横浜 福富町はコリアンタウン?
横浜の福富町というのは、JR関内駅北口から京浜急行 日ノ出町駅方向へ行く、伊勢佐木町のメインストリートより1本北側の通りから大岡川までの街を「福富町」と言います。
地元横浜の方々からすると「伊勢佐木町の隣町」
福富町が横浜のコリアンタウンと呼ばれているのはご存知ですか?
横浜 福富町はコリアンタウン?
福富町に行くと、韓国料理店や韓国食材店などがポツポツと見えます。
コリアンタウンと言っても中華街のように、街全体が「コリアンタウンです」というように看板が出ていたりアーケードがあったりするわけではありません。
どちらかというと、自然発生的にこの地区に集まっているから「コリアンタウン」と呼ばれるようになったようです。
歴史も古いわけではなく、どうもバブル期(1980年台終わり頃)頃から韓国系のお店が増えていったようです。
特にここ10年くらいは韓国ドラマや韓国系アーティストもメジャーとなって、韓国食材はキムチだけでなくお菓子やインスタント麺、調味料などもよく売れています。
コリアンタウンというと、どうしても東京 新大久保を思う方も多いと思いますが、そういうイメージで行くとちょっと違う気もします。
ですが、韓国料理屋や韓国食材が売っているお店がいくつもあるのに、なぜ新大久保のようになっていないのでしょうか?
福富町は夜の街?
福富町がコリアンタウンとなっている以上に、実は「夜の街」の側面もあります。
スナック、クラブ、バーなどお酒を飲むためのお店がビルの上から下まで・・・なんていうところも少なくありません。横浜の歓楽街としても有名なところです。
夜営業するお店が多いため、現在も平日の昼間に福富町を歩くと、なんだか閑散とした感じがします。
この地域性にも関係するかと思いますが、福富町も含めこの周辺は横浜のディープスポットと呼ばれる場所です。
最近はなくなったりしていますが、昭和の時代には近くの地域には「赤線」があったり、現在でも曙町周辺は「大人の街」だったりするため、そもそもファミリーでワイワイと楽しむ地域ではありませんでした。
今でも、福富町も含め「ディープスポット」の扱いをされる場合があります。
とはいえ、韓国料理は既に日本でも好きな人が多いので、こういった韓国料理店でご飯を食べて夜の街に遊びに行く人たちがいますので、実は歓楽街にも美味しい飲食店があるんですよ!
福富町は第2のチャイナタウン化?
日本もバブル期はこの福富町は夜のお店も韓国系・フィリピン系のお店が多く、それに伴って、韓国料理のお店も増えたのですが、バブルも崩壊し東日本大震災を経験し、以前より韓国料理のお店やタイ料理のお店なども減ってきて、この新型コロナ感染症で飲食店が大打撃を受けました。
気がつくと、福富町や伊勢佐木町周辺に段々中華料理店や、中華食材店が増えてきました。
それも中華街のようにゲートがあったりして、街上げて「中華街」みたいな感じではないのですが、あっちにもこっちにも中華料理店があり、こっちのお店は中国東北地方の料理、こっちは四川料理、こっちは台湾料理・・・みたいになっていて、意外とお店のお客さんも中国の方だったりします。(本格的ということ??)
中華街の中などにあったアジア系食材店が、福富町にもあり、個人のお客さんの他にもお店の仕入れに来ているような方も来ていました。(こちらは中国だけでなく、タイやマレーシアのものもあるようです)
いっときは韓国のお店ばかりになっていた福富町ですが、現在では中国のお店がどんどんでき始めているので、今後は「コリアンタウン」から「アジアンタウン」になっていくのかもしれませんね!