この記事を読むのに必要な時間は約 22 分6秒です。
2023年大晦日は横浜で年越しカウントダウン
クリスマスも終わり、すぐにやってくるのが「年末年始」です。
特に、12月最終日である「大晦日」は1年を振り返りながら、新年の準備をする日。
横浜は人気観光地のため、年越しのカウントダウンを行うイベントも数多く開催されます。
ここでは、2023〜2024年にかけて横浜で開催の「年越しイベント」を紹介するコンテンツです。
目次
みなさんは、大晦日から新年までの年越しを「誰と」「どのように」過ごしますか?
1年の締めくくりとなる大晦日は、日本ならではのさまざまな楽しみ方があります。
テレビ番組を観る/年越しそばを食べる/カウントダウンをする/除夜の鐘を聞く など…
海外では、カウントダウンイベントを楽しみながら年を越すのが一般的。
近年、日本でもカウントダウンイベントに参加しながら年越しする方々が増えました。
年末年始は、カウントダウンスポットとしても人気の「横浜」。
観光地である「横浜」の雰囲気を楽しみながら、新年を迎えましょう!
「横浜の大晦日ってどんな感じ?」「2022年の年越しカウントダウンイベント情報は?」
今回は、横浜で開催される「2023年の大晦日年越しイベント」についてをお伝えします。
ここからは、実際に横浜で過ごす2023年の年越しイベント情報を6つをご紹介します。
定番イベントや横浜ならではの楽しみ方ができるイベントなどを集めてみました。
年越しカウントダウンイベントは、予約が必要な場所もあります。
また、人気イベントは1年前から販売され、すでに完売しているところも。
一方で、当日に行って楽しめるイベントもたくさんありますよ。
時間帯や楽しみ方によって複数参加もできるため、早めの予定づくりにお役立てください。
訪れる際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まず1つ目は、横浜港でカウントダウンクルーズです。
横浜で大晦日の年越しカウントダウンといえば「横浜港で過ごす」のが定番。
なかでも近年は、新年のカウントダウンを船上で楽しむのが人気となっています。
「遊覧船」「レストラン船」「クルーズ船」などのさまざまな種類があり、楽しいですよ。
横浜の海上で豪華にカウントダウンをしながら、新年を迎えることができます。
特に、大晦日の船はイベントなど「カウントダウン」仕様になるのです。
クルーズ船では、大抽選会/新年の乾杯/打ち上げ花火/DJなどが楽しめました。
豪華で煌びやかな雰囲気の中、カウントダウンを楽しみたい方にはおすすめです。
お酒とともに、食事は年越しそばや和洋折衷のオードブルなどが提供されます。
一方、レストラン船なら船内でブッフェとお酒を楽しみながら新年を迎えられます。
ブッフェの途中には年越しそばも出てくるため、大晦日の醍醐味を味わえますね。
食事がメインのクルーズは、ゆっくりと落ち着いた中でカウントダウンが行われるのです。
そのため、ゆっくり新年を迎えたい方は食事メインのクルーズ船が良いかもしれません。
横浜で夜景がキレイに見えるおすすめスポット8選 – 横浜で暮らそう
2つ目は、大さん橋で楽しめる除夜の汽笛と初日の出です。
横浜港で過ごすなら「除夜の汽笛」がおすすめとなっています。
「除夜の汽笛」とは、新年を迎えた瞬間に横浜港の船が一斉に汽笛を鳴らすイベントです。
そのため、大さん橋広場に「除夜の汽笛」を聞くため、多くの人が集まります。
横浜港に停泊する船が一斉に汽笛を鳴らす雰囲気は、幻想的かつ圧巻です。
「除夜の汽笛」が聞こえる時間帯は、23時45分〜24時15分となっています。
「日本郵船氷川丸」や「飛鳥Ⅱ」など、世界的な豪華クルーズ船の汽笛も聞けますよ。
また、出入国ロビーも開放されるため、クルーズ船で映画鑑賞もできます。
そもそも、大型船の汽笛を間近で聞くことは滅多にできません。
このように、普段は味わえない体験ができるのも元旦の横浜港ならではですね。
年越しから新年を迎えるまで30分間の体感は、あっという間。
大晦日の恒例行事「除夜の鐘」ならぬ「除夜の汽笛」といったところでしょうか。
「除夜の汽笛」は1996年に「残したい”日本の音風景100選”」へ認定されました。
これは、環境省(旧:環境庁)が日本の「その土地の風景とともにある音」を選んだもの。
新年の始まりと同時に、世界に向かって一斉に鳴らされる汽笛。小さな遊覧船から大きな豪華客船まで、異なる音色によるハーモニーが奏でられ、新年を迎える。「みなとヨコハマ」の代表的な音風景。
残したい日本の音風景100選 – 環境省
横浜市内で、横浜港周辺以外も「除夜の汽笛」が聞こえるエリアはあるのでしょうか?
