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日産自動車横浜工場で博物館見学

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日産自動車横浜工場で博物館見学
横浜市の北東部に位置し、臨海エリアと内陸エリアで分かれる「神奈川区」。
神奈川区の臨海エリアは、京浜工業地帯の一部となる工場が密集する場所となっています。
そんな神奈川区に自動車で有名な「日産」の少し変わった博物館があるのをご存知ですか?
ここでは、日産横浜工場内の「日産エンジンミュージアム」を紹介するコンテンツです。

日産自動車横浜工場で博物館見学

みなさんは、自動車の博物館へ行ったことはありますか?
トヨタ博物館/ホンダコレクションホール/スズキ歴史館 など…
全国には、自動車メーカーが運営しているミュージアムやギャラリーが数多く存在します。
特にマニアックなのが、横浜市神奈川区にある「日産エンジンミュージアム」です。
この日産エンジンミュージアムは、名前の通りエンジンを中心に展示している博物館。
エンジンが主役となった展示内容からも「日産の技術力の高さ」を感じられますね。
この博物館は、神奈川産業道路沿いの「日産横浜工場」のゲストホール内にあるのです。
また、これまでに歩んできた日産の歴史や技術を知れるのも魅力となっています。
「日産エンジンミュージアムってどんなところ?」「見どころはどこ?」「アクセスは?」
今回は、横浜市神奈川区にある「日産エンジンミュージアム」をお伝えします。

神奈川区ってどんなところ? – 横浜で暮らそう

横浜 日産エンジンミュージアムとは?

日産自動車横浜工場敷地内には「日産エンジンミュージアム」という博物館があるのです。
ここは「ゲストルーム」と呼ばれ、2003年にオープンした博物館のみの施設となります。
日産自動車が創業したのは、1933年です。
この建物は、翌年の1934年から本社ビルだった歴史があります。
その後、1968年に東京に本社が移転するまで本社事務所として使用されていました。

現在も、日産に搭載されている多くのエンジンがこの横浜工場で生産されているのです。
そのため、横浜市内唯一となる戦前に建てられた工場事務所ビルとなります。
工場などがある敷地内に建っているため、守衛室に声をかけて入構許可証をもらいました。
外にはパラソルの付いたベンチがあり、ここで休憩することもできますよ。
完成当時の1934年は、1923年に関東大震災で被災してからあまり経っていない頃でした。
そのため、このような教訓からほとんどの建物が頑丈に作られていたのです。
国の基準も厳しい現代の耐震条件でも、大規模な補修は必要なく現存しています。
外壁下部をよく見るとスクラッチタイルが貼られており、趣ある雰囲気です。
市内では、神奈川県庁などのレトロな建物に多く使われているスクラッチタイル。
建設当時は、モダンな感じがオシャレでさまざまな建物に取り入れられた素材でした。

ミュージアムの正式名称は「日産自動車株式会社横浜第一号館(旧本社ビル)」。
当時の姿を再現・改築した建物は、2002年に「横浜市歴史的建造物」へ認定されました。
他にも、2007年には経済産業省の「近代化産業遺産」へ認定されています。

そして、このミュージアム内は一般の方が自由に無料で見学できるのです。
基本的にミュージアム内は無人のため、好きなものを好きなだけ時間を気にせず回れます。
車好きの方なら、ぜひとも訪れたい施設ですね。
他にも、お子さんがいらっしゃるご家族で訪れる方も多いそうです。
なんと、博物館では珍しく施設内すべてが撮影OKとなっていました。
そのため、お子さんが毎年悩む夏休みの宿題となる自由研究に役立ちます。

毎年、夏休み期間になると小学生のご家族限定で「特別企画」も実施されるのです。
このイベントは、普段であれば実施されないガイド付きの探検ツアーとなっています。
このような夏休みイベントも、自由研究でお困りの親御さんは要チェックですね。
ただ、基本的に工場施設内にあるため、工場非稼働日は休館日となっていました。
また、土曜・日曜・祝日/ゴールデンウィーク/夏季休暇/年末年始も休館日となります。
開館時間は10時〜16時(入館は15時30分まで)となるため、お気を付けください。

