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港南台に住んでみよう 暮らしてみよう

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港南台に住んでみよう 暮らしてみよう
みなさんは「港南台」をご存知でしょうか?
そしてどんなイメージがありますか?
このコンテンツでは「港南台での住まい」についてご紹介いたします。
横浜「港南台」で住まいをお探しの方は、是非ご検討ください。

港南台に住んでみよう 暮らしてみよう

横浜18区のなかでも、もっとも鎌倉市に近い南部に位置しているのが「港南台」です。
「港南台」は、丘陵地につくられている緑豊かな街で、子育ても支援も充実しています。
近年では、都市整備が進んだことで住宅街が増加し、ベットタウンとしても人気の街です。
今回は、そんな「港南台の暮らし」についてお伝えします。

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港南台ってどんなところ?

港南台は、横浜市のなかでも南側に位置する「港南区」にあります。
港南区は、1955年以降に大規模な都市開発が行われたニュータウンエリアです。
駅周辺にある野鳥の名前が付くことで有名な団地エリアは、この開発で完成しました。
港南台に形成された住宅街は、閑静な佇まいでベッドタウンとしても人気のエリアです。
ちなみに、もともと「港南台駅」は開業する予定がありませんでした。

当初の計画では根岸線は当駅の南方を通ることとされており、この駅も設置される予定はなかった。しかし根岸線のルートを北側にずらす必要が生じ、港南台付近を住宅地として開発していた日本住宅公団との話し合いの結果、ルートの変更を公団が受け入れる代わりにこの駅の設置が決定された。

港南台駅 – Wikipedia

当初、JR線の開業計画では根岸線が現在よりも南側を通る予定でした。
しかし、根岸線のルートを北側にずらす必要が生じたため、港南台周辺が選ばれたのです。
ただ、開業当時の地名が「日野町」だったため、建設中の仮称は「湘南日野駅」でした。
その中で「港南台」エリアの大規模なニュータウン計画により開業することになります。
その際に新たに誕生した地名「港南台」が採用され、駅名も「港南台駅」となりました。

駅周辺には商業施設が充実しているため、利便性も良く「住みやすい街」となっています。
一方で、自然に囲まれた大きな公園もあり、豊かな自然を満喫できるのです。
港南台がもともと丘陵地にあったことから「港南台8丁目」で海抜128.8mもあるのです。
災害での津波や高潮などは心配ありませんが、坂道が多く不便に感じるかもしれません。
そして「港南台」の変遷と地名由来は、以下の通りです。

町名の由来・歴史

昭和56年の住居表示施行に伴い、日野町、磯子区峰町、戸塚区上郷町、中野町の各一部から新設された町です。町名は日本住宅公団が開発し、地元に通称として使われていた「港南台」を採りました。

港南台 – 横浜市港南区

横浜市は坂の多い街ですが、どこも共通して言えるのが名前に「○○台」と付くことです。
坂の多い丘陵地であった「港南台」も、ここから由来しているのかもしれません。

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港南台の交通アクセスについて

港南台の最寄り駅は、JR京浜東北線「港南台駅」です。
隣接する駅は「本郷台駅(栄区)」「洋光台駅(磯子区)」となっています。
「港南台駅」は、降車数を含まない1日の平均乗車数が約2万4000人です(2020年度)。
駅自体は根岸線と横浜線の停車駅のため、アクセスの良さが1番の魅力となっています。

アクセスは「横浜駅」まで約23分、「品川駅」まで約49分の乗り換えなしです。
ちなみに「港南台駅」から2駅目の「大船駅」へ行けば、以下の路線に乗り換えできます。

  • JR東海道線
  • JR湘南新宿ライン
  • JR横須賀線
  • 湘南モノレール

湘南モノレールは、観光地「鎌倉」や「江ノ島」へ1本で行ける路線です。
そして、駅改札口を出ると南側にはバスターミナルもありました。
ここからは、周辺エリアはもちろん「羽田空港」行きの直結バスも出ています。
突然の出張などで、新幹線や飛行機を利用する場合にも重宝しそうですね。
バスの本数が多い上に、港南台の街を循環するバスは朝から深夜まで運転していました。
坂道の多い住宅街エリアにはバスが最適です。

