされていました。

みなとみらい線ができるまでは、徒歩で大桟橋など海側まで最寄駅は関内駅でした。

「関内」は現在駅名に残っていますが、「関外」とはどこのことなのでしょうか?

先にも書いた通り、現在JR京浜東北・根岸線や横浜市営地下鉄 関内駅周辺を「関内」と呼んでいますが、実際「関内」という名称がついた頃から同じなのか、どうでしょうか?

関内の「関」は、関所を表す「関」で、「関内」は関所の内側、関外は関所の外側ということです。

関内駅サイン

横浜の関内?

実は「関内」という名称は意外にも古いんです。

日米修好通商条約(安政五カ国条約)によって1859(安政6)年に横浜に設置された開港場の区域を「関内」と呼んだことに由来し、住所表示上の正式な地名として関内という地名はない。ただし、国道16号や新横浜通りのキロポストや方向標識には関内と表示されている。馬車道、中華街、山下公園など古くからの観光地が多く、隣接するみなとみらい地区と並び多くの観光客で賑っている。また、神奈川県庁舎、横浜市役所、神奈川県警など官公庁や企業が集まる、横浜の中心地である。

wikipedia 関内 より

昔「関内」と定義された場所は、今のJR関内駅の線路より海寄りの場所全体を言っていたようですね。

昭和から平成前半あたりでは「関内」にあまり住宅はなく、オフィスなどが入るビルが多かったのですが、近くに神奈川県庁、横浜市役所、中区役所、各種裁判所などがあったため、賃料が高くても関内地域のオフィスに入る会社が多かったです。

また、バブル期には周りのオフィスサラリーマンが利用するので、夜に営業するお店のみが入るビルがいくつも建っていました。昼も夜も人がたくさん歩いている場所でした。

ですが平成後半から令和になってきて、関内地域のオフィスビルも老朽化して立て直す際にマンションになるケースも増えてきました。

ですので、オフィスビルとマンションが混在する地域となってきました。

馬車道は、現在も店舗が立ち並び最近できたお店が混在する場所となっていますが、以前からある老舗のお店もあり「昔ながらの横浜」の雰囲気を残しています。

また、神奈川県庁の方まで行くと古いオフィスビルがまだ立ち並び、みなとみらいのように新しい街にはない「横浜」を感じることができます。

関内駅と横浜公園は旧官庁街

馬車道 タイル1

休日に行きたい!横浜観光の定番 馬車道を歩こう

横浜の関外?

「関内」に対しての「関外」とは?

原則として、伊勢佐木町は「関外地区」であるが、鉄道路線の関内駅の構造を考慮して、ガイドブックなどの地域別情報の場合では、雑誌などの編集上の都合から、伊勢佐木町の一部も関内に分類する例が見られる。ただし、伊勢佐木町を関内に含めることは、あくまで誌面上の便宜的な措置であって、地名の定義が変わったわけではない。この点は、正確に伊勢佐木町一帯を示した「関外」という呼称が、ガイドブックの主要な利用者である市外からの来訪者にとって、あまり知られていないことから、分かりやすく駅名の表示に合わせたという事情に関係する。

wikipedia 関内 より

「関外」は「関内」に比べオフィスなどは賃料が安いところが多いので、小さい会社や新しい会社などに人気の地域となりました。

また、昔からの商店街「伊勢佐木町」があることから、店舗なども多く活気のある地域となっています。

今も昔も「関内」と「関外」の雰囲気が違い、現在は関外は「伊勢佐木町」「吉田町」とちょっと雑多な下町の雰囲気のある街となっています。

下の写真にある伊勢佐木町商店街の入り口になる橋「吉田橋」が、この「関内」と「関外」を分けていたようです。

伊勢佐木町入り口

時代と共に変化した伊勢佐木町

吉田町のギャラリー ミロ

芸術の街、横浜 吉田町

関内・関外を歩いてみよう!

「関内」と「関外」は、その時代その時代で変化をしてきました。
ですが、今も昔も違う雰囲気を残す街となっています。

この「関内」「関外」の雰囲気を楽しめます。

現在、横浜市では「関内・関外地区活性化ビジョン」として、街づくりを計画されているようです。

関内・関外地区活性化ビジョン

さらなる変化を遂げるであろう「関内」「関外」は、横浜市の中でも非常に注目の集まる場所となりますね。

まずはこの「関内」「関外」を合わせて歩いてみてはいかがでしょうか?

【大募集】横浜の周辺情報 ここが知りたい!

横浜・相鉄沿線・周辺のここが知りたい!

アフィリエイトならイークリック
関連コンテンツ
Writer
横浜生まれ横浜育ち、通った学校も横浜、現在の住まいも横浜な「どっぷり横浜市民」です。