横浜で住む、暮らす、楽しむ 横浜に住む暮らすの情報

横浜市栄区ってどんなところ?

大船駅 北改札

この記事を読むのに必要な時間は約 19 分49秒です。

横浜市栄区ってどんなところ?
みなさんは「栄区」と言われてどんな街のイメージがありますか?
市内でも特に自然が多く、子育て世代のファミリーが住みやすい人気の街となっています。
ここでは、そんな「横浜市栄区」について紹介するコンテンツです。

横浜市栄区ってどんなところ?

国内外多くの観光客で賑わう人気の観光地「横浜」。
横浜18区の南側に位置している「栄区」は、鎌倉市にも隣接しているのが特徴です。
東西に長い地形のため、市内では「金沢区/磯子区/戸塚区/港南区」と隣接しています。
栄区の人口は約121,060人で、区域面積は約18.6k㎡です。(2022年7月現在)
この栄区の人口は、西区に次いで2番目の少なさとなっています。
そして、起伏のある丘陵地が多い栄区は、緑豊かで自然が多いことも魅力の1つです。
自然が多いことから、子育て世代のファミリーにも人気の街となっています。
「栄区の歴史とは?」「街の雰囲気はどんな感じ?」「住みやすさは?」
今回は「栄区」の魅力を、気になる内容とともにお伝えします。

大船駅前
本郷ふじやま公園 竹林

横浜で住むなら何区がいい 横浜18区から厳選 – 横浜で暮らそう

栄区の歴史と変遷

まずは、栄区の歴史についてお伝えします。

栄区の歴史は、古くは飛鳥・平安時代までさかのぼることができるが、特に、鎌倉時代には幕府との結びつきが深く、東方に対する軍事的に重要な役割を果していたと推定され、鎌倉道や数多くの史跡が残されている。

栄区の町名とその由来 – 横浜市栄区

栄区の歴史は、現存する建物から縄文時代や飛鳥時代までさかのぼります。
その歴史的建物は、おもに「公田ジョウロ塚遺跡」などです。
公田ジョウロ塚遺跡は、人頭を模した日本最大級の土器が出土したことで知られています。

顔面把手 横浜市栄区公田ジョウロ塚遺跡出土
【テーマ1】原始・古代「さがみの古代に生きた人びと」- 神奈川県立歴史博物館

桂台からは縄文時代晩期、紀元前300年頃の遺跡が発掘されており、一時、桂台式土器と名付けられ話題となりましたが、現在は規準土器からは、はずされています。中期の公田町遺跡から「人面把手(じんめんとって)」(神奈川県立歴史博物館蔵)といわれている土器が見つかっています。蛇をかたどったもので、縄文人の信仰との深い関係があるとのことです。

わが町自慢 – 横浜市栄区

また、かつては鎌倉市(旧:相模国鎌倉郡)に属していた「栄区」。
そのため、古くから栄区と鎌倉市はつながりの深い地域だったそうです。

栄区は昭和61年11月3日の行政区再編成にともない、(旧)戸塚区の本郷地区と豊田地区を中心とする地域から新設した。
地域全体としては農業地帯として発達し、明治21年に大船駅が開業し、明治22年に横須賀線が開通して、市街化が進んだ。
昭和14年に鎌倉郡の本郷村と豊田村を横浜市へ編入し、戸塚区の一部となる。
栄区内の町名は、鍛冶ケ谷町、公田町など古い時代の名をそのまま受け継いで、歴史的地名が残されており、住居表示により新設した町についても、犬山町、尾月、上之町、亀井町など字名に因んで町名を付けたものが多い。

栄区の町名とその由来 – 横浜市栄区
大船駅

栄区は1939年に住民サービス向上のため、現在の泉区とともに戸塚区から分区しました。
分区後も「鍛冶ケ谷町/公田町」などは、鎌倉時代からの地名がそのまま使われています。
そして、栄区の誕生で新設された町名も一部は歴史的に重要な地名に由来しているのです。
すでに存在していた地名を残すことで、歴史が後世へ受け継がれているのが分かりますね。
ちなみに、本郷地区は1939年に鎌倉郡から横浜市へ編入し、栄区となりました。
このような名残から、1976年代頃まで電話番号の市外局番が横浜市ではなかったのです。
鎌倉市扱いだったため、同じ横浜市でも市外局番「045」のダイヤルが必要でした。

東戸塚オーロラシティ入口
戸塚区 オーロラシティ

昭和13年に、小菅ケ谷町から桂町にかけて海軍燃料廠が設置され、
昭和27年4月29日に燃料廠跡地が米軍に接収され、大船PX(PACEX・倉庫地区)となるが、昭和42年に返還されて、公共施設や高層住宅が建設された。昭和40年代から50年代に丘陵地に大規模な住宅開発が行われ、住宅都市としての性格を強めた。昭和48年に国鉄本郷台駅が開設され、現在の区心の町並みが形成された。「緑豊かな生活文化都市」を目指し、歴史と自然を生かした特色ある区づくりが進められている。

