横浜で住む、暮らす、楽しむ 横浜に住む暮らすの情報

横浜市金沢区ってどんなところ?

金沢区役所

この記事を読むのに必要な時間は約 13 分52秒です。

横浜市金沢区ってどんなところ?
「金沢」と言えば、石川県金沢市が有名ですが、横浜市にも「金沢区」という区があることをご存知でしょうか?
あまり知られていないため、石川県の金沢市と間違えられることもあります。
実は、横浜市にも「金沢」と付く地名があるんです!!
今回は、学生時代での通学や祖父母宅があるなど私自身にゆかりのある「横浜市金沢区」を、歴史やおすすめスポットの魅力を中心にご紹介いたします。

横浜市金沢区ってどんなところ?

横浜市金沢区は、市内の南端に位置する海と山に囲まれた自然豊かな場所です。
金沢区のシンボルマークは、海のイメージを波とカモメで表したものになっています。
1948年、金沢区は隣接する磯子区から独立しました。
当時の市内全体の面積は約23.48k㎡でしたが、臨海部の埋め立てにより、現在では約30.68k㎡と市内で6番目に広い区となりました。
その他の隣接する地域としては、観光地で有名な逗子市や鎌倉市があります。
区の大部分を起伏の激しい丘陵地が占めており、100m前後の山が入り組んだ地形となっているのが特徴です。

歴史から知る横浜市金沢区

横浜市金沢区には、長さ約1kmの入り江「平潟湾」に浮かぶ島「野島」がありますが、現在に残る一番古い資料で約7,500年前の縄文時代の人々が使用していた、土器や貝塚などが発見されています。

「東海道五十三次」の風景版画で有名な浮世絵師・歌川広重(安藤広重)の作品には「金沢八景」という作品が数多く描かれています。

この「金沢八景」という地名は、1694年に金沢の地へ立ち寄った中国僧・心越禅師(しんえつぜんし)が能見堂からの風景が故郷・中国の瀟湘八景(しょうしょうはっけい)にそっくりだったことから名付けられました。
(※「能見堂」とは、区内にある「能見台」の旧名称。)

金沢八景 金沢文庫の違いとは? – 横浜で暮らそう

金沢区は鎌倉市に近かったこともあり、豊富な歴史に満ちています。
国の指定史跡にもなっており、鎌倉の十二所に続く山道・朝夷奈切通しや初代内閣総理大臣の旧伊藤博文別邸、開業当時に与謝野晶子などの歌人が訪れ、国の登録有形文化財に指定されている割烹旅館・喜多屋(旧:金沢園)などがあります。
このように、金沢区は数多くの歴史が存在しているため、歴史好きの方にはたまらない街となっています。

参考:区の紹介 – 横浜市金沢区

金沢区「朝夷奈切通し」

源頼朝を勝利に導いた横浜のパワースポット「瀬戸神社」ってどんなところ? – 横浜で暮らそう

金沢区で暮らしてみて感じたこと

金沢区の「住まい」を考える方に、金沢区在住20年以上の方々から伺った「生の声」をお伝えします。

「金沢区は自慢」80代男性

Q. 金沢区の魅力を教えてください。

A. 景勝地が多いことです。金沢区を語るのは、私の自慢です。

Q. では、普段の暮らしで不便だと感じることを教えてください。

A. 通勤やお出かけで首都圏へ出るには、アクセスが悪いです。

歌川広重の浮世絵にも登場した「平潟湾」

 

「金沢区は野菜がおいしい」50代女性

Q. 金沢区の魅力を教えてください。

A.海と山に囲まれていて自然が多いため、地元で育った朝採れ野菜を直売所で購入できます。

Q. では、普段の暮らしで不便だと感じることを教えてください。

A.坂道が多く、買い物に行くときは大変です。

朝採れ野菜を販売している「グリーンファーム金沢本店

ここでは、朝採れ野菜を活用した「スタッフおすすめレシピ」も紹介されています。
日替わりのメニュー提案もあり、献立に困ったときは助かりますね!

