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横浜で浸水や土砂災害対策はハザードマップから
ここ近年、毎年のように台風や梅雨前線の雨、秋雨前線の雨などで、日本のどこかで災害が起こっています。
「異常気象で」と言いますが、毎年のように起きているということは、残念なことに既に異常気象でなく日常になりつつあると認識しなくてはいけないかもしれません。
目次
横浜には大小の河川がありますし、高台も多いので崖崩れの恐れのある箇所もあります。
以前は鶴見川などもよく氾濫していました。(今は新横浜に遊水池ができたおかげで、以前のように氾濫しなくなりました)
2018年は台風7号から梅雨前線の影響で、岡山など中国地方を中心に日本各地に被害がありました。
2019年は台風15号では高波で、横浜市金沢区の工業団地周辺では大きな被害を受けましたし、19号では横浜ではありませんが多摩川が氾濫をし、川崎市中原区が浸水しました。
2020年7月梅雨前線からの豪雨で九州(特に熊本)に被害をもたらしました。
そして今年2021年も既に7月3日に熱海の土石流をはじめ、逗子や横須賀で崖崩れを起こしたり、平塚で一部川の氾濫があり浸水をしたり横浜近隣ではあちこちで被害がありました。
ここ3〜4年を挙げても毎年これだけ被害が出ていることを考えると、もはや「備えない」というのは無責任にも感じます。
「ハザードマップ」とは、一般的に「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」とされています。防災マップ、被害予測図、被害想定図、アボイド(回避)マップ、リスクマップなどと呼ばれているものもあります。
ハザードマップ – 国土交通省 国土地理院
ハザードマップを作成するためには、その地域の土地の成り立ちや災害の素因となる地形・地盤の特徴、過去の災害履歴、避難場所・避難経路などの防災地理情報が必要となります。
一口に「ハザードマップ」と言っても横浜では、川が氾濫などをして「洪水」になる場所と山や高台からの土砂災害が起こる場所は全く違います。
横浜市では、「洪水ハザードマップ」と「土砂災害ハザードマップ」を別々に用意しています。
横浜市が公式に発表している「洪水ハザードマップ」です。
台風などで川が増水などしている時には、この地域の方々は早めに避難しましょう。
川の増水や、海の高潮などの場合、土嚢なども有効になって来ますので、その場合横浜市で配布をしている場所もあるので、一度調べて見るといいと思います。
洪水が起こりやすい場所と、土砂災害が起こりやすい場所は違います。
ご自身のお住まいがこの地域に入っている場合、どこが避難場所になっているのか、どのような道を通って避難するのがいいのかを前もって検討しておく必要があります。
横浜市にはこのような高潮のハザードマップもあります。横浜の特長でもある「海がある街 横浜」は、裏を返せば海からの影響も受けやすいというわけです。
実際に台風の際に高潮で被害を受けた場所もありますので、住宅だけでなく会社なども気をつけておかなくてはいけませんね。
神奈川県にもこのような災害情報ポータルサイトがあります。
何か災害を考えた時、正しい情報を多く集めることが必要です。
いくら備えていても、大雨が降ってきた当日・翌日などの動向が一番大事です。
こちらのサイトには川の水位が逐一入るようで、河川のライブカメラなども見ることができます。
防災メールの登録もできるので、横浜市にお住まいで不安のある方々は是非登録をしていただきたいと思います。
その地区に出ている警報も確認できるので、このサイト一つで色々な情報が入手できます。
台風などが来た時や大雨が降っている時などは、こちらのサイトをご覧ください。