京急線 鶴見市場駅の魅力とは? 住みやすいの?
京急線 鶴見市場駅の魅力とは? 住みやすいの?
みなさんは「鶴見市場」と聞いて、どんなイメージが思い浮かびますか?
雰囲気 治安 利便性 交通アクセス など…
その街の「魅力」や「住みやすさ」には、さまざまな条件が含まれます。
今回は「穴場で暮らしやすい横浜 鶴見」の中でも「鶴見市場駅」の魅力や住みやすさを、鶴見区民歴が20年以上になる私がお伝えいたします。
このコンテンツは「鶴見での暮らしを検討している方」に向けたものとなっています。
鶴見市場ってどんなところ?
鶴見市場は、京急線「鶴見市場駅」が最寄りの横浜市鶴見区にあります。
「鶴見市場駅」周辺は、横浜市鶴見区と川崎市幸区が跨る区境にもなっているのです。
京急線「鶴見市場駅」のアクセスとしては「京急川崎駅」から2駅目の場所にあります。
また「横浜駅」までは約15分、「品川駅」までは約15分、「羽田空港国際線ターミナル駅」までは約20分で行くことができます。
他にも、駅の東側には国道15号線が走っており、車での移動もしやすくなっています。
横浜や都内で働く方にとっては利便性が高く、住みやすい街なのです。
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横浜 鶴見ってどんな街? 暮らしやすいの? – 横浜で暮らそう
「鶴見市場駅」の歴史は、以下の通りになっていました。
1905年(明治38年)12月24日 – 市場駅として開業
鶴見市場駅 – Wikipedia
1915年(大正4年) – 八丁畷駅の開業に伴い廃止
1916年(大正5年) – 地元の要請で、旧来より230m神奈川寄りの位置に再開業
1927年(昭和2年)4月 – 鶴見市場駅に改称
「鶴見市場駅」の名称は、明治時代にこの地に開業した「市場駅」から来ているのです。
鶴見市場 駅周辺には何がある?
鶴見市場 駅周辺は、住宅地となっています。
他にも、スーパーやコンビニ・公園など、生活する上で便利な施設が揃っています。
ここからは、散策した「鶴見市場駅」周辺のおすすめスポットを4つご紹介いたします。
江戸時代から伝わる名勝 鶴見川橋
鶴見川橋(旧:鶴見橋)は、徳川家康が東海道を整備した際に架けた歴史ある橋なのです。
全長約120mのアーチ状になっている現在の鶴見川橋は、1997年に完成しました。
鶴見橋(現鶴見川橋)は,家康が東海道を整備した慶長年間に架けられた橋である。六郷川の橋は元禄年間の洪水で流失し,明治初年まで渡し船になっていたため,鶴見橋は江戸を出て京都へ向かう旅人が,最初に渡る大きな橋だった。
鶴見の歴史 – 横浜市鶴見区
鶴見橋界わいは,葦の原にツルやミズドリが生息し,河口付近には帆かけ舟が浮かび,富士山も眺めることのできる景勝の地であった。初代広重の絵をはじめ,多くの文人墨客がその美しさを旅日記や歌に残している。
旧東海道が通る熊野神社
熊野神社は、約1200年の歴史を持つ神社となっています。
木彫りの鷽(うそ)や八咫烏(やたがらす)のお守りや御朱印などが有名です。
普段は無人神社のため、これらの授与品を希望する場合は、事前に連絡することをおすすめします。
ご祭神は、国常立尊・伊邪那岐命・伊邪奈美命の三柱です。
6月には、地元の方々で盛り上がる「熊野神社例大祭」が開催されます。
子どもから大人までが神輿を担ぎながら、町内を練り歩きます。
他にも、神社の境内に屋台が出店するため、いつもは静かな神社も、この日はにぎわいを見せるのです。
熊野神社のある旧東海道には、一里塚もあります。
一里塚(いちりづか)は、旅行者の目印として大きな道路(街道)の側に1里(約3.927キロメートル)毎に設置した塚(土盛り)である。
一里塚 – Wikipedia