栄区の町名とその由来 – 横浜市栄区

小菅ケ谷のあるJR線「本郷台駅」周辺は、1960〜1970年代に大規模開発が行われました。
もともと丘陵地だったこのエリアに、高層マンションや公共施設が建設されたのです。
これにより、現在の栄区エリア(旧:戸塚区)は人口が急増し、400,000人を超えます。
当時、戸塚区から栄区と泉区が分区したのは、このような背景があったことが理由です。
栄区誕生後は人口増加率が低下したことで、人口も減少傾向となりました。
しかし、現在は「緑豊かな生活文化都市」の整備が進んだことで、再び増加しています。
現在の住みやすさに特化したベッドタウンに成長していったことが分かりますね。

ちなみに「栄区」という区名の由来ですが、公募によって決定しました。

区名は、公募により本郷区、南戸塚区、湘南区、栄区、桂区、大船区、根岸区、光区、戸塚南区、上郷区などから選定し、本郷、豊田の両地区の共栄を期し、新しい区として未来に向けて、大きく栄えていくことを祈願し、明るく、華やかなイメージのある、簡潔で、語調もよい区名を決定した。

栄区の町名とその由来 – 横浜市栄区

区名の候補はいくつかあったようですが、簡潔で語調の良い「栄区」となったそうです。
なんと言っても、区名の未来へ向けて「栄える」という明るい印象が決め手となりました。

横浜の本郷台に暮らす – 横浜で暮らそう

栄区のおすすめスポットと街の魅力

次は、エリアごとで栄区の街について魅力をお伝えします。
栄区の中心から東西へ横断するように「㹨川(いたちがわ)」が流れています。
西側エリアは低い土地となっているのが特徴で、南北に「柏尾川」も流れているのです。
川が流れていることで、団地や工場の密集する地域となっているのも特徴の1つ。

一方で、東側/南側エリア一帯は住宅街が多く、丘陵地に囲まれた地形となっていました。
住宅街は、JR線「本郷台駅」を中心とした「本郷地区」と「豊田地区」に分かれています。
山側から海側へ続くこのエリアは、鎌倉市や三浦半島へつながる場所でもあるのです。
災害での津波や高潮などは心配ありませんが、坂道が多く不便に感じるかもしれません。

駅/商店街/娯楽施設の少ない印象のある「栄区」。
そんな栄区でお買い物をするなら「大船駅」と「本郷台駅」周辺がおすすめです。
特に「大船駅」前は、駅直結の「アトレ大船」「グランシップ大船」が充実していました。
これらの商業施設は、地元の方々がよく利用するショッピングモールです。
駅周辺は飲食店も多く、平日の仕事帰りに駅周辺だけでお買い物が済むのは便利ですね。
また、桂台エリアには「イトーヨーカドー桂台店」があり、駅へ行かずに買い物できます。

交通アクセスは、栄区の最寄り駅はJR線「大船駅」と「本郷台駅」になっています。
区の北側/南側エリアには、横浜環状3号線と4号線がそれぞれ通っているのです。
この横浜環状3号線は、2022年3月に一部の区間で国道1号線と16号線が開通しました。
そして、2024年には「横浜環状南線」と「横浜湘南道路」を繋ぐ道路も開通するのです。
金沢区にある横浜横須賀道路の「釜利谷JCT」へ接続しているのが「横浜環状南線」。
これにより「栄IC(田谷町)/公田IC(公田町)」と栄区に新たに2つのICが誕生します。
そのため、栄区から首都高速道路や圏央道などへのアクセスは飛躍的に向上しますね。

大船駅
大船駅

ちなみに「大船駅」からは、以下のように4路線へ乗り換えできるのです。

  • JR東海道本線
  • JR京浜東北・根岸線
  • JR湘南新宿ライン
  • JR横須賀線
  • 湘南モノレール

「大船駅」は、東海道本線・横須賀線・湘南モノレールなどが揃っています。
湘南モノレールは、観光地である鎌倉や江ノ島へ1本で行ける路線です。
他にも、東京・小田原・横須賀と多方面の駅へ1本で行けます。
ちなみに、JR湘南新宿ラインで行けば「大船駅」から「新宿駅」まで約45分です。

大船駅

また「大船駅」東口には、大きなバスタミナールがあり、行き先も充実していました。
「金沢八景駅/戸塚駅/港南台駅/上大岡駅/桜木町駅」へのバスもたくさん出ています。
そのため、通勤・通学/お出かけにもアクセスが良くてとても便利ですね。

