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横浜 瀬谷駅近くの八福神はパワースポット
自然の力を感じられる場所や信仰の拠点となる場所など、世の中には数多くのパワースポットが存在します。
その中には、世界的に有名なスポットもあれば身近なところもありますし、「私のパワースポット」といった個人的なものもあるかもしれません。
鎌倉古道沿いをメインに歴史あるお寺をめぐる「瀬谷の八福神」は、横浜市民にとって身近なパワースポットの一つです。
(瀬谷区ホームページ)
https://www.city.yokohama.lg.jp/seya/shokai/bunkazai/seyahatihukujin.html
文字通り、7人の神様がお祀りされている寺社を7か所めぐりながら参拝するのが、七福神巡り。
7人の神様とは大黒天、布袋尊、毘沙門天、弁財天、恵比寿天、福禄寿、寿老人です。
神様たちが宝船に乗った絵でおなじみですね。
七福神にはなじみがあっても、八福神と聞くと「八?」と思う人もいるでしょう。
なぜ「瀬谷の八福神」なのか。
それは、七福神にダルマ大師が加わっているからです。
八福神のお寺は、相鉄線の線路を挟んで北側と南側に4寺ずつ。
瀬谷駅を発着点として北側をめぐるルートと南側をめぐるルートが、区役所のホームページなどで紹介されています。
北側のおすすめルートは、駅に近い長天寺に参拝した後、海軍道路経由で鎌倉古道に入り、妙光寺、善昌寺、徳善寺を巡りながら駅に戻る約7.4kmのルート。
南側は、厚木街道沿いの寶藏寺に参拝してから鎌倉古道に入り、西福寺、宗川寺、全通院勢至堂を巡った後、環状4号経由で駅に戻る約6.3kmのルートです。
長天寺以外はほぼ線上に位置しているので、駅から一番遠いところまでバスで行って、お寺を巡りながら駅に戻る、あるいはその逆というように、体力に合わせてバスを使うことも可能。
行きも帰りも鎌倉古道を歩いて、その趣を楽しむのもいいでしょう。
参拝には、相鉄線の駅で配布されている冊子「駅からさんぽ」に掲載のマップを利用すると便利です。
(駅からさんぽ 冬号)
https://cdn.sotetsu.co.jp/media/2019/fun/sanpo/ekikarasanpo_047.pdf
瀬谷駅北口から徒歩で約7分。
室町時代に創建された臨済宗のお寺です。
達磨堂には「福を打ち出してください 山主」との添え書きとともに福太鼓が置かれていて、参拝者が太鼓を打つことができます。
飛鳥時代に建立された庵が起源という日蓮宗のお寺。
北側のお寺の中では、駅から一番遠くにあります。
鎌倉時代に鋳造されたとされる梵鐘は、神奈川県の重要文化財に指定されています。
妙光寺から徒歩で約5分。
室町時代に創建された浄土宗のお寺です。
釣り竿と鯛を持った恵比寿様が、竹に囲まれた恵比寿堂に祀られています。
室町時代に創建された曹洞宗のお寺。
善昌寺から鎌倉古道を2キロほど南下すると、徳善寺と書かれた石塔が現れます。
境内に並ぶ立像の中で気になったのは、瀬谷観世音菩薩像。
土地の名のつく仏さまを見たのは初めてです。
瀬谷駅から徒歩で約10分。
平安時代に開基された庵が始まりとされる真言宗のお寺です。
境内には「干支出生年お守り御本尊」が祀られていて、参拝に来た人たちが自分のお守り御本尊に手を合わせていました。
寶藏寺から6分ほど歩いたところにある、室町時代に創建された真言宗のお寺。
布袋堂の脇には布袋様の石像もあります。
その満面の笑みに、自分の気持ちも明るくなりました。
西福寺から南に約1.2キロ。
江戸時代に開山した日蓮宗のお寺です。
境内にはブランコとベンチがあり、ひと休みする人の姿も。
模様のついた小石敷きの庭の風景に、心が洗われます。
高台にある徳善寺の別院。
江戸時代に建てられた本堂に、本尊の勢至菩薩、阿弥陀如来とともに寿老人が祀られています。
静かな古道を歩きながら八寺を参拝する八福神巡りは、健康づくりにも最適です。
1984年に始まった瀬谷八福神はすっかりおなじみになっていて、私が参拝した時も八福神を巡る人にたくさん会いました。
気軽に行ける身近なパワースポット、瀬谷八福神。
8人の福神様を訪ねて、心身ともにリフレッシュしてみませんか。