横浜 40年以上住んで感じた街の魅力 横浜出身者目線
このコンテンツは、生まれも育ちも横浜、横浜出身目線で。
横浜の魅力、横浜に住むメリットを横浜の「中の人」が昔の横浜と今の横浜の変化から主観的に伝えています。
生まれも育ちも横浜の私が思う横浜
私が生まれ育ったのは、横浜市中区。
横浜市と言っても、実はかなり地域が違っていて自分の住んでいる街を聞いて見ても全く違います。
「横浜っていうと『中区・西区・神奈川区』だよね」なんていい方をする方もいらっしゃいます。というのもいわゆる観光地がその地域に集中しているので、そんな言い方をされる方もいます。
その観光地で育った私は、横浜を人に説明するのは、大体皆様が抱いている「横浜」のイメージに近いと思います。
車で10分程度の場所には、元町があり、中華街がある。中華街は食事を食べに行くこともありますが、食材を買いに行ったりもしますので、私からすると「観光しにいく場所」というより「生活圏」でした。
なので、いつも生活圏に観光客がいつもいるという感覚でした。
また、最近は特にインバウンドも行政が積極的になっていることもあり、外国人観光客も多いですね。
「横浜」は開港して160年以上となり、当時から外国人が住み「外国人居留区」があった時代もあったので、昔から横浜には外国人が多くいるのも横浜の特徴かもしれませんね。
特に私が幼い頃は、家から徒歩圏に米軍の接収地があったのも影響してか、外国人が生活圏にいるというのは全く抵抗がありません。
そういうことは、私にとって「当たり前」だったのですが、大人になってから他県出身の方に話をすると「それは当たり前ではないよ」と言われることもあり、それはこの「横浜」の特徴なのかもしれません。
英語を話す米軍関係者、中国語を話す中華街で働く人たちが身近にいる中での生活は、やっぱり特殊なのかもしれませんね。
横浜も変化してきた
発展を遂げる横浜
私が40年以上横浜で暮らしていて、目まぐるしく変化をしています。
横浜駅の周りだけでも、東口は「横浜そごう」「マルイ」ができ、「ベイクオーター」が出来ました。
西口も「三越」が「ヨドバシカメラ」になったり、「ダイヤモンド地下街」が「ジョイナス」になったりと変化しています。
今では「NEWoMan」ができて、駅ビルが北側に伸びて行っています。
横浜駅直結 JR横浜タワーの楽しみ方 ! – 横浜で暮らそう
その他大きくは、「みなとみらい」が出来たことで、海沿いのエリアが整備されました。
港北ニュータウンができて、横浜市営地下鉄がどんどん伸びてショッピングモールもたくさんできました。
遊べるエリアも「八景島シーパラダイス」や「ズーラシア」が出来て、ファミリーが楽しめるスポットも多くなりました。
少し勢いを失ってきてしまった横浜
横浜は発展してきた場所が多く、勢いがなくなって来た場所なんかあるのか?と思われるかもしれませんが、残念ながらあります。
例えば「伊勢佐木町」などはその代表かもしれません。
私が子供の頃は、伊勢佐木町に行って松坂屋でお買い物。書籍や文具は「有隣堂」などで購入。帰りには「不二家」でご飯やデザートを食べて帰るのが嬉しかった記憶があります。
現在は松坂屋だった場所も、日本中央競馬会の場外馬券場とカトレヤプラザになりました。
以前とは街を歩く客層が随分変わってしまったように思います。
横浜の中での地域差
港町、ヨコハマのイメージ
みなさまのイメージは、そういうイメージが大きいですよね。もちろん横浜の出身の方もそう言う方も多いと思います。
観光地だけでなく、行政も海に近い地域にあります。
神奈川県庁、神奈川県警本部なども海に近い地域ですし、今年移転した横浜市役所も「JR桜木町駅」と「みなとみらい線 馬車道駅」の間くらいの場所ですので、「横浜と言ったら〜」と思うわけです。
また少し年齢の上の方々だとご存知かもしれませんが、1970年代後半から1980年代前半に流行した「ハマトラ」という横浜 元町から大流行したファッションがありました。
横浜流行の発信地と呼ばれていた元町の今をぶらり – 横浜で暮らそう
それをご存知の方だと「元町発祥のブランドでマリンカラーのファッションに身を包んだ山手のお嬢様」というイメージを持っている方もいたりするようです。
ですが、横浜全体が「海の香り漂う港町」のイメージなのでしょうか??
実は農業もしているヨコハマ
趣味レベルで農業をちょっとやっているだけ・・・なんて思わないでください!
実は都会のイメージの横浜ですが、農業をやっている方も結構いらっしゃいます。
その1つが「浜なし」と言う梨のブランドがあります。収穫量が少ないので、「知る人ぞ知る」なのですが、根強いファンもいます。
私も以前いただいたことがありますが、とても美味しい梨です。
ちょっと意外でしたか?
結構庶民的な横浜も
横浜というと先にあった通り「元町でお買い物」などのセレブっぽいイメージがありますが、そういう方もいます。
ですが、庶民的な部分もたくさんあって、横浜にはこの時代に「賑わう商店街」がいくつもあります。
上の写真にある「松原商店街」は、土日はもちろんのこと平日でも賑わっています。
横浜にもあるアメ横 「洪福寺松原商店街」は新しい横浜観光スポット – 横浜で暮らそう
他にも横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋駅」近くの「横浜橋商店街」も、混み合っています。今はお亡くなりになった 桂歌丸さんの地元だったので、今も商店街には歌丸さんのイラストがあちこちにあります。こちらの商店街は野菜がとても安かったり、種類豊富なキムチ屋さんがあるので、近所の飲食店さんなども仕入れにくるほどです。
「横浜なんてセレブの住むところ」なんていう先入観のある方もいるようですが、横浜も庶民的なところがたくさんあって、学校もたくさんあり、住みやすい場所ではないかと、40年以上住んでいて思います!