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なぜか歌える横浜市歌!?

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なぜか歌える横浜市歌!?
横浜生まれではない人にとって、横浜生まれの方がこだわる横浜市歌。
どうしてそこまでして地元の歌が歌えるのか…横浜で暮らすものにとって謎の1つでした。
今回は6月の開港祭の流れから横浜市歌についてご案内いたします。

横浜市民と横浜市歌

皆様「横浜市歌」というものをご存知でしょうか?

1909年(明治42年)7月1日に行われた、横浜港の開港50周年記念祝祭にて披露されて以来、市民に歌い継がれています。作詞は森林太郎(森鴎外)、作曲は、当時東京音楽学校(現、東京藝術大学)助教授だった南能衛(よしえ)氏です。現在も市立の小学校では、校歌とともに歌唱指導されています。開港記念日(6月2日)や卒業式、市大会などの行事で、演奏・斉唱されています。

横浜市歌について 横浜市
横浜市歌について 横浜市

横浜市歌の作詞は「森鴎外」!

なんとあの文豪「森鴎外」が作詞をしていたんですね。それも明治時代に出来た歌が現役で歌われているなんて、素晴らしいことですね。

ちなみに「森林太郎」というのは森鴎外の本名のようです。

この「森鴎外」を掘り下げて調べても、なかなか面白そうな人物です。

神奈川県立博物館

日本の明治・大正期の小説家、評論家、翻訳家、陸軍軍医(軍医総監=中将相当)、官僚(高等官一等)。位階勲等は従二位・勲一等・功三級、医学博士、文学博士。本名は森 林太郎(もり りんたろう)。
石見国津和野(現:島根県津和野町)出身。東京大学医学部卒業。

大学卒業後、陸軍軍医になり、陸軍省派遣留学生としてドイツでも軍医として4年過ごした。帰国後、訳詩編「於母影」、小説「舞姫」、翻訳「即興詩人」を発表する一方、同人たちと文芸雑誌『しがらみ草紙』を創刊して文筆活動に入った。その後、日清戦争出征や小倉転勤などにより一時期創作活動から遠ざかったものの、『スバル』創刊後に「ヰタ・セクスアリス」「雁」などを発表。

晩年、帝室博物館(現在の東京国立博物館・奈良国立博物館・京都国立博物館等)総長や帝国美術院(現:日本芸術院)初代院長なども歴任した。

森鴎外 wikipedea

著名人が横浜市歌を作っていたということは、横浜市民としてはちょっと鼻が高いところですが、横浜出身ということでもなく、特に横浜にゆかりのある…ということでもないみたいです。
なんと、2005年に廃止されてしまったようですが、初代の浜松市歌を作詞したのも森鴎外だったようです。

横浜で生まれ育った横浜市民は、かなりの確率でこの「横浜市歌」が歌える

横浜で生まれ育った、筆者である私はそのことが「当然」のように思って大人になりました。
さすがに歌詞の暗記まではしていませんが、歌詞を見れば今でも歌うことができます。
ですが、時々テレビを始め各種メディアで「横浜の人は、なんと横浜市歌が歌える!?」のようなタイトルで取り上げられることがあります。

むしろこのような取り上げ方をされると、他の都市とは違うということがわかります。
他の都市出身の方々に聞いてみると「私の育った地域に市歌なんてあるか、ないかすら知らない」という方がほとんどです。

ハマっ子に愛される歌 横浜市歌

とはいえ、横浜に住んでいる人なら必ず歌えるかというと、そうではありません。
横浜で幼少から育ってきていないと、横浜市歌を歌えないという方が多いです。

実は、そこが横浜市歌が浸透している理由でもあるでしょう!

ハマっ子は横浜市歌をどこで覚える?

卒業式

当然、横浜育ちの方々が「横浜市歌」を覚えるタイミングというのがあります。

それはいつか?
横浜市立の小学校に通うと、校歌と一緒に横浜市歌を習います。

そして入学式や卒業式をはじめ、各種式典のようなもので歌ったりします。(披露をする場所もあるということです!)
開港記念日にも歌われたりしますから、自分が歌うだけでなく、耳にする機会も増えるわけです。

ですので、横浜市民の中で横浜市立の学校に通うと毎年学校で習い、行事に参加して歌い、横浜のイベントなどでも耳にするので、どんどん横浜で育った子供たちの中に浸透していくわけです。

そのまま大人になります。
なんと、今やカラオケにも入っているといいます。(ということは、歌う人がいるということです。)

6月2日には毎年「開港記念日」があるのですが、その開港記念日前後でいろんなイベントが行われますが、そこでも聞く機会があります。

横浜開港祭 横浜市民がこだわる花火でも有名なお祭り – 横浜で暮らそう

横浜市歌は、ただの市歌にあらず

そして、身近な生活の中にも溶け込んでいます。

横浜市営地下鉄のBGMや、横浜DeNAベイスターズの勝利テーマとされているので、今や生活の中の音楽として溶け込んでいるのです。

さらに調べてみると、ダンスまで作っている動画まで見つけてしまいました!
「そんなこと言ったって、横浜市歌なんて知らないよ」という方、是非Youtubeなどで「横浜市歌」と調べてみてください。
こんなにたくさんの人たちが横浜市歌にまつわる動画をアップロードしているのか!と驚くと思いますよ。

横浜市歌 よくある質問

横浜市歌 作詞をしたのは誰ですか?

森林太郎(森鴎外)

なぜ、森鴎外が作詞したのですか?

諸説あるようですが、不明です

横浜市民はなぜ横浜市歌をなぜ歌えるのですか?

横浜市立の小学校に通うと、校歌と一緒に横浜市歌を習い、入学式や卒業式をはじめ、各種式典のようなもので歌うからです。

横浜市歌を聴くには?

横浜市歌のカセットテープやCDの販売はされていないため、市民情報センター、教育委員会事務局生涯学習文化財課、各市立図書館でCDの貸し出しをしています
また、横浜市の「横浜市歌について」で聴くことができます。

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Writer
横浜生まれ横浜育ち、通った学校も横浜、現在の住まいも横浜な「どっぷり横浜市民」です。