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いずみ野線沿線の魅力

2017_2018年にかけて、駅前は再開発されています

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いずみ野線沿線の魅力
相模鉄道の路線のひとついずみ野線、ここではいずみ野せんについてと横浜で暮らす皆さんへいずみ野線沿線の魅力についてお伝えします。
港まち横浜とはことなる魅力、緑溢れて暮らしやすい、住みやすい横浜のある地域です。

いずみ野線とは

いずみ野線は、横浜市旭区の二俣川駅と藤沢市の湘南台駅を結ぶ、相鉄(相模鉄道)の路線です。実は、これは神奈川東部方面線計画の一部区間でしかなく、この路線は開発当初、平塚まで延伸する計画でした。

1976年に二俣川ーいずみ野間が開通し、次いで1990年にいずみ中央まで延伸。そして、1999年に湘南台まで開通しましたが、平塚まで延伸する目途は未だ立っていません。

当初の計画では、湘南台駅から茅ヶ崎市北部を通過して平塚駅に向かう予定でした。しかし、その後、相模線倉見駅に東海道新幹線の新駅(相模新駅)が建設される計画が持ち上がり、さらに慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスが出来たことから、倉見駅前と結ぶ構想が別途浮上してきたのです。

2010年に、神奈川県、藤沢市、相模鉄道、学校法人慶應義塾の4者からなる「いずみ野線延伸の実現に向けた検討会」が設立され、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスまでの区間(3.3km)について延伸する方針が選定されています。

また、2016年に交通政策審議会において、2030年までに整備すべき鉄道路線24路線のうちの一つに、湘南台駅から寒川町・倉見駅までの延伸が選定されました。

2017年には藤沢市から、藤沢厚木線の交差点付近(イトーヨーカ堂付近)に途中駅、そして慶応大学の入口付近に終点という2駅の候補地がすでに発表されています。湘南台駅から慶応大学入り口付近の駅までの所要時間は5分で、相鉄・JR東急直通線を経由して、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスから渋谷駅まで56分で到着することが予定されています。ただし、事業化の目途はまだ立っていないのが現状で、開業予定時期は明らかになっていません。これができれば、慶応大学は日吉キャンパスと湘南藤沢キャンパスが1つの路線でつながります。そして、さらにJR湘南新宿ラインで三田キャンパスともつながることになりそうです。

駅前と公園がおすすめ「南万騎が原」

相鉄ライフ 南まきが原
相鉄ライフ 南まきが原

二俣川駅からいずみ野線で一駅目。二俣川駅と緑園都市駅に挟まれて、なんとなく影が薄い駅なのが「南万騎が原駅」です。通称「みなまき」。町名は、柏町です。実は、「万騎が原」という地名は別にあり、そちらの最寄り駅は二俣川駅。おそらく、「万騎が原」の南側に位置することから付けられた駅名のようです。

南万騎が原駅近辺は、「横浜」という地名ブランドが持つお洒落なイメージを期待すると、なんだか肩すかしを食らった気分になる街ですが、駅前には平屋のショッピングモールがあり、穏やかなほのぼのとした街並みが広がっています。相鉄ローゼンの他、ドラッグストアやパン屋さん、ダイソーなどがあり、日常の買い物には不自由のないお店のラインナップがとりあえずひと通り揃っているという感じです。でも、駅前広場はシンプルでスタイリッシュ。クリスマスにはイルミネーションがきれいです。

ここは、元々はいずみ野線の開通と共に開発された住宅地でしたが、2017年~2018年にかけて、東口にお洒落な佇まいの賃貸マンション「KNOCKSみなまきみらい」、多彩な共有スペースを設けた分譲住宅「グレーシアみなまきみらい」、サービス付き高齢者向け住宅「グランドマストみなまきみらい」が次々にでき、認可保育園や学童クラブも設置され、ここ数年で多世代の方々が自分達らしい暮らしを楽しめる街に生まれ変わっています。

駅前には、横浜市内でも数少ない病児保育の施設もあり、子育て世代のサポートも充実した街ですが、464,118㎡と横浜市内でも有数の大きさを誇る「こども自然公園」へのアクセスも徒歩7分なのは、子育て世代には大きなポイントです。

「こども自然公園」は地元では通称「大池公園」と呼ばれ、旭区大池町にあります。泉区や戸塚区にも隣接するこの公園には、子ども達に人気の大型遊具「とりでの森」や野球場、桜山、梅林、釣りも楽しめる6600㎡の大きな池、バーベキュー広場(予約制)などがあり、遠方から車で訪れる人も多い、横浜ではよく知られた自然公園です。市内の幼稚園や小学校の遠足の大型バスがやってくることもしばしば。入場無料なので、お弁当持参で行けば1日子どもを遊ばすことが出来るのが人気の秘密です。(売店で軽食も販売しています。)とりわけコロナ禍の中、子どもを気兼ねなく安心して連れて行かれる場所として、ポップアップテント持参で訪れる親子連れが多くみられています。

さらに、2015年9月に開園した「柏町市民の森」は、1.9haの土地にコナラ、スギ、ヒノキなどの雑木林が整備されていて、こちらは普段のちょっとしたお散歩に最適。身近に自然の息吹が感じられます。自然豊かな公園に恵まれた「みなまき」は、子育て世代にはとても魅力的な街になっています。