港南台は、電車やバスの利便性が良いだけではありません。
「環状3号線」や「横浜鎌倉線」などの大きな幹線道路が多くなっています。
また、首都高や保土ヶ谷バイパスにもアクセスが良い横浜横須賀道路も通っていました。

港南台からは「日野IC」と「港南台IC」が1番近く、横浜まで約20分となっています。
港南台は車の利便性も高いため、一家に一台あると便利ですね。
なお、北側には「タクシーのりば」と大きな「駐輪場」がありました。

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港南台のおすすめスポットはどこ?

ここからは駅周辺を散策しながら、おすすめスポットをいくつかご紹介します。

港南台中央公園

「港南台中央公園」は、自然に囲まれた広さ約42,000㎡の広大な公園です。
アクセスは、駅から歩いて約10分となっています。
園内には、子ども広場・芝生広場・自然山林(竹林)などの施設が充実しています。

子ども広場には、すべり台・ブランコ・砂場・アスレチックなどがありました。
園内は階段で舗装されていましたが、ほとんどの場所が急斜面のため、気を付けましょう。
緑に囲まれているため、秋になると落ち葉が一面に広がり、どんぐり拾いも楽しめます。

子どもから特に人気なのが、月に4回開催される「港南台生き生きプレイパーク」です。
これは「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに子どもたちがのびのび遊ぶイベントです。
開催時は、巨大ロープブランコ・ターザンロープ・ハンモック・水遊びなどで遊べます。

ハンモックに揺られたり、かまどで何かを焼いたり、竹林を探検するなど、「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに、禁止事項を極力なくし、いろいろな年代のこどもたちが自由に思いっきり遊べる遊び場です。
市民のボランティアスタッフと地域住民による管理運営委員会で運営しています。

港南台生き生きプレイパーク – 港南区
港南台生き生きプレイパークへようこそ – ikiiki-playpark

イベント参加費は無料のため、誰でも気軽に遊べるのは嬉しいですね。
なお、イベントの開催日は季節によって異なりますが、原則として以下の通りとなっています。
【開催日】毎週火曜/水曜/木曜/[第1/第3]土曜/日曜
【開催時間】10:00 ~ 17:00(※12月のみ16:30まで)

港南台北公園

港南台北公園」は、1988年に開園した公園で広さは約22,000㎡となっています。
駅から歩くと約14分、近くの港南台中央公園から歩くと約5分です。
園内には、カラフルな遊具や健康遊具などが揃っていました。
また、緑も多くなっており、中央にある砂の広場は春になると桜が満開となります。

港南台北公園 – 横浜市港南区

この公園で1番の魅力は、園内の北側にあるログハウス「どんぐりハウス」です。
山小屋のような丸太を組み合わせた茶色の建物は、温もりを感じます。
このログハウスは、保護者付き添いであれば幼児から中学生まで利用可能です。
雨の日でも子どもが楽しめる遊び場として、地域の子どもたちに人気となっています。

境之谷公園こどもログハウス 図書コーナー

施設内には、らせん状の大きなすべり台・登り棒・ネットでできた階段などがありました。
入館は無料で、利用する際は受付カードに以下の必要事項を記入します。

  • 氏名
  • 連絡先(電話番号)
  • 学校名/学年(※小中学生の場合)

ただし、施設を利用するには以下のルールを守って遊びましょう。

  • 自分が持ってきたおもちゃ(ゲーム機など)では遊べない
  • 施設内は滑りやすいので裸足になる
  • 飲食は禁止
  • 携帯電話は使用不可 など…

他にも「読書室」という、読書ができるスペースもありました。
ここでは、地域のボランティアが「絵本の読み聞かせ会」を定期的に開催しています。
紙芝居・ミニコンサート・豆まき・工作教室など、季節ごとにイベントも行われるのです。
ここなら、1年を通して多くのイベントが開催されるため、学校以外の友達もできますね。
幼児用トイレやおむつ交換台もあるため、小さなお子さんでも安心して利用できます。
なお、園内には駐車場がないため、近隣の場合は自転車もしくは徒歩で来ましょう。

