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鶴見銀座商店街 地元民の愛称はベルロードつるみ

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鶴見銀座商店街 地元民の愛称はベルロードつるみ
京急鶴見駅東口からすぐの場所にあるのが「鶴見銀座商店街(ベルロードつるみ)」。
地元民からは、ベルロードつるみの愛称で親しまれている商店街です。
飲食店/病院/スーパーなどが揃い、地元民のお買い物を支える商店街となっています。
ベルロードつるみには、創業100年以上の老舗や新規オープンした店舗などさまざま。
ここでは、鶴見区の駅チカ商店街「鶴見銀座商店街」を紹介するコンテンツです。

鶴見銀座商店街 地元民の愛称はベルロードつるみ

横浜駅から約10分、品川駅から約20分とアクセスの良い街「京急鶴見駅」。
京急鶴見駅から歩いて約30秒の場所に商店街があります。
それが、ベルロードつるみの愛称で親しまれている「鶴見銀座商店街」です。
「鶴見銀座商店街ってどんな商店街?」「どんなお店がある?」「交通アクセスは?」
今回は、鶴見駅東口の商店街「鶴見銀座商店街」についてお伝えします。

鶴見銀座商店街「ベルロードつるみ」とは?

鶴見銀座商店街は、京急線「京急鶴見駅」東口から旧東海道に沿って続く商店街です。
スーパー/飲食店/文具店/パン屋/靴屋/病院など、約80店舗が立ち並んでいます。
古くから続いている個人経営のほか、チェーン店やコンビニなどもありますよ。
地元民から「ベルロード」の愛称で呼ばれていますが、正式名は「鶴見銀座商店街」。
商店街の入口に設置されているアーチには、ベルが付いています。
このベルが1時間ごとに時報代わりとして鳴るため「ベルロード」と呼ばれているのです。
アーチは1953年組合設立時に建てられ、今では鶴見銀座商店街の特徴となっています。

そして、商店街のヒートアイランド現象を緩和するため、すず風舗装がされていました。
すず風舗装は、夏の蓄熱や排気熱などを抑制するために横浜市が取り組んでいる道路舗装。
表面が粗いアスファルトの隙間に水分を蓄え、保水材をしみこませているのです。
加盟店舗でお買い物をすると100円でスタンプ1枚が貯まります。
200枚で300円のお買物ができるため、ほとんどの方はスタンプを貯めていました。
道路も広いのでベビーカーや自転車を押しながら、ゆっくりとお買い物もできますよ。
歩道と車道も分かれているため、小さなお子さんと並んで歩く際も安心ですね。

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毎月第4土曜日は「つるぎんドット来~い!!」

月に1回、毎月第4土曜日にはベルロードつるみでイベントが行われています。
それが「つるぎんドット来~い!!」です。
このイベントでは、フリーマーケットやハズレなし抽選会、ワゴンセールなどを開催。
歩行者天国となるため、道路いっぱいに出店のテントや屋台などが出るのです。
他にも、子どもから大人まで誰でも参加できる「カラオケ大会」なども開催しています。
過去には「ちびっこ王国」や「ふれあい動物園」などの催し物が行われていました。
ちびっこ王国では、小学生以下のお子さんを対象に10個のゲームコーナーを設置。
イベントは毎月第4土曜日と週末開催のため、家族連れなど多くの人で賑わうのです。

鶴見銀座商店街のおすすめスポット

ここからは、鶴見銀座商店街でおすすめの店舗やスポットを厳選してご紹介します。
ここでは紹介しきれないほど、とても楽しい商店街です。
訪れる際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ESPLAN

1つ目は、地元の方々に人気のパン屋「ESPLAN」です。
毎日約60種類の焼きたてパンがショーケースに並び、美味しそうな香りが漂ってきます。
1番人気の商品は、1999年の発売から絶大な人気を誇る「珈琲あんぱん」。
2009年には「パン・グランプリ東京」で最優秀都知事賞を受賞していました。
そのため、メディアにも取り上げられるほど有名なパン屋です。
この珈琲あんぱんは、なんと「1日の最高売上個数2,200個」という記録を持つほど人気。

珈琲あんぱん
珈琲あんぱん

旧東海道沿いにあるエスプランは歴史が古い老舗で、創業は江戸時代まで遡ります。
その前身としては、1679年創業の「覇王樹(さぼてん)茶屋」。

1679年(延宝7年)に初代塩田作兵衛が創業しました。
「覇王樹(さぼてん)茶屋」というお茶屋さんとして親しまれ、パン屋になったのは1952年からです。
店名の由来は、近くに4メートルほどもあるサボテンが自生していたことから。現在の社長で2代目(覇王樹茶屋からは11代目)になります。
店名が変わってからも「さぼてんやさん」と呼ばれることもあります。

