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昭和な雰囲気が残る 大口通り商店街

大口通り商店街

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昭和な雰囲気が残る 大口通り商店街
横浜市内には、個性的な商店街がたくさんあります。
近年、大型スーパーが開店することでシャッター通りとなってしまう商店街が多いですね。
そんな後世に残していきたい、貴重な商店街が横浜市神奈川区にあります。
ここでは、昭和を感じるレトロな「大口通り商店街」を紹介するコンテンツです。

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昭和な雰囲気が残る 大口通り商店街

横浜駅からJR横浜線で2駅のところにあるのが「大口駅」です 。
この大口駅周辺は、地元の方々に愛される商店街が数多く立ち並んでいるエリアなのです。
今回は、その中でも昭和レトロな「大口通り商店街」の魅力を詳しくお伝えいたします。

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大口通り商店街ってどんなところ?

大口通り商店街(正式名称:おおぐち通商店街)は、横浜市神奈川区の国道1号線に面している場所にあります。
全長370mのアーケード商店街には、食品・衣料品・飲食店・クリニックなどの地元商店と有名チェーン店が約90店舗も並んでいます。

信号機のある国道1号線を挟むと、大口一番街につながっています。
大口一番街を合わせると、約1kmの長さになり、横浜市内でも屈指の規模を誇る商店街です。

大口一番商店街は、大口通り商店街に比べてお客さんが少なく、シャッターの降りているお店も半分ほどありました。
大口通り商店街の西側には「大口曙通商店会」と「七島通商店街」もあり、活気溢れる街となっています。

大口通り商店街の歴史は古く、横浜大空襲で一度は焼失してしまいましたが、横浜市内の焼け野原から最も早い復興を果たしました。
そのため、1946年2月に昭和天皇が視察された全国最初の巡幸地として選ばれました。

商店街の成立は古く、横浜大空襲の焼け野原から始まった。その復興は目覚しく、商店街を統括する大口通新興商業組合(現:大口通商店街協同組合)が結成されたのは終戦翌年の1946年(昭和21年)のことであった。同年2月には市内で最も早く復興したと言われるこの商店街を、昭和天皇は全国最初の巡幸地に選んだ。

大口通商店街 – Wikipedia

1945年以降の高度経済成長期には、映画館が3件もある活気溢れる商店街だったそうです。

おおぐち通商店街のあゆみ #1 – おおぐち通商店街
おおぐち通商店街のあゆみ #2 – おおぐち通商店街

大口通り商店街では、加盟店での買い物で配られるスタンプサービス「おおぐちスタンプ」があります。
台紙を全て埋めると商品券になるほか、年に2回実施される福引きセールの福引券としても使えます。
豪華景品や高額商品券が当たるため、地元の方はコツコツ貯めているようです。

毎年8月下旬の土日に開催される「納涼夜店」は、1970年頃から続いており、焼きそば・たこ焼き・ゲームコーナーなど約50店の屋台が出店します。
ファミリーで楽しめるイベントは、他にも定期的に開催されるので、近所に商店街があると便利ですね。

近隣には大口公園があるため、平日の夕方になると、子どもたちの元気な声が聞こえてきます。
また、大口通り商店街は、毎日夕方の15:00~18:00が歩行者天国となるため、車で通行できません。
地元の方々にとって、車通りがない商店街は買い物がしやすいようです。

大口通り商店街を歩いていると、お惣菜屋さんから美味しそうな匂いがしていました。
「今日の夕食は何にしようかな?」と悩んでしまうほど、たくさんのお店があります。
街の台所である大口通り商店街は、楽しくお買い物ができて、夕食の献立も助かりますね。

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大口通り商店街は浦島太郎にまつわる場所がある!?

日本昔話の「浦島太郎」は、日本全国に150か所以上もゆかりの地があるとされています。
横浜市神奈川区もその1つで、古くから「浦島太郎伝説」が伝わり、物語を思わせる場所が数多く残っているため、その歴史に触れることができます。
そのうちの1つが大口通り商店街ではなく、隣接する大口1番商店街にあるのです。

七島と大口通との境を流れていた川は浦島太郎が足を洗った川だということで、大口通に足洗川の碑があり、子安通一丁目には太郎が足を洗ったという井戸があります。

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足洗川の碑とは
浦島太郎が足を洗ったと伝えられる足洗川(あしあらいがわ)の碑
商店街に数多く残されている浦島伝説の一つ、かつて浦島太郎が足を洗ったといわれる足洗川があります。
昔から大雨や台風の影響で足洗川が再三にわたって氾濫することから、今は暗渠(あんきょ)となってしまいましたが、残された石碑から当時ここに川が流れていたことがわかります。
大口1番街の中央付近にあります。

大口1番街公式サイト

浦島太郎が足を洗ったとされる「足洗川の碑」が商店街の中央にありました。
知らない方は通り過ぎてしまうほど、ひっそりと建っていました。

石碑の目印となるのは、大口一番商店街でも老舗の「ペンギンカメラ」さんです。
店主の方に聞いたところ、昔は商店街の通りに沿って石碑の建っている場所へ川が流れていたそうです。

現在はコンクリートで埋め立てられていますが、その当時に流れていた川の跡地を見つけることができました。
跡地を近くまで見に行って見ると、川が流れていたため、現在のアスファルトよりも一段下がった場所にありました。

また、国道1号線沿いの横浜駅方面へ進むと、地名に浦島町や亀住町と付く場所もあります。
横浜市神奈川区では、亀がモチーフのお店・街灯・公園など「浦島太郎伝説 ゆかりの地」を肌で感じることができます。

大口通り商店街「うらしま接骨院」
神奈川区にある「亀の街灯」

区役所では、神奈川区の歴史・史跡・名所や浦島太郎伝説に関するパンフレット「かながわ歴史亀さんぽ」が配布されています。
浦島太郎にゆかりのある、大口1番街を含む神奈川区全体を散策してみるのもアリですね。

大口通り商店街の最寄り駅は?

ここからは、大口通り商店街のアクセスについてお伝えいたします。
大口通り商店街へ訪れる際には、2つの最寄り駅があります。
JR横浜線は「大口駅」で下車して南側に約200m、徒歩3分です。

京急線は「子安駅」で下車し、左側にある高架下を抜けて横断歩道を渡り、徒歩6分です。
両駅から歩いてすぐの場所にあるため、商店街は地元の方で賑わっています。

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昭和の雰囲気が残る 大口通り商店街へ行ってみよう!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、大口通り商店街についてお伝えしましたが、少しでも参考になれば幸いです。

商店街の魅力は、地元の方々と会話を楽しみながらお買い物ができることです。
横浜市内にある商店街を巡り、それぞれの良さを感じてみるのも良いですね。
大口通り商店街の周辺は、駅や公園など地域の目が行き届く施設が充実しているため、安心で便利な暮らしやすい街となっています。
昭和レトロな雰囲気で、後世に残していきたい「大口通り商店街」に訪れてみませんか。

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