2024年「第43回 横浜開港祭」へ行こう!
横浜開港祭は、毎年6月1日と6月2日に横浜・みなとみらいエリアで開催されるお祭り。
イベントは入場無料で屋台や花火も実施されるため、多くの人で賑わいます。
ここでは、2024年開催の「第42回 横浜開港祭」について紹介するコンテンツです。
2024年「第43回 横浜開港祭」へ行こう!
みなさんは、横浜市の公立小中高校が毎年「6月2日」休校になるのをご存知でしょうか?
これは、横浜の開港記念日である「6月2日」を祝うために制定されました。
記念日当日には、まちづくりと観光の活性化を図るために「横浜開港祭」が開催されます。
横浜開港祭は、一般的なお祭りと違って観光スポットで開港記念のお祝いムード一色。
何と言っても、横浜市が開催するイベントだけあって会場へは「入場無料」となります。
そのため、横浜市内だけでなく都内や他地域の方も多く訪れる一大イベントです。
そんな毎年恒例の横浜開港祭で1番の見どころは、約3,000発の花火が打ち上がること。
「横浜開港祭ってなに?」「2024年の開催日程とイベント内容は?」「会場はどこ?」
今回は、横浜市で開催される「第43回 横浜開港祭」の歴史と見どころをお伝えします。
2023年「第42回 横浜開港祭」へ行こう! – 横浜で暮らそう
横浜開港祭はどんなお祭り?
横浜開港祭は、横浜の開港記念日である「6月2日」を祝うお祭りです。
開港記念日は、横浜市民にとって特別な日となっています。
江戸幕府のもと、鎖国をしていた日本が1859年のペリー来航で大きく変化しました。
横浜港が日本で初めて開国したことにより、街全体も急速に進化していきます。
港の歴史や先人の業績に敬意と感謝を表し、これからの横浜の発展を願う日。
全国では「県民の日」と呼ばれるものが制定されているのです。
しかし、神奈川県には「県民の日」がありません。
その代わりに、横浜市ではこの「開港記念日」というものがあります。
そんな伝統的な1日に行われるハマっ子のための「市民祭」が「横浜開港祭」なのです。
現在は、まちづくりの魅力発信と横浜観光の活性化を図るために毎年開催されています。
横浜開港祭の由来と始まったきっかけは、以下のようになっていました。
横浜開港祭は、1981年に「国際デープレ横浜どんたく」として開催されたのが始まりで、翌1982年に「’82国際デー第1回横浜どんたく」として正式に始まりました。
横浜開港祭とは – 第42回横浜開港祭
1984年の第3回より「横浜どんたく」となり、1993年の第12回より「横浜どんたく開港祭」、1995年より「横浜開港祭」となり、2024年度第43回を迎えるに至りました。
現在「横浜開港祭」という名称で開催されていますが、イベントが始まったのは1981年。
そこから少しずつ名前が変わり、1984年には「横浜どんたく」となりました。
その後1993年に「横浜どんたく開港祭」、1995年から「横浜開港祭」になったそうです。
ハマっ子でも年代によって「どんたく」の方が馴染みのある方もいらっしゃると思います。
近年の来場者数は最大で約80万人ですが、1989年頃の来場者数は168万人もいたそう…。
このように、横浜でもかなり大きなイベントで現在よりも盛り上がりを見せていました。
1989年は横浜博覧会の開催と重なったため、例年よりも更に多かったのかもしれません。
1番の魅力は、飲食店やイベント参加費を除いて「会場への入場が無料」であること。
横浜開港祭と言えば「花火大会」の印象が強いですが、実は昼もイベントを楽しめます。
フードフェス/マリンスポーツ/ダンス選手権/移動水族館/お笑いライブ など…
幅広いジャンルの体験型イベント会場となっているのです。
横浜開港祭 横浜市民がこだわる花火でも有名なお祭り – 横浜で暮らそう
2024年 横浜開港祭のイベント内容と日程は?
