横浜で住む、暮らす、楽しむ 横浜に住む暮らすの情報

夏は横浜駅 西口でもお神輿が出る 浅間神社

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分36秒です。

夏は横浜駅 西口でもお神輿が出る 浅間神社
横浜駅、通勤通学での利用やJR横浜タワーなど商業施設が充実しているためお買い物にも利用します。
そんな横浜駅でも神輿をみかける機会があるのです。
お祭り好きの方そのチャンスを見逃さないためにコンテンツをお伝えいたします。

夏は横浜駅 西口でもお神輿が出る 浅間神社

いつもであれば、お祭りシーズンになると横浜駅西口の旧東急ハンズやダイエー横浜西口店のあった辺りへ行くと、お祭りの提灯がぶら下がっていたり、法被を着た人たちがいたり、お神輿を見かけたりします。

横浜では繁華街でも、氏神様のお祭りに参加している自治体があります。

今年は新型コロナウィルス感染症の感染防止の観点から、各地のお祭りやイベントがなくなってしまっているのは、本当に残念です。

横浜駅をのぞむ浅間神社

浅間神社の赤い鳥居
浅間神社の赤い鳥居

浅間神社は西区浅間町の高台にあります。神奈川神社庁の管轄にあるそうです。

横浜駅から「ニッパツ三ツ沢球技場」や「横浜市民病院」へ向かう新横浜通りの坂の手前にあります。
普段は比較的静かなところで、土日などは時々お参りに来る方がいるくらいです。
高台で見晴らしが良く静かなので、とても気分の良い時間が過ごせます。

浅間神社の歴史

浅間神社 参道入り口
浅間神社 参道入り口

1080年に創建されたと言われているこの浅間神社。実は古墳のある山「袖すり山」というところにあります。

そこの山の上に建てられたのが、この神社だそうです。

現在はこの神社がある街は「浅間町」という町名がついていますが、昔は「芝生村(しぼうむら)」という名称だったそうです。
ですが「芝生(しぼう)」は「死亡」と同じ読み方で、縁起が悪いということで神社にちなんで今の浅間町に変更になったということです。

この辺りは東海道の「神奈川宿」と「程ヶ谷宿」の中間にあったとのこと。
昔は浅間神社がある山の下が波打ち際であったといいます。

人穴が神社の西側にあるそうですが、江戸時代には「そこの穴が富士山に通じている」という伝えがあったことから、東海道を往来していた旅人の見物人が多く訪れたとのこと。
今では、開発がすすみ高い建物も多くありますので富士山も見えませんし、そんな賑わいのある神社ではありません。

例年のお祭り

屋台もたくさん出る

しかし、この浅間神社のお祭りの時だけは違います。

本当に今年はコロナで各地のお祭りは、ことごとく中止になってしまいましたが、もしこの浅間神社のお祭りがあれば、6月1日の大例祭の時です。

大例祭になると、地元の町内はお神輿を出します。
それと同時に神社のふもとの通りにはびっしり屋台が出て、屋台目当ての人たちがあちこちからやってきます。

もちろん地元の人はもちろん、横浜駅から歩いて来る人や、近隣の駐車場に車を停めて来る人たちも多いので、この周辺は普段から車の通りは多いのですが、さらに多くなり、渋滞をするような時間帯もあります。

お神輿を通すために、一時通行止めにしたりすることもあるので、さらに渋滞はしますね・・・。
地元の子供たちも浴衣を着たりして、見ていても微笑ましい光景が広がります。

故黒澤明監督の作品

姿三四郎(1943年)

日本人で「黒澤明」を知らない人はいない、と言ってもいいほどの有名人ですね。

偉人と言っても過言ではないと思います。
世界各国の映画界に、亡くなった今でもなお影響を及ぼしている、日本の映画監督です。

その故 黒澤明監督デビュー作が「姿三四郎」です。1943年(昭和18年)に作られた映画です。

この作品はヒットし、山中貞雄賞という新人監督に贈られる賞を受賞したそうです。

1942年12月13日、横浜の浅間神社境内でクランクインした。この時撮影したのは、村井半助の娘小夜が父が試合で勝つよう祈願しているところを、矢野正五郎と姿三四郎が見つめるシーンである。

wikipediaより

とある通り、黒澤明監督のデビュー作がこの浅間神社で撮影されたとのことです。

デビュー作がクランクインした撮影場所なんて、すごいですね。

現在でもよく「ドラマの撮影場所」や「映画の撮影場所」を巡ることを「聖地巡礼」なんて表現をされたりすることもありますが、黒澤監督の映画が好きな方には是非訪れて欲しいと思います。

是非ハリウッド映画の監督さんにもお越しいただきたいですね!

天国と地獄(1963年)

この映画は、この浅間神社自体が舞台になることはありませんでしたが、実は映画の舞台となった場所が、この浅間神社のさらに上の方にあたる浅間台と神社のふもとにあたる浅間町が舞台だったようです。

スラムである港町を見下ろす丘上の権藤邸という舞台が想起され、浅間台から黄金町を一望できる横浜が選ばれた。実際には浅間台から黄金町は三春台や野毛山に遮られ見えない。浅間台から見下ろせる犯人のアパートがあった地域は浅間町である。

wikipediaより

とあるように、この神社周辺が舞台になっていたことがわかります。

横浜にお住いの方でも、意外と知らないこの浅間神社や浅間町と故 黒澤明監督作品との繋がり。調べると、面白くありませんか?

「姿三四郎」は戦争中の公開ですし、「天国と地獄」日本の高度成長期であり海外ではベトナム戦争がおこっていた時代の公開と考えると、今の映画のように気軽に見られる作品ではありませんが、一度はご覧いただき「昔の横浜」「昔の浅間町」を感じていただくのもいいかもしれません。

横浜駅と神輿と浅間神社

ここでは横浜駅の神輿から、その近くの地域の氏神さまである浅間神社までお伝えいたしました。
普段私たちが暮らす横浜、都内へ通勤に行く時利用する横浜駅の近くにこんな歴史と縁があったなんて驚きですよね。

横浜駅の周辺に住まいを探される時の豆知識として是非参考にしてくださいね

【大募集】横浜の周辺情報 ここが知りたい!

横浜・相鉄沿線・周辺のここが知りたい!

アフィリエイトならイークリック
関連コンテンツ
Writer
横浜生まれ横浜育ち、通った学校も横浜、現在の住まいも横浜な「どっぷり横浜市民」です。