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総持寺「み霊祭り」納涼盆踊り花火大会とは?

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総持寺「み霊祭り」納涼盆踊り花火大会とは?
曹洞宗大本山總持寺「み霊祭り」は、横浜市鶴見区で開催されている有名なお祭りです。
毎年7月17日〜19日に開催され、過去には3日間で3万人以上が訪れるほど有名。
ここでは、鶴見区にある総持寺で開催のお祭り「み霊祭り」を紹介するコンテンツです。

総持寺「み霊祭り」納涼盆踊り花火大会とは?

鶴見区では、夏の風物詩となっている総持寺「み霊祭り」。
総持寺は、全国に関連する仏教寺院が約1万5000寺もある有名な曹洞宗の大本山です。
開創は700年以上前ですが、1911年(明治44)に本堂からの出火で焼失しました。
現在、横浜市鶴見区にある総持寺は焼失後に石川県能登地方から移転してきたのです。
総持寺全体を含めた境内は、約50万㎡ととても広大な面積を誇ります。
そのため、総持寺は境内全体が鶴見区の「広域避難場所」に指定されているほど。
ご祈祷する願目は「家内安全/安産祈願/良縁成就/交通安全/商売繫盛」などです。
総持寺へはアクセスの良さで、横浜市だけでなく東京都内などからも多くの人が訪れます。
毎年7月に開催されますが、過去には3日間で3万人以上が来場しました。
このお祭りの正式名称は「曹洞宗大本山總持寺み霊祭り 納涼盆踊り花火大会」です。
そして、読み方も「み霊(れい)祭り」ではなく「み霊(たま)祭り」となっています。
「み霊祭りってどんなお祭り?」「開催日はいつ?」「屋台出店やイベントはあるの?」
今回は、横浜市鶴見区で毎年7月に開催される「総持寺 み霊祭り」についてお伝えします。

曹洞宗大本山總持寺「み霊祭り」ってどんなお祭り?

総持寺の「み霊祭り納涼盆踊り花火大会」は、1947年から続く歴史ある夏祭りです。
近年では、横浜市の夏祭りで特に動員数の多い人気なお祭りの1つとなりました。
過去には、3日間の開催で3万人以上が訪れるほど有名となっています。
もともとは、横浜大空襲や鶴見脱線事故で亡くなった方々を供養する目的で始まったもの。
そのため、現在でも犠牲者を慰霊するために毎年必ず「万灯供養」が行われています。
万灯供養とは、三門から参道にかけて約1,000個の万灯を並べて供養する儀式です。
毎年、7月17日の初日のみ17〜20時頃に開催されていました。
万灯供養は、当日の一般受付で「1灯1,000円」から参加可能です。
現在は、屋台出店や盆踊り、花火大会の方が有名になってしまいました。
ぜひともお祭りでは追悼の気持ちを持ちつつ、楽しく参加しましょう。

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総持寺み霊祭りの開催日程はいつ?

鶴見区の「総持寺み霊祭り」の開催日程は、以下の通りとなっています。

【開催日程】毎年7月17日 ~ 7月19日[3日間]
【開催時間】17:00 ~ 19:00
【場所】総持寺境内 参道/大駐車場内 など

毎年、曜日に関係なく「7月17日、18日、19日」3日間の開催となっています。
そのため、土曜日や日曜日などの休日に被ると来場者がさらに増加する傾向にありました。
ちなみに、2024年の開催は「水曜日/木曜日/金曜日」です。

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総持寺み霊祭りへの交通アクセスは?

総持寺への行き方と交通アクセスについてお伝えします。
アクセスは、JR線「鶴見駅(西口)」から歩いて約5分です。
JR線「鶴見駅」はバスロータリーもあるため、アクセスの良い場所となっています。
鶴見駅から訪れる場合は、駅前にあるバスロータリーの道路沿いをまっすぐ進みましょう。
約350mほど進むと、右手に目印となる「鶴見大学」の校舎が見えてきました。
さらに進み「曹洞宗大本山總持寺」と書かれた文字が見えたら、総持寺の境内入口に到着です。

JR線「鶴見駅」バスロータリー

また、京急線「花月総持寺駅」も最寄り駅となっており、歩いて約7分です。
花月総持寺駅から訪れる場合は、まず改札を出て左へ進んで歩道橋から線路を渡ります。
歩道橋の階段を降りてくるとコンビニがあるため、この通り沿いをまっすぐ進みます。
総持寺までの歩道はとても狭くて車道との距離も近いため、車には十分注意しましょう。
どちらの駅周辺もお祭り当日の3日間は、来場する人で特に混雑していました。
距離だけでは鶴見駅の方が近いですが、花月総持寺駅の方が比較的スムーズに歩けますよ。