なんと言っても「栄区での住まい」1番の魅力は、豊富な自然に囲まれていることです。
ここからは、実際に子育て世代が楽しめる栄区のおすすめスポットを3つご紹介します。
訪れる際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

横浜市と鎌倉市の境、便利な大船駅 – 横浜で暮らそう

本郷ふじやま公園

まず1つ目は、住宅街の中にある森に囲まれた都市公園「本郷ふじやま公園」です。
本郷ふじやま公園は、鎮守八幡宮の森に囲まれた緑豊かな里山となっています。
約90,000㎡の敷地面積を誇る園内には、見どころがたくさんあるのです。
たくさんの入口があり、訪れる場所によって使い分けましょう。

園内には、以下のようなさまざまな木々が生い茂り、自然の原風景が残っている場所です。

  • 常緑樹(スダシイ/シラカシ)など
  • 広葉樹(クヌギ/コナラ)など
  • 針葉樹(スギ/ヒノキ)など

また、園内の自然を使った体験教室といったワークショップも定期的に開催されています。
特に夏休みになると、子ども向けの体験型イベントが多くなるため、見逃せませんね。
そして、江戸時代に鍛冶ヶ谷村の名主だった「旧小岩井家住宅」もありました。
この住宅は主屋と長屋門が園内に移築され、創建当時の姿に復元されているのです。
建造物としては、当時の一般農家では見られない格式あるつくりとなっています。
入場料は無料ですが、毎月第1水曜日が休館日となっているため、ご注意ください。
江戸時代からの古民家として、歴史を今に伝えることを目的に見学も可能です。
このようなこともあり、2002年には「横浜市指定有形文化財」に指定されました。

一番のおすすめスポットは、日差しを遮るほど高く育った竹林です。
京都の観光名所として有名な竹林にも負けないほど立派な竹林が園内に2か所あります。
「中野竹林」と「鍛冶ヶ谷竹林」で分かれており、両方訪れるのもアリですね。
この竹林へ進んでいくと、炎天下よりも体感で気温が-2℃程度涼しく感じました。

本郷ふじやま公園 竹林
本郷ふじやま公園 竹林

道路は舗装されたアスファルトに太陽が照り付けることで、さらに気温が上昇します。
一方、竹林は土に竹の葉が落ちていることで照り返しもありません。
そのため、土のフカフカでやわらかい感覚が足にも優しいですね。
竹林には「モウソウチク(食用)」と「マダケ(竹細工用)」の2種類が樹生しています。
普段は間近で見ることのない竹ですが、ぜひ見比べてみてくださいね。
他にも「弓道場」があり、ここは部活動など身体を動かしたい方が通っているそうです。
公園へ訪れる際には虫除け対策をしっかり行い、動きやすい服装で訪れましょう。

本郷ふじやま公園 竹林
本郷ふじやま公園 竹林

アクセスは、JR線「本郷台駅」から神奈川中央交通バスで約20分となっています。
「鍛冶ヶ谷」バス停もしくは「中野町」バス停で下車し、歩いて約3分です。
なお、このバス停はJR線「港南台駅/大船駅」と京急線「金沢八景駅」からも行けます。
他にも、車で訪れる際は公園の駐車場があるため、そちらも利用可能です。
ただ、最大駐車台数が30台ととても小さな駐車場のため、ご注意ください。
ちなみに、JR線「本郷台駅」から歩く場合は約30分かかるため、夏はおすすめしません。

JR線「港南台駅」

横浜の暑い夏も 本郷ふじやま公園で – 横浜で暮らそう

横浜自然観察の森

次の2つ目は、市内最大規模の緑地「横浜自然観察の森」です。
横浜自然観察の森は、「自然観察の森」としては日本初となる1986年に開園しました。
敷地面積440,000㎡を誇る園内には、約3,500種類の生き物が生息しています。
ちなみに、この広さは東京ドーム9個分と同様でとても広大ですね。

横浜自然観察の森 案内図

山や水辺など、豊かな自然が残る森となっているため、夏にはヘイケボタルが見れます。
1年を通してさまざまな生き物を間近で観察できるため、お子さんは嬉しいですね。
園内には、生き物についての展示や本が揃う屋内施設「自然観察センター」もあります。
施設の入館料は無料のため、夏休みの自由研究など自然を学べる場所としてもおすすめ。
ただ、広場はあるものの、遊具などの遊べる場所も一切ありませんでした。