ここからは、2024年の横浜開港祭で開催予定イベントを厳選してご紹介します。
横浜開港祭のメインテーマは「”Thanks to the Port”(開港を祝い、港に感謝しよう)」。
そして、2024年のサブテーマが「~ いつもここから なにかがはじまる ~」です。
お祭りというだけあって、子どもから大人まで楽しめるイベントが盛りだくさん。
毎年のようにイベント内容が変わるため、いつ訪れても楽しめますよ。
昼のイベントは意外と知られていないため、混雑する花火大会より穴場かもしれません。
実際に横浜開港祭へ行かれる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
5つの会場エリアごとの「開催時間/体験内容/料金」など詳細もあわせてお伝えします。
イベントによって事前予約や申込時間が決まっているため、確認してから訪れましょう。
また、人気イベントの場合は混雑状況で早めに受付終了することもあるため、ご注意ください。
第3回 横浜開港祭グルメ王グランプリ
横浜市周辺の飲食店が参加し、グランプリを決めるグルメイベントです。
今年のテーマは「縁日での料理」とし、地産地消にこだわった本格的な縁日一品料理を販売。
参加店舗は料理を一律1品500円で提供し、来場者が最も美味しいと思った料理に投票できます。
美味しい料理やそれに合うお酒が堪能でき、食べ歩きやグルメ好きな人にもおすすめです。
会場では、仮設のテーブルとイスが置かれた飲食スペースが用意されます。
できたてアツアツの料理をその場で味わうことができるのは嬉しいですね。
[料金]各500円
[開催日時]6月1日(土)/6月3日(土)10:00~20:00
[開催場所]パシフィコ横浜プラザ広場
こども縁日&ワークショップ
昔なつかしい縁日をイメージした屋台が登場します。
大人から子どもまで1コインで楽しく遊びながら、景品をゲットしよう!
[開催日時]6月1日(土)10:00~20:00/6月3日(土)10:00~17:00
[開催場所]パシフィコ横浜プラザ広場
粉砕したプラスチックごみと小さな貝殻を使用したワークショップです。
レジンと呼ばれる樹脂で固め、オリジナルのペンダントが作成できます。
子どもから大人まで誰でも参加できますので、訪れた記念に体験してみてはいかがでしょうか?
[開催日時]
6月1日(土)9:00~12:00/13:00~18:00
6月2日(日)9:00~12:00/13:00~18:00
[開催場所]臨港パーク南口広場
また、過去には海洋物を使ったアート作品の展示やグッズ販売なども行われていました。
毎年どのようなイベントが行われるのか、訪れてみてのお楽しみですね。
シーカヤック&SUP体験
※どちらも体験には、事前のチケット購入が必要となりますのでご注意ください。
※どちらも受付終了とイベント時間がとても早いため、時間帯に注意しましょう。
シーカヤックに乗りながら、海の上をボートで泳いでみませんか?
陸上での説明後はインストラクターと併走できます。
[料金]大人:2,100円/子ども:1,600円
[開催日時]6月1日(土)/6月2日(土)9:00~16:00
[開催場所]日本丸メモリアルパーク
大きな安定感のあるサーフボード「SUP」の上に立ってパドルで漕ぎ進むスポーツです。
近年、エクササイズやクルージングなど楽しめることで注目されるマリンアクティビティ。
みなとみらいの景色を水上で楽しみながら、SUPを体験できますよ。
[料金]大人:2,000円/子ども:1,500円
[開催日時]6月1日(土)/6月2日(日)9:15~15:45
[スケジュール]10:00~/11:00~/13:00~/14:00~/15:00~(全45分間)
[開催場所]日本丸メモリアルパーク内海面上
第10回チビッ子ミニ駅伝
市内在学中の小学生を対象とした駅伝大会です。
今年で10回目の開催となり、毎年多くの小学生が参加する横浜開港祭の恒例イベント。
合計100組のちびっ子ランナーがタスキを繋いで横浜港を駆け抜けます。
[開催日時]6月2日(日)7:30~12:00
[開催場所]臨港パーク内 水際線特設コース
お笑い イベントステージLIVE
賞レースチャンピオンや横浜にゆかりのある芸人などがネタ披露やトークショーを開催。
今年のテーマは「よしもとプレミアムネタライブ~横浜開港祭2024~」です。
気になる出演者がいらっしゃる場合は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
[出演者]
令和ロマン(2024年M-1王者)/ヨネダ2000/アホマイルド坂本/ナイチンゲールダンス
エバース/おばあちゃん/イワサキ
[開催日時]6月2日(日)15:10~16:10
[開催場所]臨港パーク メインステージ
他にも、横浜にゆかりのあるアーティストの方々もステージに参加する予定です。
イベントは「臨港パーク」「日本メモリアルパーク」の2か所で開催されます。
内容によって会場が異なるため、訪れる際はご注意ください。
横浜開港祭BON-ODORI
横浜開港祭で盆踊りを開催します。
一般社団法人日本盆踊り協会との開催で、日本の夏の風物詩「盆踊り」を体験できます。
今年の横浜開港祭は、浴衣で来場してみてはいかがでしょうか?