京急線「花月総持寺駅」
東福寺

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総持寺み霊祭りの屋台出店

み霊祭りの屋台は、参道の右側にまとまっている状態で約50店舗が立ち並びます。
2019年までは参道の両側に屋台が出店し、身動きが取れなくなるほどでした。
しかし、現在は安全が考慮されたことで屋台出店も片側のみとなったのです。
屋台は山門を跨いで2つのエリアに分かれて出店しており、奥まで見えない状態。
ずらりと色とりどりの屋台が並んでいる山門から見える景色は、圧巻です。
そのため、人通りは変わらず多いですが、比較的スムーズに歩けるようになりました。

屋台も多く出店していることもあり、家族/学生/カップルなどが多い印象。
屋台の営業時間は、17時〜20時頃までとなっています。
なかには、地元の小学生がまだ明るい17時頃に子どもだけのグループで訪れていました。
女性は浴衣、男性は浴衣や甚平を着ている方も思ったより多いです。
どのお店も10組以上の列ができるため、10分ほど並ばないと買えません。
狙い目としては17時〜17時30分の早めに訪れると、混雑せずに購入できておすすめ。
人混みを避けたい場合は、この明るい時間帯までに屋台を一通り回って帰宅しましょう。
それ以降の時間になると、徐々に混雑し始めて身動きも取れなくなります。

屋台の出店内容は以下の通りで、人気がある食品の屋台は2店舗以上ありました。

焼きそば/たこ焼き/ロングポテト/じゃがバター/ステーキ串/フランクフルト
お好み焼き/冷やしきゅうり/焼鳥/イカ焼き/わたあめ/チョコバナナ/ベビーカステラ
ラムネ/りんご飴/かき氷/冷やしパイン/電球ソーダ
くじ引き/金魚すくい/スーパーボールすくい/お面/ヨーヨー/射的 など…

屋台を歩いていると、ソースやタレの香ばしい匂いとわたあめの甘い香りがしてきます。
子どもも多く訪れるため、キャラクターモチーフの商品を多く見かけましたよ。
また、屋台をのぞくと「じゃんけんに勝てば○○」などの楽しいサービスも多かったです。
かき氷がすべての屋台で「シロップかけ放題」となっており、これは嬉しいですね。

基本的に購入した食べ物は、その場で食べられるスペースがありません。
そのため、総持寺と隣接した鶴見大学の間にある車道や敷地を歩きながら食べる形です。
どこを見渡してもゴミ箱が数多く設置されて、ポイ捨てができないようになっていました。
この「食べたゴミをどうしよう?」と荷物が増えることもないのは、安心です。
ちなみに、境内では「飲酒禁止」でアルコール販売もないため、ご注意ください。

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お坊さんがDJ風で「一休さん」の盆踊り

総持寺のお祭りで1番の見どころと言えば、大駐車場で開催される盆踊り大会。
会場の目印は、横断幕に「盆踊り会場」と書かれた大きな三門です。
この盆踊り大会は、通常の盆踊りとは違って一風変わっているのをご存知でしょうか?
盆踊りが始まると、総持寺の若い僧侶たちがマイクを持ってDJ風に会場を盛り上げます。
「いくぞ~!!!」「盛り上がっているか~!?」などの煽りもありました。
お坊さんが櫓(やぐら)の上に立ち、音楽と掛け声に合わせれば会場も自然と一体に。
普段、律している僧侶たちがこの日だけテンションを上げているのはとても新鮮ですね。
大勢の参加者も一緒になって、敷地内全体を使いながら周回するのです。

音楽は、皆が歌える「一休さん」や「ひょっこりひょうたん島」などが流れました。
他にも「夏色(ゆず)」や「どんなときも(槇原敬之)」などのJ-POP曲も多数流れます。
盆踊り大会は2時間近く行われ、その中でMCコーナーやアンコールなどもありましたよ。
来場者の熱気で会場全体がヒートアップする様子は、まるでフェスに来ているよう。
そのため、比較的若い人も多く見かけました。
屋台までの参道も人は多かったのですが、盆踊り会場はそれ以上の多さとなっています。
盆踊りは思ったよりも激しく動くため、ケガには十分注意して楽しく参加しましょう。
その後、打ち上げ花火も上がります。
そこまで大きい花火ではありませんが、間近で打ち上げられる花火は迫力満点ですよ。

7月は鶴見区 総持寺「み霊祭り」へ行こう!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、横浜市鶴見区で開催される夏祭り「総持寺み霊祭り」についてお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
総持寺み霊祭りは、毎年7月17日〜19日の3日間で開催されています。
来場者数など関心の高さから、横浜市民に愛される夏祭りであることを改めて感じました。
DJ風盆踊りや打ち上げ花火、屋台出店などイベントが盛りだくさん。
ぜひ7月は、曹洞宗大本山總持寺の「み霊祭り」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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