グリーンファーム金沢本店で紹介されている「スタッフおすすめレシピ」

金沢文庫のある金沢区は住宅街が多い一方で、坂道も多くなっているのが特徴です。
そのため、生活する上での移動手段としては、自転車・車・バスが必須となってきます。
なお、住んでいる方からは「自転車を選ぶなら電動自転車が便利!」ということでした。

金沢文庫に関する内容は、別のコンテンツでもお伝えしています。
こちらもあわせてご覧ください。

金沢文庫に住んでみよう 暮らしてみよう – 横浜で暮らそう

金沢区のおすすめスポット5選

ここからは、あまり知られていない「金沢区」のおすすめスポットを5つご紹介します。

海の公園

海の公園は、横浜市内で唯一の海水浴場が楽しめる穴場スポットです。
1988年に開園し、敷地面積470,000㎡を誇る自然豊かな公園となっています。

園内は、3つのアクティビティエリアに分かれているため、1日楽しめる施設となっています。

  • 横浜で唯一の「海水浴場」
  • 園内をぐるっと一周している「芝生広場」
  • 手ぶらで楽しめる「バーベキュー場」

全長1kmもある砂浜では、毎年春に潮干狩り・夏に海水浴をする方で賑わいます。
アサリが採れる潮干狩りは、メディアでも取り上げられるほどの県内定番スポットです。
横浜シーサイドライン「八景島駅」前の海岸には安山岩があるため、磯遊びができるようになっています。
カニやアサリなどの小さな生き物たちが息づく広い砂浜は、小さなお子様連れでも安心して水遊びを楽しめます。

海では、ウインドサーフィン・ボートセーリング・ビーチバレー・ビーチサッカーなどができる場所が充実しています。
そのため、マリンスポーツを行う方々からは人気の場所です。
海の向こう岸には、八景島シーパラダイスの遊園地エリアが見えます。

海の公園の詳しい内容は、別のコンテンツでもお伝えしています。
こちらもあわせてご覧ください。

休日は横浜唯一の海水浴場「海の公園」へ行こう – 横浜で暮らそう

横浜・八景島シーパラダイス

横浜・八景島シーパラダイスは、「”海上の楽園”(シーパラダイス)」という意味があり、国内最大級の水族館・アトラクション・レストラン・ショップ・ホテルの5つのエリアで構成された複合型海洋レジャー施設です。
水族館は「アクアミュージアム」など4つのエリアに分かれています。

特に、海の生き物たちとふれあい体験ができる「ふれあいラグーン」や”海育”がコンセプトとなった「うみファーム」は、小さな子どもから大人が「学び」を通して楽しめる人気の施設です。
アトラクションエリアは絶叫系を含む13のアトラクションがあり、とても充実しています。(*2021年1月現在)

1日遊んだあとには、レストランで食事をしたり、ショップでお土産を購入するのも良いですね。
ホテルもあるため、横浜・八景島シーパラダイスで宿泊することも可能です。
夏には、期間限定で八景島シーパラダイスオリジナルの花火ショー「花火シンフォニア」が夜空に打ち上がるため、デートにもピッタリです。
※なお、2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止でした。

「横浜・八景島シーパラダイス」
営業時間 8:30〜22:30(*各エリアによって異なる)
定休日 なし
入場料金(水族館の入館チケットとアトラクションフリーパスのセット料金)
[大人/高校生]5,200円[シニア/小・中学生]3,700円[幼児(4才以上)]2,100円
(*営業時間、定休日は異なる場合があります)

金沢自然公園

金沢自然公園は、約60万m²の広大な敷地を有する横浜市立自然公園です。
「かながわの公園50選」に選定されている園内は、「動物園エリア」と「植物区エリア」に分かれています。

動物園エリアの「金沢動物園」では、おもに絶滅危惧種保存に力を入れています。
そのため、日本の動物園のうち、金沢動物園のみで見られる世界的な絶滅危機にある希少動物や「世界三大珍獣」とされる「オカピ」を飼育・展示しているのが1番の魅力です。