[開催日時]
6月1日(土)14:00~15:00/17:00~18:00/19:00~20:00
6月2日(日)14:00~15:00/17:00~18:00
[開催場所]パシフィコ横浜プラザ広場
(※混雑状況により受付終了前に終了する可能性あり)
海で働く特殊車両展示
普段見ることのできない海で働く特殊車両の展示や操作体験、海の仕事紹介を行います。
水深3,000mでも活躍できる、水中工作機械レプリカラジコンをVRで操作体験会も開催。
[開催日時]6月1日(土)10:00~17:00/6月2日(日)10:00~15:00
[開催場所]臨港パーク 南口広場
アクアマリンふくしま 移動式水族館
公益財団法人ふくしま海洋科学館の所有するトラック式移動水族館が横浜開港祭に登場。
目玉は福島県沿岸に生息するウニやヒトデを直接手に取って観察できるタッチプールです。
他にも、はく製や標本に触る事ができる体験型プログラムとなっています。
[開催日時]6月1日(土)10:00~17:00/6月2日(日)10:00~15:00
[開催場所]臨港パーク 南口広場
花火大会「ビームスペクタクル in ハーバー」
横浜にまつわる音楽に合わせて光と音と花火が融合し、開港記念日を盛大にお祝いします。
横浜の夜空を彩る約3,000発の花火は、圧巻です。
打ち上げ花火だけでなく、ショーのようにレーザー光線や音楽を組み合わせたプログラム。
今年も開港祭のフィナーレを飾ります。
[開催日時]6月2日(金)19:30~20:00
[開催場所]臨港パーク前 海上
また、臨港パークメインステージではドリーム・オブ・ハーモニーも開催します。
港町・横浜の開港を祝う初夏の風物詩、横浜開港祭の目玉イベントの1つ。
昨年は、悪天候の影響で残念ながら開催できませんでした。
今年は「~いつもここからなにかがはじまる〜」をサブテーマに全9曲を実施予定です。
[開催日時]6月2日(日)18:30~19:20
[開催場所]臨港パーク メインステージ
1.横浜市歌
2.アイノカタチ/MISIA
3.うれしい!たのしい!大好き!/DREAMS COME TRUE
4.愛をこめて花束を /Superfly
5.Mela!/緑黄色社会
6.ダンスホール/Mrs.GREEN APPLE
7.アルデバラン/AI
8.みらい/ゆず
9.スマイリング・ヨコハマ
2024年 横浜開港祭の花火は打ち上がる?何時から?