船舶には、船体によって汽笛を鳴らす際の出せる音量に制限があるのです。
国土交通省が定めている「海上衝突予防法施行規則(第18条)」
第三章 音響信号及び発光信号
(汽笛の技術基準等)第十八条 法第三十三条の規定により船舶が備えるべき汽笛(以下「汽笛」という。)の音の基本周波数及び音圧は、次の表の上欄に掲げる船舶の区分に応じ、それぞれ同表の中欄及び下欄に掲げる基準に適合するものでなければならない。
「海上衝突予防法施行規則」- e-Gov法令検索
全長 | 基本周波数 | 音圧 |
200m以上 | 70Hz以上200Hz以下 | 143㏈以上 |
75m以上200m未満 | 130Hz以上350Hz以下 | 138㏈以上 |
20m以上75m未満 | 250Hz以上700Hz以下 | 130㏈以上 |
除夜の汽笛で大さん橋に停泊している船舶は、どれも「200m以上」に当てはまります。
これらのデータから、最大音圧である「143㏈」の汽笛が鳴っていることを想定。
一般的に、飛行機のエンジン音(120㏈)が聞こえる限界距離は「15~20km」です。
ここから、除夜の汽笛が聞こえる範囲は「半径10km前後」ということになります。
それでは、この「半径10km」が横浜市内でいうと、どのあたりまでを指すのでしょうか。
横浜市内「半径10km」エリア | 地区名 |
北部 | 綱島/大倉山/新横浜 など |
南部 | 東戸塚/港南台/六ツ川/能見台 など |
東部 | 生麦/鶴見市場/東神奈川 など |
西部 | 鴨居/二俣川/鶴ヶ峰 など |
聞き取りやすさ | 横浜市内のエリア |
聞こえる | 鶴見区/神奈川区/西区/中区 保土ケ谷区/南区/港南区/磯子区 |
一部地域で聞こえる | 港北区/都筑区/緑区/旭区/泉区 戸塚区/栄区/金沢区 |
ほとんど聞こえない | 青葉区/瀬谷区 |
このような条件から、横浜市内で「除夜の汽笛」が聞こえるのは上記の区です。
ただし、気温/風向き/障害物などによっても聞こえるエリアは異なります。
今回、記載している情報は地図上のデータや実際に住んでいる方から聞いたものです。
「一部地域で聞こえる」と記載したエリアも、横浜港に近いほど聞きやすくなります。
「ほとんど聞こえない」エリアも高台など、条件によって「聞こえる」場合があるのです。
あくまで参考程度として、ご活用いただければと思います。
普段は気にしていなかった方も、家から聞こえるのかぜひ確認してみてください。
自宅で除夜の汽笛を聞きながら、新年を迎えるのもアリですね。
大さん橋で除夜の汽笛を聞いたら、一緒にニューイヤー花火を見るのもおすすめ。
2023年も例年と同様、横浜ベイエリアで新年を祝う花火が打ち上がります。
打ち上げ花火は、日付の変わった0時から3分間の予定です。
鑑賞エリアとしては、新港中央広場/大さん橋/山下公園/臨港パークなどで楽しめます。
花火は高く打ち上がるため、建物による遮りがなければどこからでも見ることは可能です。
時間はとても短く一瞬ですが、新年を盛大かつ華やかに迎えられるのは良いですね。
「除夜の汽笛」と花火が終了した後は、大さん橋の屋上広場へ向かいます。
横浜ベイブリッジの右側から昇る「初日の出」を拝むことができるのです。
寒空の下、澄んだ空気の中で徐々に昇ってくる初日の出は絶景となっています。
初日の出からもらえるエネルギーで、1年のご利益をたっぷりいただけそうですね。
大晦日から訪れる場合は少し待たなければいけませんが、待つ価値は十分にあります。