ちなみに、日産自動車横浜工場では先着受付にてオンライン工場見学も実施していました。
これは、1日の参加できる定員数が決まっている上に枠が少なっています。
ただ、自宅からでも気軽に参加できるのは嬉しいですね。

オンライン学習

全6エリアで歴史や展示品を紹介

それでは「日産エンジンミュージアム」の施設内についてです。
施設内には全6エリアあり、1階と2階に分かれて展示されていました。
1階フロアと2階フロアの展示は、以下のように分かれています。

  • [1階]日産のはじまり
  • [1階]くるまができるまで
  • [1階]エンジンができるまで
  • [1階]エンジン/モーターの技術
  • [2階]日産の歴史
  • [2階]エンジンミュージアム

ここからは、実際にどのような内容なのか展示品とともに各フロアを詳しくご紹介します。
訪れる際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1階フロア

入口から建物へ入って、まず一番最初に感じたのは白を基調とした施設であることです。
天井が高く、広々としたミュージアム内はモダンでオシャレな雰囲気となっていました。
ゲストホールの案内カウンターから、目に飛び込んでくるのは最新車やエンジンです。
左側は「日産のはじまり」エリアとなっています。
昭和初期に販売され、日産自動車のルーツとなった赤色「ダットサン」がありました。

そして、右側は「くるまができるまで」エリアとなっています。
電気自動車「リーフ」など、計2台の車が展示されていました。
他にも、人気モデル「エクストレイル」が完成するまでの工程が細かく展示されています。
よく見ると、普段は見ることができないエンジンや組み立て前の部品パーツもありました。
説明や展示品などをゆっくり見ていると、ここだけで1時間は居られそうです。

写真や実際の部品があるため、とても分かりやすいですね。
「自動車はとても複雑な工程を経て完成するのか!」と思わず、関心してしまうほど。
車の試乗ができるスペースもあり、お子さんには大人気の撮影スポットとなっていました。
ショールームに訪れたようなエリアのため、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか?

その奥の部屋を進むと、タイトルが書かれた柱とともにたくさんの展示物があります。
左側は「エンジンができるまで」、右側が「エンジン/モーターの技術」エリアです。
ここには多くのエンジンが展示されていたものの、比較的新しい車種のエンジンばかり。
タブレット端末を操作した展示説明や、本物の部品を組み合わせた立体映像展示など…
最新技術を活用したスタイリッシュなフロアという印象を受けました。
ただし、展示品には触れられないため、ご注意ください。

2階フロア

趣ある階段を上がると2階フロアになり、建物が完成した当時の写真が飾ってありました。
モノクロ写真で歴史を感じますが、外観はほとんど変わっていないことが分かりますね。
ちなみに、ミュージアム内にはエレベーターもあるため、ベビーカーで訪れても安心です。

階段を上がって左へ進むと、一気にタイムスリップしたような雰囲気になりました。
建物の完成当時(1933年)からある部屋の扉が会社の面影としてそのまま残っています。
すりガラス・ガラス格子・床板などからも当時の面影を感じることができますね。
2階フロアは、このような雰囲気からドラマや映画の撮影に使われたこともあるそうです。
ちなみに、ドラマ「花咲舞が黙ってない」で銀行シーンに使われました。

1年ぶり復活の「花咲舞」初回から舞は黙ってない? – WEBザテレビジョン

左側が「日産の歴史」エリア、右側が「エンジンミュージアム」エリアとなっています。
「日産の歴史」エリアには、この横浜工場が設立されてから現在までの年表がありました。
「脱兎のごとく」年表によると、日産自動車の前身は「戸畑鋳物自動部」だったそうです。
創設した1933年に横浜工場が設立、翌年の1934年に社名が日産自動車へ変更されました。