金沢動物園で見られる「オカピ」

ここ数年では、毎年8月に夜のライトアップされた動物園に入館できる「金沢ナイトZOO」も開催されています。
普段では見ることのできない動物たちの姿を幻想的な雰囲気で楽しめると、とても人気のイベントです。
※なお、2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となりました。

金沢動物園
金沢動物園

植物区エリアでは、約300種類3万5千本の四季折々の植物が植えられているほか、全長100mのローラーすべり台のアスレチック施設やバーベキュー広場などもあります。
他にも、横浜・八景島シーパラダイスと同じく、カフェやショップなども併設されているため、1日楽しんだ思い出としてお土産を購入するのもおすすめです。
横浜市最大級の緑に囲まれ、時期を問わずに1日中楽しめる施設となっています。

金沢自然公園
金沢動物園

「金沢自然公園」
営業時間 8:30〜22:30
定休日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日休園)12月29日~1月1日
(*5月/10月は無休)
(*「植物区エリア」は年中無休)
「動物園エリア」入場料金
[大人]500円[高校生]300円[小・中学生]200円[小学生未満]無料
(*[小・中・高校生]毎週土曜日は無料)
(*営業時間、定休日は異なる場合があります)

ここまで、各施設をご紹介しましたが、詳しい情報は公式ホームページをご確認ください。

金沢文庫に住んでみよう 暮らしてみよう – 横浜で暮らそう

三井アウトレットパーク横浜ベイサイド

三井アウトレットパーク横浜ベイサイドは、全国に7店舗ある三井不動産グループが展開するアウトレットモールです。
2020年6月に2年間の大規模改修を経て、リニューアルオープンしました。
海に面している建物は、施設全体がオシャレな洋風テイストになっています。

「三井アウトレットパーク横浜ベイサイド」
営業時間[ショップ]10:00~21:00[レストラン]11:00~21:00([フードコート]10:30~)
定休日 なし
駐車場最大収容台数 3,000台
(*営業時間、定休日は異なる場合があります)

三井アウトレットパーク横浜ベイサイドの詳しい内容は、別のコンテンツでもお伝えしています。
こちらもあわせてご覧ください。

横浜のアウトレットといえば… 三井アウトレットパーク横浜ベイサイド – 横浜で暮らそう

横浜 金沢区はアウトレットと工場直売の街 – 横浜で暮らそう

コストコ金沢シーサイド倉庫店

コストコ金沢シーサイド倉庫店

最後にご紹介するのは、コストコ金沢シーサイド倉庫店です。
コストコは、アメリカ生まれの会員制大型倉庫店舗で、1999年に日本1号店を出店しました。
食料品をはじめ、日用雑貨や家電などの様々な商品をアメリカンサイズで取り揃えています。
「高品質な商品とサービスをよりお買い得価格で提供」をモットーに、日本で26店舗を展開しているうちの1店舗が、ここ金沢区にあります。

ここ数年で、多数のメディアに取り上げられていることで有名になりましたが、会員制のため、店内にはメンバーズカードを発行しなければ入れません。
豊富な品揃えや低価格はもちろんですが、コストコの1番の魅力は「オシャレな店内」です。
海外の巨大スーパーのようなコンクリートがむき出しの店内は、約8mある天井と隅から隅までぎっしりと並んだ商品が、店内を歩いているだけで海外のスーパーに訪れたような雰囲気が味わえます。

「コストコ金沢シーサイド倉庫店」
営業時間 10:00〜19:00
定休日 なし(1月1日は休業)
年会費 4,400円(税抜)
駐車場最大収容台数 700台
(*営業時間、定休日は異なる場合があります)

横浜市金沢区の魅力はここ!

自然・歴史から・レジャー・ショッピング など…
さまざまな顔を持ち、老若男女問わず楽しめる「金沢区」。
地元の人々からも愛され、魅力溢れる「海辺の街」金沢区に足を運んでみてはいかがでしょうか。

【大募集】横浜の周辺情報 ここが知りたい!

横浜・相鉄沿線・周辺のここが知りたい!

アフィリエイトならイークリック
関連コンテンツ
Writer