慶長9年(1604)、徳川家康は街道を整備し、一里ごとに5間四方の塚を築いた。塚には榎などの樹木を植え、旅人の里程の目安とした。日本橋から5番目。地元では5年ごとに仮装や山車などをつくりパレードをする。平成元年に横浜市の登録文化財となった。
史跡や神社・寺6 – 横浜市鶴見区
鶴見市場は、江戸時代からの貴重な場所が残る「歴史ある街」なのです。
市場銀座商店街でお買い物
駅の北側に続き、旧東海道沿いにあるのが「市場銀座商店街」です。
商店街は「熊野神社」の前まで続いており、目印となるアーチ状の入口には、シンボルとなる時計が掲げられています。
下町情緒漂う商店街は、どこか懐かしさを感じる「昔ながらの商店街」となっています。
地元の方々でにぎわっている商店街ですが、周辺にスーパーやコンビニがオープンしたことで、現在は半分ほどがシャッターを下ろしたままとなっていました。
鶴見中継所で箱根駅伝を応援
「鶴見市場駅」から歩いてすぐのところには、お正月恒例イベント「箱根駅伝」の「鶴見中継所」があります。
ここで、鶴見中継所の見どころをご紹介いたします。
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横浜 年末年始の過ごし方 – 横浜で暮らそう
往路となる2区は、鶴見中継所から戸塚中継所を結ぶ区間となっています。
箱根駅伝で最も距離が長いことから「花の2区」とも呼ばれています。
上りと下りが激しく、「ごぼう抜き」や「区間新記録」などが見られる区間となっているため、走者の力量が試される区間なのです。
復路となる9区は、戸塚中継所から鶴見中継所を結ぶ区間です。
優勝争いを大きく決定付けるこの区間は、2区と同様に各校のエース選手が集まります。
また、翌年の箱根駅伝に出場するために必要な10位以内を狙い、接戦の「シード権争い」が繰り広げられます。
他にも、ゴールまでたすきを繋げられず、涙の「繰り広げスタート」を切るなど、鶴見中継所でのたすきリレーは目が離せません。
数多くのドラマが生まれる重要な2区と9区の鶴見中継所地点には「明日へ走る」と刻まれた、バトンを渡す選手の記念碑が建てられています。
毎年、箱根駅伝が開催される1月2日~3日は、歴史的瞬間に立ち合うために大勢の観客で混雑します。
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鶴見市場の治安について
最後に、鶴見市場の治安についてお伝えいたします。
まず、横浜市全体の人口と「鶴見市場」のある鶴見区の人口を見てみましょう。
横浜市 | 3,757,630人 |
鶴見区 | 244,701人 |
横浜市内の人口ランキングでは、第3位(全18区)となっています。
次に、人口から鶴見の治安を算出します。
鶴見区よりも人口の多い上位5区の犯罪発生率から、治安を比較します。
(犯罪発生率=犯罪数÷人口×1,000)
順位 | 区分 | 犯罪発生率(%) | 人口(人) |
1位 | 青葉区 | 1.88 | 311,442 |
2位 | 神奈川区 | 2.51 | 246,116 |
3位 | 港北区 | 2.54 | 356,368 |
4位 | 戸塚区 | 2.77 | 281,141 |
5位 | 鶴見区 | 2.99 | 293,724 |
鶴見市場の魅力とは
ここまで、鶴見区にある「鶴見市場」についてお伝えしました。
「鶴見市場」は、下町情緒溢れる街となっています。
また「利便性が良いこと」「歴史あること」から、ファミリーにも最適な街なのです。
少しマニアックで、魅力溢れる「鶴見市場」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
このコンテンツを通して「鶴見市場の暮らし」を検討している方の参考にもなれば幸いです。