自動車会社として成長してきた、日産の歴史を振り返ることができるようになっています。
特に、年表は「横浜工場の歴史」と「日産自動車の歴史」の2つに分けられていました。
そのため、自動車業界がどのように発展したかを国内外の社会情勢とともに学べるのです。
年表の中には、その時代に生産されていた日産車のミニカーも展示されています。
また、貴重なダットサンのポスター・ハンドル・プレートなどが展示されていました。

他にも、日産がこれまでに生産してきた歴代の自動車がミニカーとして展示されています。
昔懐かしい名車やレースカーなど、販売されてきた車のジャンルはさまざま。
全部で約100台もあるキレイに整列されたショーケースのミニカーは、圧巻ですね。
大人世代の方々も、子どもの頃に憧れた車種が並んでいるのではないでしょうか。
たくさん並んだ見応えのあるミニカーから、お気に入りの1台をぜひ探してみてください。
懐かしいミニカーがたくさん並んでいるその光景は、まさに「大人のロマン」ですね。

続いて、反対の右側にある部屋「エンジンミュージアム」エリアを見ていきましょう。
ここには、日産自動車を代表する約30台の歴代エンジンが展示されています。
このエリアに入った瞬間、エンジンがところ狭しと並べられた迫力に圧倒されました。
入口すぐの場所には、プロジェクターが映し出されたコーナーがあります。
エンジンが搭載されていた年表と、日産自動車の歴代CMが映し出されていました。
映像の鮮明度から「見たことがある」「懐かしい」など、時代を感じますね。
ゴツゴツとしたエンジンは重量感があり、かっこいいフォルムとなっています。

普段見れないエンジン部分の構造にとても興味が湧き、つい見入ってしまいました。
日産では、他にも多くのエンジンが所有されているのです。
そのため、ミュージアムではエンジンの中から不定期で展示内容が入れ替わるそうです。
1935年製ダットサン搭載の「7型エンジン」をはじめ、現在の「VQ型V6エンジン」など…

ガソリン車やディーゼル車を問わず、日産エンジンの歴史を辿ることができます。
これを見ると、この約100年で素材の改良で軽量化とコンパクト化が実現できていました。
また、レースの世界で活躍した日産自動車のエンジンも見ることができます。
こうして見比べると、自家用車よりも耐久性に特化して作られていることが分かりますね。

そこまでエンジンに詳しくなくても、エンジン横には1つ1つ説明がありました。
「サニー/ローレル/フェアレディZ」などの懐かしい車種から、最新の「ノート」まで。
エンジンだけでは分からない展示も、車種であれば聞き馴染みのあるものばかりです。
そこまで詳しくない方でも、十分に楽しめる施設となっています。

クネクネした展示ルートは一見すると規則性がありませんが、7つに分けられていました。
エンジンの展示を見進めて行くと「エンジンの仕組み」というコーナーがあります。
ここでは、実際に透明の筒に入ったエンジン部分を手回ししながら体験できるゾーンです。
エンジンが実際に、どのような方法で回っているのかという原理を知ることができました。
このような体験型の展示があれば、お子さんも楽しみながら回れますね。

2階フロアの一番奥の場所には、自動販売機とソファーがある休憩コーナーがあります。
ここでは、日産自動車の歴代ポスター展示やCM映像などが流れていました。
ミュージアム内を回って疲れたら、ここで休憩するのもありですね。
当時の「ダットサン」を説明した広告のような印刷物が掲示されていました。
よく見ると、紙が日焼けして黄色に変色していることからも、歴史を感じますね。

ただ、ミュージアム内にはお土産を購入できるショップなどはありませんでした。
そのため、日産グッズを購入するなら1階の入口すぐの自動販売機がおすすめです。
商品は入荷状況で変化することもあるそうで、訪れた際も売り切れなどがありました。
キャップ型ポーチ・ミニカー・キーケースマスコット・ステッカーが販売されています。