ただ、大さん橋でのベストポジションを狙うなら、遅くても6時には待機していましょう。
なお、大さん橋付近は海風でとても寒いため、防寒対策をバッチリ行ってくださいね。
横浜らしい年末の音「除夜の汽笛」ってなに? – 横浜で暮らそう
3つ目は、横浜ランドマークタワー69階展望フロア「スカイガーデン」で年越しです。
スカイガーデンでは、大晦日「年越し」と新年「初日の出」に合わせた特別営業を実施。
地上273mもある69階の展望フロアは、日本で最も高いタワーの1つとなっています。
展望スペースでは、横浜を360度一望できる見晴らしの良い大きな窓がありました。
東西南北4つの方角に窓があるため、横浜の景色を楽しめますよ。
窓は遮る柱がなく、一面がガラス張りになっているのです。
双眼鏡も設置されているので、ここから観光スポットを覗いてみてはいかがでしょうか。
すべてのベンチやソファーは座った際、どの角度からでも景色を楽しめます。
温かみのある、木のぬくもりが癒されるベンチでリラックスできました。
営業時間は12月31日(日)が10時~25時、1月1日(月)が6時~8時(最終入場は元日深夜0時30分)。
その後は10時から営業しており、初日の出で縁起の良い新年が迎えられそうです。
天候が良ければ、房総半島側から昇る初日の出や富士山なども望むことができます。
暖かい室内で初日の出が拝めるのは、嬉しいですね。
ただし入場料金は通常よりも割高かつ事前予約が必要となるため、ご注意ください。
4つ目は、横浜マリンタワー30階にある展望フロアからの年越しです。
「横浜マリンタワー」は年中無休で営業しているため、カウントダウンも楽しめます。
大晦日は営業時間が延長され、106mの高さで新年を迎えられるのです。
展望フロアで新年を迎えることができ、横浜各地のイルミネーションが一望できました。
マリンタワーは、新年を迎えてから約5分間は全体がレインボーに点灯。
ライトアップは、あっという間に終わってしまうため、お見逃しなく!
他にも、カウントダウンライブなどのイベントも行われ、盛り上がります。
ただし展望フロアへは入場料がかかるため、ご注意ください。
リニューアルした横浜マリンタワーへ行こう! – 横浜で暮らそう
そして5つ目は、横浜中華街の迎春カウントダウンです。
横浜で定番の観光スポット「横浜中華街」の年越しもおすすめ。
横浜中華街は、2022年も大晦日から元旦にかけて「迎春カウントダウン」が行われます。
この年越しカウントダウンは、毎年恒例のイベントとなっているのが特徴です。
中華街全体が煌びやかなライトアップとなるため、毎年多くの観光客が訪れます。
まるで異国の地に来たような「インスタ映え」する雰囲気が見逃せません。
中華街ならではの華やかな雰囲気の中で、新年を迎えるのもアリですね。
イベントは、23時30分〜2時頃まで「横浜開帝廟」と「横濱媽祖廟」で実施予定です。
中国の伝統行事に習い、本場の年越しと同じ形式で出てくる催し物が1番の見どころ。
カウントダウン前は「中国舞踊」で盛り上がり、新年を迎えたら「獅子舞」が踊ります。
年が明けたら「新年好(シンニィェンハォ)」と言って新年の挨拶をしましょう。
新年を迎えた瞬間に、至る所で爆竹が鳴り響いて花火も打ち上がります。
少し聞きなれない大きな音が続くため、驚くかもしれません。
ここでは、大きな線香を持って五方向へ礼をする「中国式の初詣」も体験できますよ。
横浜中華街で、普段は体験できない文化に触れながら新年を迎えてみませんか?