リノベーションで生まれ変わった「弥生台」

スターバックスコーヒー TSUTAYA弥生台店
スターバックスコーヒー TSUTAYA弥生台店

相鉄いずみ野線「弥生台駅」は、二俣川駅と湘南台駅の中間にあり、どちらからもアクセスの良い駅です。横浜駅へは特急を利用して21分。ホームの両側にある40本のソメイヨシノが今年の冬もライトアップされ、桜の季節に先駆けて満開の光が冬の夜空を美しく彩っています。

弥生土器が出土するほど古くからある街ですが、2017年10月から始まった駅前リノベーションで、さらに住みやすい街にグレードアップしました。

ここは、「環境未来都市」における横浜市のモデル地区。相鉄線の「いずみ野線沿線駅前街区リノベーション」の一貫として、リノベーションが次々に展開されています。

そこで、フランス料理店、日本料理店、ケーキ屋さん、パン屋さんと、美味しいもの好きには嬉しいお店の出店が続いていますが、駅前には中規模のスーパーマーケット「相鉄ローゼン」や病児保育の施設が出来るなど、子育て世代にも嬉しい街になりました。

また、なんと言っても、泉区初のスタバの出店は「え、なんでフェリス女学院大学もある緑園都市ではなくて、弥生台なの?」と、出店当初は地元では驚きを持って迎えられました。相鉄LIFEに直結して建てられたマンション「KNOCKS横浜弥生台」内には、スタバのほか、TSUTAYABOOKも出店し、「ここは代官山なの?」と思うわず突っ込みたくなるほどのラインナップです。

ちょっと足を伸ばせば、農家の野菜直売所もあるのですが・・・。そんなゆったりとした長閑さと、都会の洗練とがミックスした街が、他にはあまりない雰囲気を醸し出しているようです。

再開発が楽しみ「ゆめが丘」

ゆめが丘駅
ゆめが丘駅

駅ができて以来、長らく「横浜のチベット」と呼ばれてきたのが、いずみ野線「ゆめが丘駅」です。いずみ野線が開通して以来、他の駅は次々に駅前が開発され、すでにリノベーションの時期を迎えているのに、ゆめが丘駅前だけは未だに周囲に畑が広がっています。しばしば撮影されている駅の写真には、「関東の駅100選」にも選ばれた近未来的な駅舎とネギ畑の風景が・・・。駅舎は映画やドラマ撮影にも使われるほどモダンで近未来的なのに、そのギャップに苦笑せざるを得ない状態が続いていました。

その「ゆめが丘」駅前がようやく開発されることが、2020年9月に正式発表されました。やっと・・・です!周辺開発は、駅前大街区の地権者で構成されたセンター地区地権者会より「株式会社相鉄アーバンクリエイツ」が大規模商業施設の開発事業者の優先交渉権者に選定されています。

2023年後半完成予定となっていますが、商業施設はどこが出店するのか、まだ明らかにされていません。今のところ、土地区画整理事業が始まったばかりで、それさえもコロナのせいで中断しているように見えます。新型コロナウイルスの感染拡大のため、鉄道会社は大きな打撃を受けていますので、コロナ禍終息まで再開は難しいのかもしれませんね。それでも、東西約550m、南北に約900m施工地区面積約23.9haという、横浜市営地下鉄下飯田駅も含む大規模開発ですので、出来上がるのがとても楽しみです

大規模集客施設開発への着手は、2022年春が予定されています。相鉄東急直通線の開通予定と同年度ですね。出来上がると、2018年に開業した「ジョイナステラス二俣川」(延べ床面積112,000㎡、店舗数100)を上回る延べ床面積118,000㎡、170店舗の出店が見込まれていて、具体的には専門店の他、近隣の農産物を扱うマルシェや、地域最大級の屋上遊具公園、シネマコンプレックス(複合映画館)をつくる方向で検討中のようです。(「タウンニュース 泉区版」2020年9月24日号より)出来上がれば、約700戸の集合住宅も合わせて建設され、エリア内に4つの公園もできる予定になっています。

未来につながるいずみ野線に暮らそう

横浜市と相鉄ホールディングス株式会社は、平成25年4月に「相鉄いずみ野線沿線の次代のまちづくりの推進に関する協定」を締結しています。これは、横浜市が国から認定された「環境未来都市」の主要な取り組みとして「持続可能な住宅地モデルプロジェクト」を進めるために、いずみ野線沿線地域をモデル地区として位置づけたものです。

その結果、いずみ野線沿線では、「駅前街区リノベーション事業」という未来に目を向けた積極的な再開発が行われてきました。これは、「選ばれる沿線」の創造を目指す、相鉄が推進する6大プロジェクトの一つです。

すでに老朽化が始まっていた駅前の商業施設が、多世代対応の施設にリノベーションされ、街の活性化が一気に進んでいます。

JR相鉄線乗り入れにより都心へのアクセスがぐ~んと良くなったこの地域は、まだまだ自然が豊かで、新型コロナウイルスでテレワークが広まり、注目の地域になりました。そして、2022年度下期に予定されている相鉄・東急直通線の開通により、さらに注目される地域になることはもはや間違いなさそうです。未来につながるいずみ野線沿線を住宅選びの候補に加えてみてはいかがでしょう。

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Writer
横浜市 泉区 相鉄いずみ野線沿線に住んでいます!