他にも、2階の休憩コーナーにはペットボトル自動販売機が設置されていました。
その商品ラインナップをよく見てみると、普段は見ることができないパッケージが。
「スカイラインGTR」と書かれた文字とモノクロ写真の天然水がありました。
これは、日産のショールームやミュージアムなどでしか販売されない限定商品だそうです。
このように、ここでしか手に入らない商品は訪れた際の記念になる嬉しい一品ですね。
ミュージアム内にはトイレやAEDもあり、もしもの時でも安心の施設となっていました。

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日産エンジンミュージアムへの交通アクセス

最後に、日産エンジンミュージアムへの行き方と交通アクセスについてお伝えします。
アクセスは、京急線「京急新子安駅」と「生麦駅」どちらからでも行けるのです。
日産エンジンミュージアムの公式サイトを確認すると、新子安駅しか記載されていません。
なお、駅から歩く場合は距離の近い「新子安」方面から行くのがおすすめ。
まず、京急線「京急新子安駅」とJR線「新子安駅」からは、歩いて約17分です。

駅から海側へ行くと「神奈川産業道路」という、入り組んだ道路に出ます。
ここは、高速道路入口横にある交通量の多い道路のため、注意しながら歩きましょう。
ここを道なりにまっすぐ進んで、大通りの「新興通り」をさらにまっすぐ直進します。
この通りを進んでいくと、赤い文字で「日産」と書かれた建物が見えてきました。
日産エンジンミュージアムは、敷地内にある茶色の建物が目印です。

新子安
神奈川産業道路

バスで行く場合は、京急線「京急新子安駅」から横浜市営バスで約4分となります。
「宝町」バス停で下車し、歩いて約1分です。
バスは「(宝町経由)宝町・新子安駅循環行き」もしくは「生麦行き」に乗車しましょう。

次に、京急線「生麦駅」からは、歩いて約32分となっています。
歩いて行く場合は、大黒ふ頭へ続く産業道路を道なりにまっすぐです。
歩道橋を渡り、少し歩くと「大黒橋通り」が見えてきました。
この大黒橋通りは新興通りへ続いているため、右折して直進します。

ちなみに、夏はとても暑い中を30分以上歩くため、バスで訪れることをおすすめします。
バスで行く場合は「生麦駅」近くにある「明神前」バス停から横浜市営バスで約7分です。
バス停は、国道15号線が大黒ふ頭へ続く産業道路に面している場所にあります。
こちらも同じく「宝町」バス停で下車し、歩いて約1分です。
バスは「新子安駅前行き」に乗車しましょう。
どちらのバスも、平日の昼間で1時間に1〜2本程度のため、事前に確認してくださいね。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、横浜市神奈川区にある「日産エンジンミュージアム」についてお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
横浜市内のみならず、県内からたくさんの小学生が社会科見学で訪れるそうです。
「こんなにたくさんある展示内容で入場無料なの?」と感じてしまうほど。
ただ、展示内容や配置は定期的に変化するため、今回と全く同じになるとは限りません。
あくまで参考程度とし、実際の展示内容は訪れた時のお楽しみということですね。

日産エンジンミュージアムは、名前の通りエンジンに関する展示が多くなっています。
他にも、日産の歴史や生産技術などを知ることができるのも魅力の1つ。
ミュージアム内は無料で自由に見学できるため、見逃せません。
車好きの方はもちろん、工場見学が好きな方やエンジニアを目指す学生にもおすすめです。
1930年代に建てられ、横浜市歴史的建造物にも認定されるなど歴史ある博物館。
当時、最新技術が用いられていたモダンな建物も現在は逆にオシャレで「エモい」ですね。
市内でも珍しい「日産エンジンミュージアム」へ訪れ、新たな発見を楽しんでみませんか。

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