最後の6つ目は、横浜の景色が一望できるホテルに宿泊することです。
大晦日はホテルに宿泊し、眺めの良い客室で年を越しながら新年を迎えるのもアリですね。
眺めの良い部屋に宿泊し、運が良ければ客室からニューイヤー花火も見れます。
有名な一流ホテルはとても人気で、1年前から予約を受け付けているところもあるほど。
横浜・みなとみらいエリアには、ここ数年でホテルの開業ラッシュとなっているのです。
大晦日に宿泊するなら「お正月宿泊プラン」で早めに予約しましょう。
朝は早起きして優雅に客室から初日の出を見れば、特別な1日になること間違いなし。
ホテルに宿泊せず、高層階のレストハウスやBarで楽しめる年越しイベントもあります。
同じホテルでもランク/サービス内容によって価格帯が違うため、比較してみてください。
全国旅行支援を使って横浜でリッチに泊まろう! – 横浜で暮らそう
家で年越しをする方は、年越しそばを食べながら「除夜の鐘」を聞くのもいいですね。
「除夜の鐘」とは、お寺の梵鐘を人間の煩悩数である「108回」撞く日本の伝統行事です。
お寺の住職が撞くものですが、私たちが「除夜の鐘」に参加できる場所もあります。
横浜市で実際に「除夜の鐘」を体験できるのは、以下のようなお寺です。
お寺によって実施方法が変更される場合もあるため、確認してから訪れましょう。
神奈川区にある「孝道山」の本仏殿では、大晦日の14時から打鐘されるのです。
受付は13時40分から行われるため、体験したい方は早めに行くことをおすすめします。
明るい時間帯から実施されるため、小さなお子さんも参加できるのは嬉しいですね。
また、港北区の「西方寺」では、大晦日23時50分〜0時を跨ぐように打鐘されます。
誰でも鐘は撞けますが、先着100〜150名ととても少ないので早めの参拝がおすすめ。
例年なら豚汁も用意されますが、コロナ禍以降は中止となって時間も短縮されていました。
中区の「妙香寺」では、2021年まで2年連続で一般参加の鐘撞は中止となっています。
一方、ここ10年で除夜の鐘を取りやめたり、一般の方々が撞けなくなっています。
金沢区にある「称名寺」の「称名晩鐘」と呼ばれる鐘楼は、大きくて立派です。
大晦日の夜になると、毎年「ゴーン」という除夜の鐘が響きます。
昔から地域の方々に愛され、参拝客が順番に撞くのが恒例となっていました。
この「称名晩鐘」は、大晦日だけで一晩に1000回ほど鳴らしていたそうです。
しかし、700年以上の歴史ある鐘は老朽化により、2011年から中止しています。
鶴見区の「建功寺」も数年前から約30年続いた一般の方による鐘撞が終了しました。
ただし、こちらは和尚さんが撞くため、全く鐘の音が聞こえないわけではありません。
現代のIT社会らしく、当日は「除夜の鐘 オンライン配信」も行われます。
「除夜の鐘」という日本の伝統的な恒例行事が薄れつつあるのは、少し残念ですね。
横浜で年越しするには、交通運行ダイヤにも注意が必要となります。
大晦日の「横浜駅」主要6路線における交通運行ダイヤについては、以下の通りです。
路線名 | 期間 | 交通運行ダイヤ |
JR 京浜東北根岸線 JR 横須賀線 | 2023年12月30日(土) ~2024年1月3日(水) | 1時~4時頃(約20~50分間隔) 0時~5時頃(約80分間隔) |
京急線 | 2023年12月30日(土) ~2024年1月3日(水) | 休日ダイヤ 終電の繰り下げ:下り列車3本/上り列車4本 (※1月1日(月・祝)~8日(月・祝)大師線の増発あり) |
相鉄線 | 2023年12月30日(土) ~2024年1月3日(水) | 土日ダイヤ (※終夜運転なし) |
東急東横線 | 2023年12月30日(土) ~2024年1月3日(水) | 土休日ダイヤ (※大晦日終電後に臨時列車を各1本運転) [東横線・田園都市線、渋谷始発] |
みなとみらい線 | 2023年12月30日(土) ~2024年1月3日(水) | 土休日ダイヤ (※終夜運転なし) |
横浜市営地下鉄 | 2023年12月30日(土) ~2024年1月3日(水) | 土休日ダイヤ (※終夜運転なし) |
参考:
大晦日終夜運転のお知らせ – JR東日本
年末年始の特別ダイヤについて – 京浜急行電鉄
年末年始の列車運行に関するお知らせ – 相鉄グループ
年末年始期間の列車運転について – 東急東横線
みなとみらい線年末年始の運転について – 横浜高速鉄道株式会社
年末年始期間中における市営バス・市営地下鉄の運行について – 横浜市
2023年の大晦日は、終夜運転の実施や増発する鉄道が多くなりました。
大晦日にお出かけする際は、鉄道各社の運行ダイヤを事前に確認してから利用しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで、2023〜2024年に開催される「横浜の年越しイベント」情報をお伝えしました。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
1年の締めくくりとなる大晦日は、さまざまな楽しみ方で新年に向けた年越しを行います。
横浜は人気観光地のため、数多くのカウントダウンイベントが開催されていました。
この日は街全体が賑わい、お祭りのような盛り上がりを見せるのです。
見どころは「横浜らしい」雰囲気を楽しみながら新年を迎えられること。
除夜の汽笛/船上カウントダウン/ホテル宿泊/迎春カウントダウン/初日の出 など…
2023年の大晦日は、イベントが盛り上がる横浜でいつもと違う大晦日を過ごしませんか。