店舗紹介「ブランドヒストリー」- エスプラン ESPLAN

もともと、鶴見(旧鶴見村)は、東海道の川崎宿と神奈川宿に挟まれた街だったのです。
旧東海道を行く人々の休憩処として、お茶屋さんから始まったのがはじまり。
エスプランは、これまで長い間お店を守ってきた歴史があります。
そんな中、店舗を大幅に改装して2023年9月にリニューアルオープンしました。
お店のコンセプトとしては「原点である茶屋とパン屋を融合」。
そのため、洋菓子店のようにオシャレな店内ではパンを直接選ぶのではありません。
ショーケース越しに選んで店員さんに商品を取ってもらうスタイルです。
また、茶屋としてイートインスペースもありました。
有機栽培で育った茶葉から挽きたての香り高い抹茶を使った抹茶ラテも楽しめます。

小麦や油など原材料費が高騰し、近年では経営がさらに向かい風になっていました。
原点へ戻り、エスプランとして更なる挑戦のため、リニューアルを決めたそう。
現在の店名「エスプラン」は、スペイン語で「エスプラナード=散歩道」という意味です。
「気軽に立ち寄ってもらえるお店になるように」というのが名前の由来となっています。
ベルロードつるみへ訪れた際には、ぜひ足を運んでみてくださいね。

ESPLAN
[住所]神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-1-7
[営業時間]9:00~17:00
[定休日]日曜日/月曜日

The Rising Sun Coffee鶴見店

2つ目は「The Rising Sun Coffee」です。
ザ・ライジング・サン・コーヒーは、千葉県九十九里町に焙煎所を持つコーヒーブランド。
3店舗を展開するThe Rising Sun Coffeeのうち、鶴見店は2023年1月にオープンしました。
お店1番の魅力は、自家焙煎したこだわりのコーヒー豆を使用していること。
ちなみに、The Rising Sun Coffeeは俳優・坂口憲二さんが焙煎を手がける有名店です。
外観は、レンガ調で看板もレトロな感じとなっています。
内装は黒を基調に漆喰の壁とマッチしていて、シックで落ち着いていた雰囲気です。

飲食スペースはなく、テイクアウトスタイルのコーヒースタンド。
暖かみのある間接照明がとてもオシャレですね。
店内はとてもコンパクトなため、大人が4人ほど入店するのがやっとでした。
テイクアウトできるコーヒーは、季節や入荷状況によってメニューも変化するそう。
本格的なエスプレッソマシーンでじっくりと時間をかけて、バリスタが淹れてくれますよ。
間近で出来立てを淹れるため、店内へ一歩足を踏み入れると良い香りがしてくるのです。

ここで販売している商品は木製の棚でディスプレイされ、所狭しと上まで並んでいます。
ちなみに、1番人気の商品は飲み切りやすいブレンドコーヒー(200g)です。
豆は、グアテマラやエチオピアのシングルオリジンコーヒーやオリジナルブレンドなど。
手軽なドリップバッグやビール瓶の形をしたアイスコーヒーも販売されています。
種類によって味や風味が異なるため、ぜひ飲み比べてみてくださいね。
贈り物に最適なドリップバッグやコーヒー豆がセットとなった、ギフトBOXもありました。
他にも、マグカップやアパレルなどのグッズ販売もしています。

THE RISING SUN COFFEE TSURUMI 鶴見店
[住所]神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-15-13
[営業時間]10:00~18:00
[定休日]不定休

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ニッコリ笑う人形が目印「ホテルテトラ鶴見」

3つ目は、ホテルテトラ鶴見です。
商店街を歩いていると、一際目立つスキンヘッドの人形が2体いました。
人形には「コウジくん」という名札が付いていますが、これは一体何なのでしょうか?
このコウジくん人形は「ホテルテトラ鶴見」のマスコットキャラクターです。
ホテルテトラグループ社長・三浦孝司氏をイメージした人形で、全国20店舗以上に設置。
社長のトレードマークであるスキンヘッドにちなんで「ハゲ割」も導入されていました。
ホテルでは、スキンヘッドの宿泊客が自己申告すると500円割引になります。
ちなみに、ホテル内にはヘアサロンもあるため、宿泊時に散髪もできますよ。
人形の体長は約140cmで、ピンク色や赤色のカラフルな服と光った頭が特徴的ですね。
格好は季節によって変化し、梅雨はてるてる坊主、夏は麦わら帽子姿に変身しています。
子どもたちが頭を撫でるなど、地元の方々に愛されるキャラクターとなっていました。

