横浜駅の立ち食いそば「きそば鈴一」
横浜駅にある人気の絶えない立ち食いそば店「きそば鈴一」。
その魅力とは何なのでしょうか?
名店の背景やメリット、そして何がお客さんを引きつけているのかを紹介します。
横浜駅の立ち食いそば「きそば鈴一」
関東はそば文化圏です。
愛知出身の私が上京をした時、都内の駅前にあるそば店の多さ、通りでみかけるそば屋の数の多さに驚きました。
そのほとんどが立ち食いそば。
ところが、横浜に来ると、そば屋をあまりみかけません。
せいぜい、電車の改札内にあるくらい。 横浜のように乗降車数の多い駅ですら立ち食いそばをみかけることができません。
唯一(改札の外)でみかける立ち食いそば屋が横浜駅相鉄口(五番街)にある、「きそば鈴一」さんです。

横浜駅でぜひ訪れて欲しい「きそば鈴一」

横浜駅近の大人気の立ち食いそば屋。
その名も「きそば鈴一」
昔ながらの立ち食いスタイルを守りつつも、関東の濃厚なつゆと相性抜群の天ぷらが人気とのことです。
食券機は現金だけではなくPASMOが使える便利さもあり、横浜駅での鉄道利用者にはうれしい店です。
シマダヤの袋入り茹で麺を使用し、加工でんぷんは使っていないので、健康にも良いお蕎麦。
食べログで調べると評価は3.48と高く、価格もリーズナブルです。この手の立ち食い蕎麦店としては珍しく、刻みネギが新鮮でとても美味しいんです。
きそば 鈴一 (すずいち) – 横浜/立ち食いそば | 食べログ
「きそば鈴一」が愛される背景

きそば鈴一は、横浜駅 相鉄線口の目の前にあり、店外の券売機で食券を購入するという独特のスタイルを持っています。(敷地上では店内)
ここは1971年にオープンして以来、横浜市路上禁煙区域の中で禁煙を守りながら、お客さんに美味しい蕎麦を提供し続けています。
横浜駅を出て、南幸へ向かう途中 店の前を通ると、路上には出汁の香りが漂い、通行人を誘惑します。
横浜駅前 唯一の立ち食いそばの鈴一は、横浜駅を利用する通学、通勤者だけではなく、近くで働いている人も利用しています。マイ器を持ってきて、そばを持ち帰る姿を見たことがあります。
「きそば鈴一」の魅力的な理由
きそば鈴一の最大のメリットは、その美味しさです。つゆは関東の真っ黒くて濃厚なもので、醤油がキリッと感じられて美味しいです。
これを書いている私は愛知県出身ですが、関東のそばの美味しさには驚いています。
この濃いつゆは横浜でも珍しく、隣駅(桜木町)にある 横浜市民に愛されているあのお店は比較的あっさりなのですが、ここは東京の立ち食いそばのつゆに似た濃厚な味です。
まわりをみると天ぷらそばをオーダしている人が多く、
(天ぷらは既製品?)この天ぷらとつゆ相性が抜群です。

毎日午前5時頃から仕込みでは、鰹節でつゆをつくっていたり、その場でネギ刻んでいるんですよね。
私はたまに早朝このお店の前を通るとわかるのですが、仕込みの風景では鰹節の香りと新鮮なネギを刻んでいる光景、新鮮なネギをみると、ネギ好きの関東の人にはたまらなんだろうなーと思います。
横浜唯一立ち食いきしめん屋

愛知県出身の私が嬉しいポイントは、きしめんがあるとこと
きしめんの立ち食いと言えば、名古屋駅のホームの住よしが有名なのですが、このきしめんは愛知県と関東のコラボ。
おいしい濃いめのつゆときしめんがとてもマッチ。
私は住よしより鈴一のきしめんをおすすめします。

私が昔 クラブ遊びをして 友人を駅前まで送る時、朝なのにシメの麺類としてここを愛用していました。
FM横浜のDJで有名なある友人との間ではこのお店を「ベルワン」という謎の呼び名で呼び合っていました。
横浜駅の立ち食いそば店「きそば鈴一」は、その美味しさ、手軽さ、リーズナブルさで多くのお客さんに愛されています。
「きそば鈴一」を一度訪れればその魅力がわかります

店の前の出汁の香りに誘われて、ぜひ「きそば鈴一」で美味しい蕎麦やきしめんを楽しんでみてください。
食券機でPASMOが使える便利さ。
美味しいつゆと天ぷら、そして刻みネギ一杯をぜひ堪能してみてください。
最後に、このきそば鈴一の入居しているビルに不安があります。
鈴一ととなりのくりこ庵、そしてピザのシェイキーズ。この三店舗以外のテナントが空いているのです。
駅前の一等地でコロナ以降空きが目立っていると、少し不安を覚えます。
不安とは、ビルの建て替えです。
建て替えとなると、既存のテナントさんは再入居できないことがあります。
そんな悲しいことが起きないように祈っています。