横浜自然観察の森 ノギクの広場

園内の道は舗装されていますが、自然を楽しめるハイキングコースという雰囲気です。
そのため、最低限のベンチとトイレのみで自動販売機や売店などはありません。
水筒やペットボトルなど、水分補給ができる飲み物をあらかじめ持参していきましょう。
こちらも訪れる際には虫除け対策をしっかり行い、動きやすい服装の方が良いです。

遊歩道
横浜自然観察の森 休憩スペース

ちなみに、園内の利用時間は日の出から日の入りまでとなり、夜間は利用できません。
そして、自然観察センターの休館日(月曜日・年末年始)でも、園内は散策できます。
また、園内の生き物たちが過ごしやすくするためにルールやマナーを必ず守りましょう。
アクセスは、京急線「金沢八景駅」から神奈川中央交通バスで約15分です。
最寄駅の「横浜霊園前」バス停で下車し、歩いて約7分となっています。
ちなみに、JR線「大船駅」からも行くことができました。
JR線「大船駅」からは、神奈川中央交通バスで約25分と少し時間が掛かります。

横浜自然観察の森入口
いきものにぎわいのある森からのおねがい看板

横浜自然観察の森でいきもの探しと森林浴を楽しもう – 横浜で暮らそう

神奈川県立地球市民かながわプラザ「あーすぷらざ」

最後の3つ目は、宇宙船をイメージした球体型の近代的な建物「あーすぷらざ」です。
「あーすぷらざ」は愛称で、正式名称は「神奈川県立地球市民かながわプラザ」。
1998年に開館した施設内は、以下の3つがテーマとなっています。

  1. こどもの豊かな感性の育成
  2. 県民の地球市民意識の醸成
  3. 県民の国際活動の支援

異国文化など、さまざまな企画/展示/体験できるイベントが開催されているのです。
国際文化に興味のある方はもちろん、子育て世代のファミリーにも楽しめる施設ですね。
施設内には、レストランやカフェなどもあって1日楽しめるようになっていました。

あーすぷらざ(神奈川県立地球市民かながわプラザ)公式Twitter より

ただ、入館料が大人の場合は400円となるため、ご注意ください。
他にも、施設内では毎年「あーすフェスタかながわ」というイベントも開催されています。
このイベントは、世界各国の味が楽しめる屋台や民族音楽/舞踊などが楽しめるのです。
こちらもあわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
アクセスは、JR線「本郷台駅」から歩いて約3分です。
駅の改札口を出て、左側をまっすぐ行くと近未来的で特徴のある建物が見えてきますよ。

栄区で暮らしを始めるなら

ここからは「栄区に住む」という視点から、さまざまな情報をお伝えします。
「横浜市栄区」で住まいをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。
栄区には行政区としての区役所があるため、手続きなども便利となっています。
アクセスは、JR根岸線「本郷台駅」から歩いて約12分です。
いたち川プロムナードから城山橋を左折し、約150m進むと区役所入口が見えてきます。
区役所は「本館」と「新館」の2つに分かれていました。
手続き内容によって窓口も異なるため、あらかじめ確認してから訪れましょう。

参考:アクセス・窓口等のご案内 – 横浜市栄区

栄区 – Wikipedia

そして「栄区に住む」ことになったら、気になる「治安」についてお伝えいたします。
横浜市の統計によると、栄区の人口は第17位です。(2022年7月1日現在)
そこで、栄区の治安は「横浜市人口/世帯数」の上位5区から犯罪発生率を比較しました。
(犯罪発生率=犯罪数÷人口×1,000)

順位区分犯罪発生率(%)人口(人)
1位青葉区1.9311,146
2位保土ケ谷区2.4206,631
3位都筑区2.4214,891
4位戸塚区2.5284,084
5位旭区2.6243,359
参考:推計人口・世帯数【最新】「横浜市人口ニュース No.1145」- 横浜市
参考:2021年1~11月累月暫定値 刑法犯 罪名別市区町村別 認知件数 – 神奈川県警察

栄区は人口121,060人、犯罪発生率1.6%となっています。
以下の人口が多い5区と比べても、1位の青葉区より0.3%も少ないことが分かりますね。
このようなことから、栄区は比較的安全で過ごしやすい区です。

大船駅

横浜市栄区はこんなところ!

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで「横浜市栄区」の魅力についてお伝えしました。
少しでも参考になれば幸いです。
栄区は自然や住宅街が多いことで、子育て世代のファミリーにも人気の街となっています。
また、お子さんがのびのび遊べる大きな公園や施設が充実しているのも良いですね。
市内南部に位置する「栄区」へ足を運び、街を散策して自然を満喫してみませんか。

大船駅バスターミナル
【大募集】横浜の周辺情報 ここが知りたい!

横浜・相鉄沿線・周辺のここが知りたい!

関連コンテンツ
Writer