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住みたい街ランキング 横浜がなぜ1位なのか
いつも1位に登場する「住みたい街 横浜」。
ここでは、住みたい街横浜について「横浜生まれ横浜育ち」が今までの経験と知識を分解してコンテンツ化しました。
横浜はとても広く、人口も多い街です。
これから横浜に暮らそうと考えている方の参考になれば幸いです。
目次
今年もまた、『住みたい街ランキング2020(関東版)』(不動産・住宅サイト SUUMO(スーモ)発表)にて第1位に輝いた横浜。3年連続トップを維持している理由はどこにあるのでしょうか。
まず、横浜市は行政からの情報発信に力を入れている点は見逃せません。
特にソーシャルメディアとしてFacebook、Twitter、Instagram、YouTube、クックパッドに至るまで、日頃から横浜市としての発信を欠かさないようにしています。20代から40代の世代に横浜の魅力を伝えるにはソーシャルメディアの力を利用しない手はないということでしょう。
また、横浜市民が自ら横浜を愛しつつ、ニューカマーを自然と受け入れる雰囲気を持っていることも大きなポイントです。
『3日も住めば横浜市民』という言葉もあるほど横浜市民になるためのハードルは低く、いつの間にかハマっ子の自負が生まれるという不思議な都市横浜には、一度は住んでみたいと思わせる大きな魅力があるといえるでしょう。
横浜駅には、大変多くの路線が乗り入れています。
鉄道では、JRの5路線(東海道線、横須賀線、湘南新宿ライン、京浜東北線/根岸線、横浜線の他、東急電鉄/横浜高速鉄道相(東急線/みなとみらい線)、京浜急行電鉄(京急線)、相模鉄道(相鉄線)、横浜市交通局(横浜市営地下鉄)が乗り入れています。
2015年には東海道本線が東北本線(宇都宮線)・高崎線・常磐線との相互乗り入れが始まり、また、2019年には相鉄線がJR線との相互乗り入れも始め( 都心直通 )、2022年度中には相鉄・東急直通線が開業される予定となっており、横浜市内から都心への通勤通学には大変便利な環境が整備されつつあるといえます。
横浜駅 は駅別乗降客数(国土数値情報ダウンロードサービス2018年 平成30年度データによる)では、首都圏においては新宿、渋谷、池袋、東京に次いで5位と、大変乗降人数が多い駅で、大半の乗降者は横浜駅での乗換1回で通勤通学が可能な地域に住んでおり、ここ数年の新線の開業に伴い所要時間も短縮されてきています。
横浜市のターミナル駅である横浜駅周辺の商業地域は、西口地域と東口地域に分けることができます。
西口地域には、地下街としてジョイナスとザ・ダイヤモンドがあり、百貨店としてタカシマヤ横浜店、ショッピングセンターとしては、横浜モアーズ(テナントとして東急ハンズが入っている)や横浜ビブレ、電器量販店としてはビックカメラ横浜西口店とヨドバシカメラマルチメディア横浜が、またドン・キホーテ横浜西口店があります。
東口地域には、地下街のポルタ、ルミネ横浜(スーパーマーケットの成城石井が入っている)、2019年に新規オープンした複合型体験エンターテインメントビルのアソビル、百貨店の横浜そごう、ペット同伴も可能のショッピングセンターとしてベイクォーターがあります。
一方で、ハマのアメ横と呼ばれる横浜洪福寺松原商店街は西区と保土ヶ谷区にまたがって位置しており、神奈川区白楽駅前の六角橋商店街と、西区西横浜駅から徒歩圏内の藤棚商店街と共に、横浜の3大商店街として、昔ながらの買物を楽しむことができます。
横浜にもあるアメ横 「洪福寺松原商店街」は新しい横浜観光スポット – 横浜で暮らそう
横浜市は、質の高い教育ができる地域としても人気があり、青葉区の進学率は市内トップで進学塾も多く、英才教育のためのレッスン教室もたくさんあり、都筑区では緑地を生かした公園整備や、ベビーカーに優しい街づくりに力をいれています。こういった地域では、都内へ通学する鉄道路線が充実しているため進学先の選択肢が多く、結果的に教育熱心な家庭が多くなるのもうなずけます。
以前では2年連続で、保育園に入れない待機児童数で全国ワースト1位となったことがある横浜市ですが、その後ハード・ソフトの両面での大きな改革を行い、3年目にはその汚名を返上できた経緯があります。その成果として、例えば、市内の各区に一人ずつ配置することとなった保育コンシェルジュ。この保育コンシェルジュは保育専門の相談員として、働く女性のみならず、働いていない女性の相談にも乗って子育てをサポートしてくれます。
また、放課後児童育成事業を充実させ、ニーズに応じた学童支援ができる体制となっています。
ここでお伝えした横浜の魅力を要点で
横浜は地の利として川崎を挟むとはいえ、東京都の隣。
日本で始めての鉄道が横浜〜新橋という歴史があり、横浜から新橋、途中の品川への通勤の便がよく 相鉄の都心直通により渋谷と新宿もさらに早く近くなりました。
買い物については鉄道が発達するとターミナルの要素が膨れ上がり駅周辺には大型ショッピングができ、その周りには衛星のように商圏が広がり商店街がどんどん誕生する。買い物は生活する上では欠かせない存在のため店舗数も増え便利になっている
鉄道の足、生活としての買い物の便がよくなると、次は子育てとなります。
次世代の横浜市民を広げるために、子育て支援は全国的にみてもとても積極的な街が横浜です。
最後にここでは触れていませんが、観光のイメージでしょう。
異国情緒、みなとまちという東京近郊(東京、千葉、埼玉)に暮らしている方が観光で訪れて、横浜が好きになり。
「横浜に住みたい」となります。
『3日も住めば横浜市民』ということば。
横浜市民へのハードルの低さ、人懐っこさのある街だから、住みたい街ランキング 横浜がなぜ1位 になるのかもしれませんね。
(横浜と言ってもかなり広いですが…)