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台風上陸!横浜市民は何を見ればいい?
大型台風が上陸。
横浜では湾岸地域や山のある地区、または川による災害が発生しています。
私たちは何をみればいいのでしょうか?
ここでは、横浜市に台風が上陸する場合、行うべき対策や対応についてご紹介します。
目次
横浜市の緊急情報とリンク先をまとめました(2019年10月12日10:00)
横浜市では「横浜市一般気象情報」というサイトを公開しています。
本来であれば、このサイトを閲覧したいのですが、このサイトはセキュリティに問題があり、ここでご紹介することができません
(httpsではないため…横浜市さんお願いします。)
今回は気象庁のリンクをご紹介いたします。
気象庁 | 気象警報・注意報(横浜市)
このサイトはとても便利で、スマホなどからGPSで今いる地区を特定し
身近な情報を伝えてくれます。
このサイトだけでこの記事の役目は終わってしまいそうですが、大切かつ細かいことをお伝えします。
上陸したり接近する台風は8月下旬から10月上旬にかけて多く、過去に顕著な風水害を起こした台風もこの頃のものです。
横浜地方気象台 – 神奈川県の気象特性
横浜の地形は、丘陵地、台地・段丘、低地及び埋立地に分けられ、
土地・建物等(PDF)- 横浜市
丘陵地は標高は60 ~ 100mで北に向かって高く
南側の丘陵地の標高は80 ~ 160mで北部より標高も起伏量も大きく、三浦半島に続く三浦丘陵の北端部を占めています。
港北区から青葉区、金沢区あたりは標高が高くなっています。
また、中心部に近い神奈川区/西区/中区/南区は低地になっているのです。
谷底低地は上流部では勾配がある程度大きいのですが、下流部はほとんど平坦な三角州
土地・建物等(PDF)- 横浜市
性低地のため、水害を受けやすくなっています。
海岸部には埋立地が造成され、海岸線はほとんどが人工的な地形に改変されました。か
つては、海に面する急崖となっていた丘陵地や台地のはずれは、内陸に入ってしまいました。海に面していたがけに限らず、丘陵地や台地を刻んでいる谷の斜面にも急崖が多く、過去には、多数の崩壊が記録されています。
過去のデータから台風被害を集めてみました。
1938年(昭和13年)から、2004年(平成16年)までの約70年間に17回の水害に見舞われた(水害の要因のほとんどは台風性の降雨)
鶴見川 – Wikipedia
昭和57年台風18号では、2日雨量218mmを記録。床上・床下浸水の被害は約2,710戸。この経験で様々な洪水対策が進み川自体から水が溢れる外水氾濫は発生していないとのこと。
帷子川は、2004年の22号台風被害によって横浜駅西口の五番街、南幸地域が洪水に襲われました。
これも横浜市の地形が原因の1つ。
また、2019年の台風15号でも、保土ケ谷区や金沢区はがけ崩れが多く発生をしています。
鶴見川や帷子川など、大きな河川ほど住宅街や商店街、商業施設などに隣接していました。
そして、大きな台風被害をもたらしているのはすべて「秋(9~10月)の台風」なのです。
「警戒」レベルは避難準備ですが「非常に危険」な避難勧告になったら速やかに避難しましょう。
これは命に危険が及ぶ土砂災害がいつ発生してもおかしくない非常に危険な状況です。
2019年の台風15号では横浜市北部、同市南部、川崎市に土砂災害警戒情報が発表されています。これは極めて危険な状態でした。
浸水害について「警戒」レベルでもかなり危険です、低地では床上まで水に浸かるおそれがあるというレベル
2019年の台風15号では住宅の損壊や浸水が計600棟を超えたと発表されています。
「警戒」や「非常に危険」というレベルは大差ありません、水位が一定の水位を越えている場合には速やかに避難を開始するべきレベルです。
目視で「危険」と思ったら避難所に向かいましょう。
鉄道の危機管理は素早い行動にあります。
各社が台風上陸が確定となったとたんに対応策をアナウンス。
横浜には相鉄、JR、東急を始めとする数社の鉄道会社が乗り入れています、
ひとつずつチェックすることが確実です。
Twitterを使えばダイレクトの情報が入ってきます。
ただし過激な内容はデマである可能性があるため、取り扱いには十分注意をしてください
#台風が来た時の鉄道各社の対応 – Twitter検索 / Twitter
JR東日本:東日本旅客鉄道株式会社
JRは運行エリアが広いため台風に関する情報が単独開示されていません
電車に関する重要なお知らせ 10月11日 10:30現在
相鉄グループ https://www.sotetsu.co.jp/
台風19号の接近に伴い、明日12日(土)午前10時頃より順次列車の運転本数を減らし、午前11時頃より終日運転を見合わせます。
13日(日)につきましても、台風の影響により運転を見合わせる場合がございます。ご迷惑をおかけいたしますが、最新の気象情報や運行情報に十分ご注意ください。また、不要不急の外出は極力お控えくださいますようお願いいたします。
横浜の帷子川はなぜ 台風による被害が少なかったのか – 横浜で暮らそう
私は横浜に20年住んでいますが、過去に水害にあいました。
平成16年22号台風による水害です。
JR横浜駅西口にある帷子川が氾濫し五番街などの飲食店街地下部分が水没。
そのあと、地下の映画館が閉鎖され、五番街ではしばらく保健所による消毒作業がつづいていました。
この台風 22号 最盛期に920hPa、2019年に上陸するであろう台風19号は915hPaでありほぼ同じ規模です。
氾濫した帷子川ですが水路改善は川底の掃除などで再発防止の努めています。
ただ、帷子川そばに暮らす住人は大雨時の川にあるサイレンやアナウンスが深夜響く時の不安はなんとも…
横浜の水害について 台風被害について学ぶ – 横浜で暮らそう
まず、いち早く情報を手にいれることです。
天気予報のアプリでもいいのですが、
最初にご紹介をした、気象庁のサイトやtvkを参考にするとより早く判断をすることができます。
避難場所についてもチェックをしましょう。
残念ながら横浜 避難所で検索をする横浜市の奥深いリンクへと導線がはられているため、ショートカット的なURLでご紹介。
※ただしリンク先は各地域のPDFになっています。
地域防災拠点の一覧(各区のホームページ)
地域防災拠点 横浜市
神奈川区
西区
中区
南区
港南区
旭区
港北区
緑区
青葉区
泉区