港南台西公園

港南台西公園」は、港南台中央公園の半分ほどの広さで約26,000㎡となっています。
この場所は、名前の通り「港南台駅」の西側にある公園です。
アクセスは、駅から歩いて約7分となっています。
1983年に開園した園内は、遊具とグラウンドがメインの広場が特徴の公園です。
ただ、港南台中央公園よりも開けた場所となっているため、安心して遊べますね。

園内には、健康遊具・柵の付いた砂場・鉄棒・ブランコなどがありました。
遊具で1番人気なのは、長さの異なる3つのすべり台が目玉の大型アスレチックです。
また、遊具の左側には小高い丘のような場所もあるため、登ったりして楽しめますよ。
そして、奥には一面砂場の球技用グラウンドがあり、広さも十分にありました。

港南台には鳥の名前が付く団地が多い

「港南台駅」周辺には、分譲や賃貸の団地がたくさん建っているエリアがあります。
そんな団地エリアには、鳥の名前が付く団地が多く存在していることをご存知でしょうか。
「かもめ」「うぐいす」「めじろ」「ちどり」「ひばり」「つぐみ」など…
これは、街のキャッチコピー「野鳥のさえずる街〜港南台〜」から由来しているのです。

それぞれ、分譲団地には「山鳥」の名前、賃貸団地には「海鳥」の名前が付いていました。
この理由としては、当時の担当者が多くの団地を区別するために付けたと言われています。
しかし、団地は鳥の名前が付いているだけではなく、外観にもこだわりが見られました。

  • 「めじろ団地」:めじろの羽色をイメージした薄い緑色に塗装された階段
  • 「かもめ団地」:かもめが大きく羽を広げて飛んでいるような外観 など…

つぐみ団地を歩いていると、赤い文字で大きく「イヌ、ネコ飼育禁止」と書かれた看板が。
しかし、その説明書きに「小鳥及び魚類は除く」との記載もありました。
さすが「野鳥のさえずる街」だけあって、小鳥と魚であれば飼育可能らしいです。
街を歩いていると、全体的に鳥の鳴き声が多いように感じました。

さすが「野鳥のさえずる街」だけあって、小鳥と魚であれば飼育可能らしいです。
ちなみに、1990〜1998年は駅の電車接近を知らせる音に鳥の鳴き声が使われていました。
「港南台駅」の1番線は「ホトトギス」、2番線は「カッコウ」の鳴き声だったそうです。

港南台でお買い物するなら

港南台でお買い物をするなら「港南台駅」周辺がおすすめです。
特に駅前の「港南台バーズ」は、地元の方々がよく利用するショッピングモールです。
1976年にオープンし、2021年には店内の改装を経て新たに生まれ変わりました。

もともと建物の隣には、開業当時から港南台を見守る「港南台高島屋」があったのです。
しかし、地元の方々に惜しまれつつも2020年に36年の歴史に幕を閉じました。
リニューアルは「港南台高島屋」跡地の約17,000㎡を増床するために行われたのです。
店内には食品・衣料品・雑貨・レストランなど約90店舗の専門店が立ち並んでいました。

また、子どもの成長に合わせた室内キッズスペースやBBQ施設などが完備されています。
これ以外にも、べビーキッズ向け店舗・授乳室・オムツ替え室などもありました。
「お買い物もできて楽しめる」子育て世代のファミリーには嬉しい商業施設ですね。
ちなみに「港南台バーズ」の名称は「野鳥のさえずる街〜港南台〜」や団地から由来しています。
バーズは「鳥」を表す英語「Bird(バード)」の複数形である「Birds(バーズ)」。