IL Primo KISOYA

4つ目は、ピンク色のビルが目を引く「IL Primo KISOYA(イル プリモ キソヤ)」です。
ここは2023年2月にオープンした建物で、左右に1店舗ずつテナントが入っていました。
右側はビルを建設し、創業から18代続く「木曽屋」によるセレクトショップとカフェ。
漆器やアンティークなどの1点ものの商品を取り扱い、店内ではカフェも楽しめますよ。
左側の店舗「バルドゥーン」は、本場ドイツの味が楽しめるデリカテッセンです。
デリカテッセンとは、サンドイッチやテイクアウト専用の西洋風惣菜を販売する店のこと。
無添加で、手作りの本場ドイツソーセージなどを提供する人気店となっています。
ソーセージや惣菜だけでなく、ドイツで人気のスイーツも日替わりで販売されていました。

不思議なオブジェと彫刻

鶴見駅周辺には、パブリックアートが点在。
ベルロードつるみには、不思議な形をしたオブジェと彫刻が2つあります。
1つ目の作品は「とろける立方体-9302(児玉康兵)」です。
作品は商店街入口にあるアーチの近くに設置されているため、これが目印となります。
足元を見ると、タイルに埋め込まれたように看板がありました。
くすみが一切ない銀色のオブジェは、眺める人が鏡のように映っています。
作品名の通り、中央の細くなった部分で「とろけた」感じが表現されていました。
上部の立方体から液体のようなものが下に注がれ、下部に溜まっているようです。
そして、その液体が花崗岩の土台で包み込むように作られています。

2つ目の作品は、ベルロードつるみにある「Family’93(中村節子)」です。
商店街を200mほど進むと、コンビニと「ホテルテトラ鶴見」前の歩道にありました。
近づいてみると、作品に関する看板は見当たりません。
男女が並ぶオブジェの上を見上げると、少し大きな男の子と小さな女の子が立っています。
タイトル名の通り、これは父/母/兄/妹の家族を感じさせるほっこりとした作品。
よく見ると、お母さんのお腹には赤ちゃんもいるため、全員合わせると5人ですね。
お兄ちゃんはどこを見ているのか分かりませんでしたが、左斜め上を見ています。
こちらも、作品が所々錆びていて設置から20年以上の歴史を感じました。

このアート作品たちは「第3回横浜彫刻展〜YOKOHAMA BIENNALE’93〜」の入賞作品。
現在、鶴見駅周辺にはこのコンクールで入賞した作品が全部で10か所に散らばっています。
「横浜彫刻展」は、横浜市主催で街に設置する芸術作品を一般公募したコンテストです。
文化的な景観を創造し地域のシンボルを作ることを目的として、1989年に始まりました。
コンクールは全4回で終了し、現在は名称を変えて3年に1回の頻度で開催されています。
時間がある方は、これら他の作品も一緒に探してみてくださいね。

潮鶴橋近くにある「何をしているの?(矢作隆一 作)」
鶴見図書館近くにある「旅立ち(二口金一 作)」

鶴見駅周辺の不思議なパブリックアートと彫刻群 – 横浜で暮らそう

鶴見銀座商店街へのアクセス

それでは最後に、鶴見銀座商店街までの交通アクセスをお伝えします。
アクセスは、京急線「京急鶴見駅」から歩いて約10秒です。
駅改札口を出たら左側の出口方面へ向かい、階段を下って地上階へ出ましょう。
外に出ると、右側がすぐに「鶴見銀座商店街(ベルロードつるみ)」が続いています。
ちなみに、JR京浜東北線「鶴見駅」からの場合は、歩いて約3分。
駅前の大きなバスロータリー沿いを道なりに歩くと、分かりやすいです。

鶴見駅は西口と東口では異なる顔を持つ – 横浜で暮らそう

鶴見銀座商店街でお買い物しよう!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、鶴見区の商店街「鶴見銀座商店街(ベルロードつるみ)」をお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
鶴見銀座商店街は「ベルロードつるみ」の愛称で親しまれ、地元民が利用する商店街。
朝から夜まで1日中活気もあり、幅広い年齢層の方が訪れてました。
駅チカでお買い物をするにも便利な「鶴見銀座商店街」へ足を運んでみませんか。

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