2024年の横浜開港祭 花火は、例年と同様に開催される予定です。
開催日はイベント2日目の6月2日(日)に開催予定で、雨天中止となっています。
時間は19時30分〜20時ですが、実際に花火が打ち上がるのは20分程度。
花火の打ち上げ場所は、臨港パーク前の海上です。
今年は土曜日/日曜日の開催となるため、特に混雑する予想となっています。
なお、花火終了後は周辺エリアが大変混雑することで、毎年交通規制がかかります。
今年も当日の会場周辺は大混雑が予想されるため、入場規制と通行制限が設けられました。
そのため、18時以降に会場の臨港パークへ向かっても花火は見られそうにありません。
そうなると、横浜赤レンガ倉庫の特設観覧エリアへ行く必要があるため、ご注意ください。
国際橋の歩道は、18時30分〜21時まで一歩通行になることが発表されているのです。
また、帰り時間には汽車道が通行止めとなるので、こちらも気を付けましょう。
横浜開港祭の花火が見えるおすすめスポット
確実に花火を見たい方は観覧席チケットが販売されているため、購入するのもおすすめ。
有料観覧席チケットは、大きく分けて3種類ありました。
- 海側特別協賛席(ステージ前ペア席)[14,000円~]
- 国立大ホール前有料観覧席[12,500円~]
- ハンマーヘッド有料観覧席[11,500円~]
チケットの販売元や値段などはさまざまで、席種もピンからキリまであります。
席数も限りがあり、安いチケットからなくなるので購入したい場合は早めに取りましょう。
会場周辺エリアは交通規制がかかる上に、立ち止まっての観覧はできません。
そのため、花火の打ち上げ時間帯は必ず決まった場所で見る必要があるのです。
幸いにも、打ち上げ花火は高さがあるので、遠くからでも十分楽しめます。
人気観光地となっていて花火も見れる穴場スポットは、以下の通り。
- 横浜ランドマークタワー スカイガーデン
- 横浜マリンタワー
- ぷかりさん橋
- 山下公園
- 大黒ふ頭
- 港の見える丘公園
- 大さん橋
- 野毛山公園
スカイガーデンやマリンタワーでは、この日だけの特別展望チケットが販売されるのです。
通常よりも少し料金は上乗せされますが、人の少ない室内で楽しみたい方にはおすすめ。
近年は、船上で花火を楽しめるクルーズが人気となっています。
「遊覧船」「レストラン船」「クルーズ船」などのさまざまな種類があり、楽しいですよ。
他にも、ホテルに宿泊して眺めの良い客室から花火を見るのもアリですね。
眺めの良いホテルはとても人気なので、この日に宿泊するなら早めに予約しましょう。
少し小さくなりますが、横浜市内で言うと鶴見区や都筑区などの海沿いエリアでも見れます。
確実に見たいなら、建物による遮りがない開けた見通しの良い場所が良いでしょう。
ちなみに、横浜市民なら自宅から花火を楽しむ方も多いです。
横浜で夜景がキレイに見えるおすすめスポット8選 – 横浜で暮らそう
横浜開港祭への交通アクセスについて
それでは、横浜開港祭への行き方と交通アクセスについてお伝えします。
会場周辺には駐車場がないため、電車やバスなどの公共交通機関での来場がおすすめ。
アクセスは、以下の通りです。
- JR京浜東北線「桜木町駅」
- みなとみらい線「みなとみらい駅」
- みなとみらい線「馬車道駅」
- みなとみらい線「日本大通り駅」
メイン広場は、臨港パークとなっています。
メイン広場の最寄り駅へは、みなとみらい線「みなとみらい駅」から歩いて約7分です。
それぞれ行きたいイベントや目的の会場に合わせて、公共交通機関を使い分けましょう。
少し時間はかかりますが、「横浜駅(東口)」まで歩く迂回ルートも推奨されていました。
2024年も入場無料の横浜開港祭を楽しもう!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、2024年「第43回 横浜開港祭」の見どころやイベント内容をお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
横浜開港祭は、横浜の開港記念日である「6月2日」を祝うために制定されました。
2024年の横浜開港祭は、6月1日(土)と6月2日(日)2日間の開催となります。
イベントは入場無料、屋台/マリンスポーツ/移動水族館/お笑いライブなどを実施予定。
横浜開港祭で1番の見どころは、約3,000発もの花火が打ち上がる花火大会です。
ただし、開催1時間前から交通規制が行われるほど混雑するため、ご注意ください。
特に、昼の横浜開港祭は子ども中心で参加しながら楽しめる体験型イベントが多い印象。
食事あり、アクティビティあり、エンタメあり、ショップあり…楽しめること間違いなし。
1年に1度しか開催されない「横浜開港祭」を多くのハマっ子が毎年楽しみにしています。
イベントの盛り上がりや来場者数の賑わいからも、その想いが伝わりますね。
そんな1日中楽しめる「横浜開港祭2024」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。