次々完成する団地群の新しい住民の方々のために、昭和51年4月14日(水)港南台バーズはオープンしました。(第一期オープン) バーズという名前は「鳥の名前の団地がある街のショッピングセンター」ということで、一般募集により決定されました。

港南台バーズについて – 港南台バーズ

他にも、大型スーパー「イオンフードスタイル港南台店」がありました。
もともとは「ダイエー港南台店」でしたが、2018年に店名が変更されたのです。
ここでは、ダイエー時代の名残りで衣料品や雑貨のほか、フードコートなど飲食店も充実しています。
平日の仕事帰りでも、駅周辺だけでお買い物が済むのは便利ですね。

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港南台の治安について

ここからは、港南台に住むことになったら気になる「治安」についてお伝えいたします。
まず、港南台のある港南区の治安について横浜18区から比較します。
横浜市の統計によると、港南区の人口は第7位となっています。(2022年2月1日現在)
そこで「横浜市人口/世帯数」の上位10区を犯罪発生率から比較しました。
(犯罪発生率=犯罪数÷人口×1,000)

順位区分犯罪発生率(%)人口(人)
1位青葉区1.9311,146
2位保土ケ谷区2.4206,631
3位都筑区2.4214,891
4位戸塚区2.5284,084
5位旭区2.6243,359
6位神奈川区2.8247,444
7位金沢区2.8197,646
8位鶴見区2.9295,580
9位港北区3.0359,521
10位港南区3.2215,222
参考:推計人口・世帯数【最新】「横浜市人口ニュース No.1145」- 横浜市
参考:2021年1~11月累月暫定値 刑法犯 罪名別市区町村別 認知件数 – 神奈川県警察

「港南台駅」のバスターミナル

港南台の住み心地は?

「港南台での住まい」を考える際、気になるのは住み心地です。
「港南台駅」周辺には、商業施設や飲食店などが多くあるため、不便はありません。
ただ、住宅街エリアはコンビニ・スーパー・飲食店が極端に少なくなるため、注意が必要です。

一方で「港南台駅」周辺には郵便局・塾・クリニックなどがありました。
少し小さいですが、ここには映画館も入っているため、ちょっとした映画鑑賞も可能です。
休日に家族・恋人・友達と訪れてみてはいかがでしょうか。

そして、駅から歩いて約3分の場所には「済生会横浜市南部病院」がありました。
この病院は、救急診療や周産期母子医療センターなどが備わった総合病院となっています。
そのため、出産や子育てで何かあった場合でも安心ですね。

また、港南台のある港南区では子育て支援が充実していました。
港南区では「こうなん子育て応援ガイドブック〜ひまわりまっぷ〜」が作成されています。
子育て世代の親が実際に企画や取材を行い、作成している子育て応援ガイドブックです。
公園などのおすすめスポット、地域交流や子育てイベントの情報などが紹介されています。
港南区で子育てをするなら、1冊は持っておきたい冊子ですね。

そして、学校や保育園などの教育施設も充実していました。
港南台のある港南区には、公立小中学校が約30校あります。
保育園・保育所・認定こども園を全てあわせると、約60施設となっていました。
また、地域ケアプラザも充実しているため、地元の方々と交流も増やせます。

なんと言っても「港南台での住まい」1番の魅力は、自然が豊富にあることです。
自然に囲まれた大きな公園やログハウスなどがありました。
ファミリーで楽しめて、子どもがのびのびと遊べる施設が充実しているのは、良いですね。
小児科医院も多く点在していました。

【2022年版】横浜引っ越しトレンド 人気の街 – 横浜で暮らそう

港南台に住むなら

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、港南区のファミリーが住みやすい街「港南台」についてお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
自然豊かで子育てのファミリーにも最適な街「港南台」。
商業施設が充実している駅周辺は、お買い物にとても便利です。
また、電車やバスなどの交通アクセスも良く、人気の街となっています。
これからの住まいに「港南台」を選択肢の1つとして考えてみませんか。

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