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伝統 横浜のスカーフ
横浜に伝統工芸があるということをご存知でしょうか?
実は横浜には「横浜スカーフ」という伝統工芸があるんです!
目次
横浜周辺で伝統工芸というと、「鎌倉彫り」とか「箱根寄木細工」などを想像する方が多いと思います。
(私もその1人でした。)
横浜にも横浜スカーフという伝統工芸があるのをご存知でしょうか?
世界が認める高級シルク 1859(安政6 年)年、横浜が開港されて、生糸の輸出が盛んとなり、生糸から絹織物の輸出の流れの中で絹のハンカチーフが生まれました。
明治時代を通して横浜から輸出されたもののうち、約70%を占めるのはシルク( 生糸と絹製品) でした。
横浜スカーフの歴史-横浜繊維振興会
つまり、外貨獲得に大いに貢献したのです。
それほど、横浜にとって、シルクという製品は大きな意味のあるものでした。
元々は16世紀くらいにはヨーロッパで使われたいたスカーフですが、横浜開港したことがきっかけにシルクが入ってきたのでしょう。
横浜のスカーフは当然お店に行って購入するという方法はありますが、横浜には飾っていて、みることが出来る場所があります。
横浜ベイシェラトンの地下1階の通路があります。
そこの壁に数々の「横浜スカーフ」が展示されています。
普通に人が行き交う通路にこのように展示されています。
スカーフとひとことで言っても、サイズも違えば絵柄も全然違います。
この模様の細かさなどは職人さんの腕なんでしょう。
特にここに展示されているスカーフは「作品」で、タイトルもしっかりついています。
1枚の絵画のようです。
シルクのスカーフというと、「エルメス」などのハイブランドのものも有名ですが、やはり欧米で人気の柄は伝統的に多い柄かもしれません。
かと思えば、横浜らしい「開港」をテーマにして作られているものや、横浜の観光名所を描いているスカーフもあります。
どちらも「絹(シルク)100%」ということが、横浜スカーフなのでしょうか。
横浜スカーフは各地で購入することができますが、特に品揃えが多いところがあります。
横浜シルクミュージアムショップアソシエイション
所在地:横浜市中区山下町1番地 シルクセンター国際貿易観光会館2階 シルク博物館内
ショップ内は入館無料
URL:http://www.yokohamascarf.com/shop/
横浜の地場産業のスカーフメーカー10社で運営しているショップです。
世界最高水準の製版・染色・縫製の技術によって制作された「横浜スカーフ」をはじめ、シルク関連の商品が並んでいますので、横浜スカーフにご興味を持たれた方がいらっしゃったら、是非こちらに行ってご覧になって欲しいです。
横浜スカーフは100%シルクのものなので、安価ではないかもしれませんが、お母様など目上の方への贈り物や外国へのお土産などには喜ばれると思いますよ!